
Liberian Suite/Duke Ellington orch.
(Columbia CL6027)
(Columbia CL6027)
みなさん、リベリアという国をご存知でしょうか?アフリカ西部にあり、アメリカ合衆国で解放された奴隷が作った国で、1847年に独立し、現在のアフリカの中ではエチオピアに次いで古い国なんだそうである。地理の教科書的には安価な手数料や船舶国籍証書の発行の便宜を図る便宜置籍国として知られていますよね。アメリカの肝いりで出来た国でもあり、国旗がA star and stripesというのもアメリカの強い意志が見え隠れしますね。アメリカ音楽代表のエリントンが奴隷解放の意をこめて作曲したのがこのリベリアン組曲です。
1947年録音のこのアルバムはA面3曲、B面3曲の構成です。A-1の" I Like The Sunrise"はバンドシンガーと言えばエリントンではこのひとですね。そうです、アル・ヒブラーの名唱が聴けるのがうれしいですよね。彼の太いバリトンボイスが冴え渡ります。おそらく間奏はカーネイのバリトンサックスですね。以後の曲はDance No.1~5のタイトルが付いています。No.1のAl Sears(ts), No.2ではJimmy Hamilton(cl), のちのブルーベックがコロンビア盤でとリあげたNo.3ではRay Nance(vln), Al Killman(tp), Carney, Dance4ではホッジスのアルト、最後のNo.5ではTyree Glenn(tb), Carneyがfeatureされます。このように本当に名手揃いですし、このアルバムでは至る所で贔屓のハリー・カーネイが活躍してくれますね。40年代後半とは思えない録音も素晴らしいです。
所有盤はコロンビアの10インチ、オリジナルでイラストが気が利いています。
おおっ、エリントン!
偶然ですが、昨日は、エリントンとレイ・ブラウンのデュオ。今朝、エリントンとジミー・ブラントンのデュオ4曲を聴きましたよ。
この紹介盤「リべリア組曲」・・・10インチ盤ですか。これ・・・12インチ化されてるんですかね?
エリントン楽団のレコードを、ちょっと大きな音でかけている時、ハリー・カーネイのバリサクが鳴り出すと・・・その音圧にびっくり!てなことがたまにありますね(笑)
エリントン自体のアルバムは今までそんなにアップしていなかったなぁ・・・とおもい出てきたのがこれです。
確か12インチもあったと思います。別カバーの記憶がうっすらありますからおそらくそれが12インチでしょうか?・・・
やっぱりエリントンではホッジスとカーネイですよね。
この2人がいないとはじまりません。
ハンドルネームからしてエリントンファンの方ですね。
このイラストカバーもいいですが、別カバー(12インチ?)も結構味がありますよね。
オリジナリティで行くとやっぱりこの10インチでしょうか?
でもカバーは好みがありますからね・・・