'The Way I Feel'/'Big' John Patton
(Blue Note 4174)
(Blue Note 4174)
ブルーノートのオルガンシーンは、もうこれなしでは語れないジミー・スミスの存在が大きすぎ,追随する他のプレーヤーはどうしてもかすみがちです。そんななかジョン・パットンはルードナのナチュラルソウルでBNシーンに登場し,第一作"Along Came John"からコンスタントにリーダーアルバムを録音していきます。
本作は彼のBN第3弾に当たり,ブルース,バラード,3拍子とあらゆるタイム感覚でファンキーなプレイを披露しています。フロントにBN初録音のトランペット奏者,リチャード・ウィリアムスとハイスクール時代からの盟友フレッド・ジャクソンを加え,ギターのグラント・グリーン、ドラムのベン・ディクソンのクインテット編成です。全5曲,パットンのオリジナルで構成されており,特にA-1の"The Rock"が好きですね。基本的にはブルースですが,ストップタイムを駆使したテーマに次いで現れるウィリアムスのソロにまずニンマリです。続く,パットンのソロもグルービーでバックのリフにのって絶好調ですね。この後のジャクソンのテナーソロもソウルフルです。グリーンはいつものシングルトーンで同じフレーズを繰り返す独特のグリーン節連発で各自の個性が爆発した素晴らしいテイクだと思います。A-2のタイトル曲では、ジャクソンはバリトンに持ち替えアーシーなソロを展開します。続くウィリアムスもやや線が細い感じは否めませんが、なかなかメロディックで大好きなプレーヤーですね。
BNのNEW YORK, USAレーベルでモノラル,オリジナルと思います。ブルーに白と紫のロゴ,そして煙草を持ったパットンのポートレイトがイカしています。
写真が命のblogですが,なかなかVWネタとかキャンプネタが休みにならないと出て来ないし,おまけに休みがなくなったのでレコード紹介に終始している今日この頃です。
これとても結構大変です。日本語解説がない海外盤が多いのでカバー裏の英語と対峙して,演奏を聴いてから書いてます。アップには時間がかかります。
blogに来てくれる皆さんは非常にたかい見識をお持ちなので,いい加減な事も書けないですし・・・
別にさぼってる訳じゃないですが,休みが少なく他のジャンルのログが書けないだけです。(笑)
今日はSAM&DAVEのSAM MOOREをアップしました。最近67camper's blogに似てきているきょうこの頃。
コメントよろしくお願いします。
この盤,東芝は出してなかったかも?
アナログはオリジしかないかも知れませんね。
自分もCandid盤(再発)しか所有してないですがR.Williamsはいいですよね。BNでは御指摘のようにこれが初吹き込みで他には?です。
BN東芝再発で自分もかなり間が埋まった感じがしますね(笑)。
必ず買うぞ~! モノラル盤が欲しいです。
ご紹介のパットンやF・ローチ、ベイビーフェイスなんかの渋いオルガンのLP・・確か15年位前に東芝からドバッと再発されましたよね。その頃はコテコテにあまり興味なかったので購入せずじまいでした。このアルバムもメンバーで音が聴こえてきそうですね!R・ウィリアムスってブルーノートでは珍しいのではないでしょうか?自分は結構好きなtpでCANDIDのリーダー作なんか良く聴きます。