自分の立ち位置

2016-09-11 13:39:37 | 司法試験関連

不合格者と言っても、その属性はかなり異なります。ざっくりわけても、以下のようなカテゴリーに分かれるように思います。

①1600~2500番程度

②2500~3500番程度

③3500番以下

④短答不合格者

①は基本的に、L3対策が主眼になる人が多いかと思います。来年合格する可能性は非常に高い層です。「知識不足」というよりは「知識の使い方」などに難点を抱える層です。ただ以前述べたように、原因分析を誤ると同じような順位で沈む危険性があります(順位が下がることも普通にあります)。

②は、①に比べ、そもそも答案作成能力自体に難がある層です。L2に問題がある人が多いと思います。イメージとして、予備試験向けの答練で点を取れないような人です。「変なプライド」が邪魔すると同じ轍を踏むことになります。

③は、ごく例外的に知識はあってもその使い方に問題がある人がいます(未修者などに多いです)が、それ以外は基礎力不足が懸念される層です。L1から叩き直す必要があります。

旧司法試験のように、何番から何番はAとかバンド付してもらえるといいと思うのですが。A~Gまでありましたが、FとかGとかつくと自分の立ち位置をどうしても強く意識するものです。現行体制は順位を出しているからいいではないか、ということなのでしょうが、かえって受験生が自分の置かれた状況を認識しにくくなっているかもしれません。

同じ「不合格者」と言っても、①と③④はかなり実力差があると言えます。③以下の層はそのような状況を踏まえ、来年合格を目指すのであれば、気合入れた勉強の持続が絶対条件となります。まずは年内に基礎固めです。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« L1・L2の復習の仕方 | TOP | 急がば回れ »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。