237

2017-09-20 19:06:17 | 司法試験関連

表題の数字の意味わかりますか?本試験まで237日という意味です。

現時点の実力を「0」とし,合格ラインを「100」とすると,この237日で0から100まで数値を上げなければならないということになります。ある日突然いきなり50から100レベルになるなどと言うことはないので,右肩上がりの直線ないし曲線で少しずつ「100」に近づけていくことになります。

問題は,この直線・曲線には「限界時点」があるということである。このペースでは「もう間に合わない時点問題」です。野球で言うマジックナンバーみたいなもので,「ある時点の段階で、この数値では試験までに100まで届かない」という意味での「逆マジックナンバー」問題だ。

極端な例を挙げれば,5月に入っても基礎事項がガタガタであるとか,短答過去問で100点しか取れないとかいう場合,その年の合格はほぼ無理だと言うのはお分かりでしょう。しかし、このことは直前期になって「いきなり顕在化」するわけではない,という点が重要なのです。潜在的には12月や1月くらいにとっくに「アウト」になっていたのです。これが「そんなペースじゃ到底間に合わない問題」です。

「間に合うか間に合わないか」という問題は,直前期になれば誰にでも分かってくるものなのですが,例えば「10月の時点でこのレベル,このペース」で果たして「間に合うのか間に合わないのか」,と言うことになると途端に自覚しにくくなるのです。これが後々悪い意味で効いてくるわけですね。この危険性を常に意識することで,トップギアー状態を維持できるようになる。普段から1日1日の持つ大切さも自覚できる。直前期になると1日・1時間が大変貴重なものに感じられますが、客観的な価値は1年中どの1日も変わらないんです。

来年受かりたければ,四の五の言わずに,やるべきことをやるべき時期までに終わらせる事が必要不可欠であり,「できない,間に合わない」なんて言うのは単なる戯言にすぎない。このような強い気持ちを持って戦ってほしい。「やるか,やらないか」しかないのであり,もしそれができないのであれば、再来年合格計画に切り替えねばならない。「覚えられない,できない,間に合わない,でも来年絶対受かりたい!」なんて我侭はお天道様は許してくれません。どうしても来年受かりたいのであれば,「何としても間に合わせる」しかない。

現状の自分を再確認し,どのようなペース(=成長曲線)でいけば間に合うのか,常に意識して欲しいのです。そうしないと実は1月の時点で原始的不能でした,ということになりかねないからです

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