予備試験時代の準備法

2010-03-23 14:58:47 | 司法試験関連
学生で予備試験も目指す人は,大学1年次から勉強を開始しないといけなくなります。予備試験に合格しただけでは,翌年から新司法試験の受験資格を取得するだけの意味しかありません。翌年新司法試験に合格して初めてミッション完了,という評価が可能となります。

だとすると,大学4年次に予備試験に受かるだけでは,翌年の新司法試験に合格するために5年生として意図的に留年するか,卒業して新卒資格を失うかという選択肢を迫られます。しかしこれはリスクが高いといえます。

そこで,「大学3年次で予備試験合格+大学4年次で新司法試験合格」というスケジュールが,大学同期の就職組と一緒に卒業できる条件となります。

今後は,大学3年で予備試験合格目標,もし駄目だった場合には,大学4年次に法科大学院受験と予備試験受験の併願作戦というのが現役生大学生の進路パターンとなりそうです。東大・京大や早慶などでは,これにプラスして国Ⅰ受験と言う組み合わせも出てくるでしょう。

まぁ,理屈の上では予備試験に1年生・2年生で合格するということもありえますが,一般的には3年・4年での合格というのが多くなると思います(有名私立付属校の場合,大学受験が無いので高校3年から準備して,2年次合格と言う人も近い将来出てくると思います)。

予備試験受験までの準備期間として通常2年かかるでしょうから,大学入学と同時に準備開始という人がこれまで以上に増えてきそうです。予備試験は回数制限も無いので,旧司法試験の択一のようにとりあえず受験する,という人も多くなりそうです。その結果,見かけの倍率は想像以上に凄いかもしれませんが,それは旧試験と同じことなので気にしないことです。早期に準備して夢を実現して下さい。
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