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おかしな社会

2012-11-05 20:25:32 | 雑感

要は子供の癖に自分より金を稼いでいる,ネットでも生意気なことを発信している(かなり子供離れした意見を発信しているようです),だから何となく気に入らない,そこへ持ってきてこの騒ぎで「これ幸い」とばかりに「お前が馬鹿なんだ,悪いんだ」,というのが本当のところであろう。子供相手に尋常じゃなく器の小さい話である。

因みに「子供の保護」と言う話とはまた違うと思う。喫煙や飲酒等の規制は,そのような「権利」の「行使」を自由に認めると子供の心身の発育に悪影響を及ぼすので制限する,というロジックである。つまり,行使する権利そのものに内在的に「行為の危険性」があるため,「大人が保護する」という形で子供の権利を制約しているわけである。

しかし,今回は単にネットで発言をするだけの話であり(営利目的だったり,出会いサイトの運営や援助交際等をしているわけではない),純粋な表現の自由の行使である。つまり,「権利行使そのものに内在する危険性」という話ではない。むしろ問題は殺害予告や人の悪口を喜々として書き込む「加害者」サイドにある。もし規制するのであれば,このような表現の自由の方であろう。

低レベルのユーザーがいるから,子供の(正当な)権利行使の方を制約すべきである,というのは,「敵対的聴衆」の存在を理由に,正当な表現の自由の行使が制約されてもやむをない,というのと同じである。この発想は,加害者になった方が勝ちの論理,イジメの推奨に他ならない。殺害予告の書き込みについても,「中傷に過ぎないんだからいいじゃないか」という意見もあるようだが,完全に他人事である。自分が同じ立場になったらどう感じるか,という想像力の欠如が甚だしい。一般的に考えたって気持ちの良い話ではないし,有名人のように面が割れている人間に冗談か本気かの判断を背負わせるのはリスクがでかい。本当に殺す気の人間がいる可能性が絶無ではない以上,私生活の平穏は十分に侵されている。

昨今,「やられても我慢しな」という論理が平然とまかり通っているようだが,このような「やったもの勝ちの風潮」が社会に閉塞感をもたらしているのも事実であろう。いい加減,正気に戻る必要があるのではないか。

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正気の沙汰とは思えない

2012-11-05 19:30:25 | 司法試験関連

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121105-00000002-jct-ent

11月1日、春名さんはツイッター上に「はるかぜちゃんをナイフで滅多刺しにしてドラム缶にセメント詰めて殺したい」という書き込みを発見。春名さんは子どものネット使用規制が進むことを避けたいと通報することをためらっていたが、家族と相談し、11月2日、神奈川県警へ通報した。通報後、春名さんには「ガキがTwitterなんてやるからこんな事になるんだよ」など、子どもがネットをすることに対して批判が殺到した。「通報したら、おとなに頼らないとじぶんの身も守れない子どものくせにネットなんかするなって言われちゃうの、わかってたのにな」と自身が危惧した通りの結果になってしまったことを悔やんでいる。また殺害予告は単なる中傷で過剰反応ではないかという声に、春名さんは「本当に殺されそうになるまで、がまんすればよかった」とツイートしている。

正直全然理解できない。何故,被害者に「批判が殺到」するのか?批判の書き込みをしているやつら,もはや正気とは到底思えない。大人に頼らないと自分の身が守れないなら,何もできないのか。してはいけないのか?これは子供の人権「全否定」に近い暴論だ。9歳の子に「本当に殺されそうになるまで,我慢すればよかった」と言わせる日本社会は腐ってる。最近の芸能人のツイッター閉鎖騒動も違和感を凄く感じていたんだが,ネット住民って頭おかしいのが多すぎじゃやないか?

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秋の京都,大阪,二都物語

2012-11-05 18:32:31 | 司法試験関連

11月26日27日に「秋の京都・大阪オープン・スクール祭り」をやります。カウンセリングも各校で行います。

26日夜が大阪梅田ライブ,27日は昼間に有名私立大学で講義して,その後京都校でライブです。で,新幹線終電で東京に戻る強行軍です(笑)

今回は平日なので,残念ながら中部日本の雄,名古屋には窺えないのですが,せっかく大学講義で関西に行くので,京都,大阪でオープンスクールを組むことにしました。今回はL2レベルの重要性,ということで,旧司法試験の論文問題を使って,如何に「本試験向けの試験対策を行うか」について実践してみたいと思います。

当初,京都の大学講義だけだったので(日帰り予定でした),時季的に大好きな京都の紅葉が楽しみでしたが,まず鑑賞する時間は無さそうです(笑)。遊びに行くわけではないので当たり前ですが。関西の人見に下さいね~☆

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課題追加

2012-11-05 18:19:25 | 司法試験関連

水曜日の論文突破実践力完成講義(講義編)刑法第3回の予習課題ですが,以下の3問を追加いたします。

第89問,第97問,第105問 

です。

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20%

2012-11-05 17:58:23 | 司法試験関連

短答も気になる年頃だと思います。答練の点数の目安が,旧司法試験のように安定・明確ではないので悩ましい,という方も多いかと思います。ここは受験生1万人,合格者2000人とおおざっぱに考えて,目安上位20%辺りを「合格ライン」と考えれば良いと思います。

ん?短答合格人数は5000人以上だから平均点で良くないかって?「全然良くない」です。短答合格という事実には,正直何の価値もありません。単に採点対象者になるかならないかぐらいの意味合いしかないからです。問題は,「論文を突破できるか」であり,突破できるのは,5000人ではなく2000人に過ぎません。「短答力」=「論文基礎体力」を意味するので,ギリギリ合格ライン(本試験でいう短答ボーダーライン)なんかで安心している場合じゃないんです。本番での2000番ライン=250,260点ラインを目指す以上,模試でもそのラインを目標にしないと意味ありません。

上位20%を目指しましょう。

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