Willis Jackson/Cookin' Sherry
(Prestige 7211)
(Prestige 7211)
久しぶりにコテコテから一枚いってみよう!このリーダー、ウィリス・ジャクソンはプレステッジのコテコテソウル路線の根幹的なアーチストです。楽器はテナー、そのアーシーなブルースプレイや色気すら感じるバラードプレイは日頃、コテコテ系をあまり耳にしない方にも一目置かせる魅力を感じると思うのですがどうでしょう?本日は、このジャクソンのプレステッジ盤から一枚いってみようと思います。
メンバーはWiilis Jackson(ts), Jack McDuff(org), Bill Jennings(g), Milt Hinton, Wendell Marshall(b), Bill Elliot, Al Johnson(ds), Buck Clark(conga)という布陣です。A-1のタイトル通りにメロウな"Melow Blues"でのJenningsのブルージーなギターは感動ものですよ。A-3のバラード”When I Fall In Love"のジャクソンのコテコテ系バラードプレイが冴え渡るトラックも捨てがたいですね。B-1のマクダフのソウルフルなプレイがいいタイトル曲もアーシーでこのグループの特徴を示したものといえますね。通常、レギュラーグループではベーシストを入れないジャクソンですが、ここではヒントン、マーシャルの2人のベテランを加えています。これがまたより厚いサウンドに仕上げてくれていますね。
所有盤は、Bergenfield NJの黄色/黒ラベルです。ジャクソン/マクダフ/ジェニングスとくれば、放っておけませんね。
同じ面子であの有名盤7172「Cool Gator」がありますね。
聞き比べてみたのですが、雰囲気が似ていますので同じセッションのものもあるのでしょうね。
Jackson、McDuff、Jenkinsの組み合わせはPrestigeに何枚か有って、私もレコード棚をつついてみたら4枚ありました。
年代を追うことにコテコテ度がまして、この7211のようなゆったりさが無くなっていくのが判ります。
Jenkinsの指が年代を経るごとに早く動くようになっていくのがほほえましいです。
この後事故で指を何本か無くし、失意のうちに亡くなったとことを思うと感慨ひとしおです。
この組み合わせで4枚とは、さすがebiさんですね。
自分はレコード棚を見てみましたが、このアルバム以外では「together Again!」のみでした。
有名盤7172「Cool Gator」は持っているつもりでしたが、ありませんでした。多分、夢の中で購入していたのでしょうね。
最近、こういう勘違い多いです(涙)・・・
Jennigsのギターは、こういったふるいタイプのゆっくりしたフレーズを重ねる方が味があって大好きですね。もちろん早く弾けるのでスローで光るのでしょうが・・・