I'm Glad There Is You/Gloria Lynn
(Everest LPBR5126)
(Everest LPBR5126)
黒人女性シンガーと言えば,容姿から評価されるポイントが我が国では低いためか正統な評価がなされていない多くのシンガーがいます。ビリーをはじめエラ,サラ,カーメンの御三家までは,容姿関係なくそれなりの評価を受けていますが,それ以外ではよっぽどじゃないと取り上げられることがない実状があります。このグロリア・リンやダコタ・ステイトンなどは,アメリカ本国ではとても人気があったことは疑いもない事実だろうと思います。グロリアに於けるエベレスト盤やダコタのキャピトル盤のおびただしい数の録音を見れば(聴けば),いかにアメリカでは評価されていたかと言うことがわかります。本日はピアノトリオをバックに彼女の実力を余すところなく発揮した好アルバムをアップいたします。
彼女のボーカルですが,広い声域,乗りの良いアップテンポ,ドラマチックなバラードなど,どれをとってもエラ,サラと遜色ないと思います。そしてバッキングトリオがすばらしいのです。自分にとっては幻のピアニスト(エピック盤で有名だが手に入らないぞ~!)のHerman Foster, リーダーで左利きのEarl Mayのベース,Grassella Oliphantのドラムと言うメンバーです。特にFosterのピアノはリーダー盤が入手しにくく、一部のルー・ドナルドソンのアルバムとともに貴重だと思います。収録曲ではA-1のタイトル曲を聴くだけで彼女の実力を充分に知ることができると思います。他にもA面では"Old Man River", "Trouble Is A Man", B面では"ステラ”, "All Night Long", "Birth of the Blues"など黒人的な選曲がまたいいですね。
所有盤はエベレスとのモノラルオリジナル盤です。インナースリーブもカラフルで良いですよね。人気がないようですからリーズナブルプライスでGetできると思います。チャンスがあれば聴いてみては?
人気がないので比較的安価で入手できるのもうれしいです。
いつの間にかいっぱい集まってしまいました。
スカは無いですよ。
http://bluesvoice.cocolog-nifty.com/photos/black_royal/gl1.html
ところでFOSTERのエピック盤(2枚)ってそんなに入手困難でしたっけ?そう言われてみれば最近はあまりみかけないような気もしますが・・・・。どいうわけかARGO盤とともにEPIC盤2枚も手元にあります。ピアノトリオも1枚くらいなら良いと思いますが3枚ともトリオではさすがにちょっと・・(笑)。SAXを入れたリーダーアルバムをこの頃に作っていれば、もっと人気が出たでしょうね。
ebiさん御得意のジャンルですよね。リンクから行けるアルバム,自分も所有しています。このようなオケがバックのモノも良いですが,やはりアップしたアール・メイ・トリオがバックのモノとやはりハーマン・フォスター、リロイ・ビネガー,メル・ルイスのとリオがバックを務めるLV,Thunderbirdのライブが好きですね。
濃いですが、グロリアの歌唱力は文句なしです。
Fosterのepic盤、自分にとってはどうも縁遠いアルバムです。いまだ入手できずにいます。
アーゴ盤は↓ですよね。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/c67c95d679f4a1f86c60c3b794414033
これも結構入手困難でしたよ!
サックス入りはルードナのアルバムで充分では・・・?