Pike's Peak/Dave Pike
(Epic LA16025 jp.reissue 23AP 85)
(Epic LA16025 jp.reissue 23AP 85)
久々にエピック盤を行ってみよう!このレーベルには実に味わい深い好アルバムが多いですよね。カーティス・フラー、フィル・ウッズをはじめいわゆる名盤が目白押しです。本日アップのバイブ奏者のデイブ・パイクの一枚も、バイブ+3リズムのいわゆるワンホーンスタイルの構成で、パイクのドライブ感とリリシズム溢れるバイブ演奏を味わえる内容です。そして、リズムに絶頂期のエバンスが含まれている点でも有名ですね。録音は62年、ラファロを失ったあと約半年後の吹き込みに当たり、エバンスの生涯のなかです最も注目すべき時代の演奏としても知られていますよね。
メンバーはDave Pike(vib), Bill Evans(p), Herbie Lewis(b), Walter Perkins(ds)という黒人2人、白人2人の構成です。A-1の"Why Not"からぐっと引きつけられます。どこかで聴いた曲想だなと思って解説を見ると、コルトレーンの"Impression"と同じ曲だと記載があり納得してしまった。まさにモード!という演奏です。一見、マイルスのKind Of Blueをも思い出させます。冷徹にも聴こえるエヴァンスが最高です。続くA-2の"In a Sentimental Mood"とB-1の"Besame Mucho"は人気曲ですが、いずれもこの曲の名バージョンと言われるにふさわしい好演ですね。スローテンポのオーラス、”Wild is The Wind"もパイクのリリシズムが横溢する好演です。選曲も心憎く、ジャズファン必携のアルバムにふさわしいですね。
所有盤はお気に入りの国内盤再発です。国内盤すら結構な値段がついていたような・・・思いがあるのですが・・・。現在はCDで容易に入手できますよね。
これは好きなレコードです。僕の手持ちもCBSソニー盤です。ヴィブラフォンの音もファットで(ややピーキーか?)なかなかいいステレオ録音だと思ってます(笑)エヴァンスのピアノも気楽な立場の良さみたいなものが出てるように思います。
おそらくですが、オリジナルハ相当高価だろうと思います。パイクのアルバムでは最も有名ですし、エバンスの透明感のあるピアノが絡んで、素晴らしい音場を形成していますよね。
さすがエピックらしいアルバムといった感じでしょうか。
ヴァイブとピアノの透明感あるコラボレーションもエヴァンスの参加でその価値は増していますね。
バラードのしっとり感もいいですが、ミディアム・テンポにおけるエヴァンスの溌剌プレイが個人的には好きです。
以前所有しておりましたが、紙ジャケCDは結構な値が付いていた気がします。
おっしゃる通りで、演目、メンバー、ジャケ、レーベル、どれをとっても素晴らしいですね。エバンスの絶頂期を捉えた演奏ですし、パイクのリリカルなプレイと絶妙のブレンドが聞けますね。
CDでも高値とのこと。国内盤再発でも結構高価ですから、オリジナルは凄いんでしょうね。
選曲がいいですね。このパイクスさんの好みなんでしょうか。エバンスは、弾きにくそうな曲もあるなと思いました。「ベサメ・ムーチョ」とかね。
うなり声は許せるかな。キースに比べたら。
CDでは安くてにはいるのですね。
選曲もすばらしいし、両者のプレイも透明感があり美しいですね。カバーもいいですね。
パイクの唸り声も確かに聴こえます。
ご指摘のキースはじめパウエル、ライオネル・ハンプトンなどの唸り声も有名ですよね。唸り声、「それはそれでよし」という感じでしょうか?
何か1枚といえば、Riverside の
「It's Time For Dave Pike」を、挙げますね。
バリー・ハリスpとの共演。
ご指摘のアルバム、自分もfantasy reissueですが所有していますが、渋いハリスの低音を生かした濃くのあるピアノ、自分も大好きです。ちょっとソニクラ風にも聞こえますね。
偶然にも昨日聴いたばかりでした。
芯のあるモノ盤で聴いてみたい一枚ですね!
ハリスがさらに迫ってくかもしれないなんて思っている次第です。