合格水準を越えろ

2013-06-03 13:38:20 | 司法試験関連

いつも述べていることだが,合格するために必要なライン,すなわち当局が絶対譲らない「合格水準」なるものは確実に存在する。合格するということは,その水準をクリアーするということである。

そして,この水準を上下できるのは当局の権限であって,受験生が勝手に上げ下げしてはならない。ここは違憲審査基準と異なるので注意が必要だ。

合格水準をクリアーするために必要な勉強は質と量の積で求められる。質が「0」ならば,いくら「量」を増やしても,0は0のままである。質がマイナスならやればやるほど合格は遠のく。質がプラスでも量が絶対的に不足すれば,まだ合格はできない。

この当たり前の「公式」を常に意識する必要がある。「来年絶対合格したい」と言うからと言って,受かるわけではない。「思い」だけでは,現実は変えられない。来年受かりたければ,残り1年で,合格水準を越えるだけの勉強が必要だ。質と量,どちらが欠けても少なくとも来年合格することはできない。この点だけは勘違いしないようにして欲しい。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする