Scottie Plays The Duke/Shirley Scott
(Prestige 7163)
(Prestige 7163)
ほとんどのオルガン奏者は第一人者であるジミー・スミスのスタイルを踏襲しているのは万人が認めるところですが、彼女のオルガンの師匠はジミー・マグリフであったと言われています。彼女は元々ピアニストでそこからオルガンに転向したプレーヤーですが、オルガンのフットペダルがうまく使えず、結局ベーシストを加えたトリオでやっているうちに自分のスタイルを確立していったと言われています。当然ピアノ的なオルガン奏法であり通常のベースレスのオルガン奏者のようにベーストーンを弾く事はありません。またここでは、ピアノとオルガン両方をプレイするスコットを聴く事が出来るのです。それも曲ごとにこれはピアノで、これはオルガンでと言う訳ではなく、一曲の中で両楽器を使い分けると言う離れ業(振り向き技でしょうか?)をやってくれてます。
題材はエリントン曲集で、問題のベースはいつものジョージ・デュビビエ、ドラムはアーサー・エッジヒルがつきあっています。デュビビエのピチカートに導かれてはじまる"Caravan"がオープニングです。続いての"just squeeze me"で早速の振り向き?テクニックを披露しています。"C-jam Blues"のグイグイ引っ張るデュビビエのwalking bassが素晴らしいですね。スコットのオルガンも高音域を駆使したザラッとした音色でgroovy!、アルバムのベストトラックと思います。Aラスの"Prelude to A Kiss"はテーマからピアノ+オルガンを交えた演奏です。バックを流れるオルガンのトーンの上にちりばめられたピアノはなかなかにリリカルですよ。 サイドBの"In A Sentimental Mood"や"In A Mellow Tone"の演奏もブルージーなスコットと乾いた音色のデュビビエとの相性が抜群です。
Prestigeの黄黒、Bergenfield N.J.レーベルのモノラル盤です。ブラウン系の落ち着いたカバーも好ましいですね。スコットのスタイルはコテコテ愛好家では評価が低いですが、prestigeにこれだけのリーダーアルバムを残したと言う事実は、将来を嘱望されたタレントの証明であろうと思います。
Arthur Edgehillと言えば、カフェボヘミアのドーハムがそうでしたっけ?渋いドラマーですね。
スコットのシルバー集は、国内盤?輸入盤再発(fantasy reissue)で出ましたよねぇ?
シャーリーのアルバムでは「ホレス・シルバー曲集」を探しています。
さてスコットの盤についてです。やはりギターがらみのアルバムは御指摘のようにほとんどありませんよね。ebiさんもお好きなKBとの競演盤があるのですが残念ながら未聴です。タイトルはTravelin' Light(prestige 7328)だったと思います。このアルバムでもやはりベースマンを入れているようですよ。でもKBだと、いわゆるオルガントリオのギタリストのような動きはしていないのかもね?
エリントン曲集なんてコテコテではどうかななんて思います。
確かに、やせて黒い○竹○○ぶの様な感じもしますね。
自分的には日本人が好みですが・・・
相変わらずアップ精力的で恐れ入ります。
私もこちらのブログでトラックバックさせていただきたい盤がいっぱいあるのですが、リンク画面を開く時間すらなく不義理してしまって申し訳ありません。
Shirley Scott、良いですよね私もオルガンは大好きで結構聞くのですが、なぜか彼女の盤少ないんですよ。
理由は、彼女あまりギタリストを使わないのでギター好きの私からすると購入後回しとなってしまうからなんです。
何故使わないんでしょうね?オルガンの継続音と歯切れのいいギターの絡み合いはオルガンジャズの醍醐味なんですけれどね。
ギターが無くても余りある魅力が彼女のキーボードにあるということなんでしょうね。
それともベースマン入れているのでギタリストの給料が払えないと言うことなんでしょうか(笑)。
ギター弾きと演っている彼女の好盤が在れば御教授ください。
camperさんはスコットお好きなようですね。オルガン奏者には珍しく?ベースを入れている訳がわかりました。一時期レアグルーヴとか称した?ブームがありましたが今はこの手のオルガンやコテコテ盤はどうなんでしょうかね?自分はオルガンあまり持ってないんですよね。スコットは日本盤再発でPlays Horace Silver(Prestige)持ってますがここでもH・グライムス(b)入れてます。
蛇足ながらこのカバーのスコット・・女優の大○しのぶに似てませんか(笑)