67camper's Blog

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オルガンとの相性も抜群のスティット

2012-11-04 10:59:32 | jazz & vocal

Low Flame/Sonny Stitt
(Jazzland JLP71)

 パーカーの影とか言われて,とかくサックスファンからは軽視されがちなスティットはこのニックネームがいやでテナーを持つことも多かったと聴いてます。後年んはバリトンや電気楽器にも手を出したりして払拭をはかる努力を惜しまなかったのかも知れません。でも所々にパーカーフレーズが頭をもたげてくるのは園影響が絶大であった事が偲ばれますね。パーカーはオルガンを相手に演奏したレコーディングがあるのかないのか・・・?バードの古い録音に明るくない管理人は知る由もありません。まあない、少ないだろうと想像しているのですが、スティットはオルガン相手の録音が多いのも特徴です。本日はジャズランドの一枚,Don Pattersonとの共演盤です。

 録音は62年。テナー奏者がこぞってオルガン相手にファンキーアルバムを録音した時代です。メンバーはSonny Stitt(ts, as), Paul Weeden(g), Don Patterson(org), Billy James(ds)のカルテットです。オープニングのタイトル曲"Low Flame"はお得意のブルースです。スティットはテナーを駆使してブルージーに吹いてくれてます。得意のチャラリラリラリラのバードゆずりのフレーズ連発ですが これぞスティットの個性ですね。B面は一転してアルトで攻めます。B-1の"Close Your Eyes", B-4の"Fine And Dandy"はスティットが唄モノの名手であることを改めて認識させる好演です。またオリジナル曲ですがB-3の“Baby, Do You Ever Think Of Me"の情感溢れるアルトでのバラードプレイが最高ですね。個人的には,このバラード中心にアルトを聴かせるB面がお気に入りなのです。もし、聞き逃していたら一度ターンテーブルに乗せてみてくださいね。

 所有盤はジャズランドのオレンジレーベル,モノラル,オリジナル盤です。つい最近までシュリンクラップもしっかり残っていたのですが撮影のためにはずしちゃいました(笑)。



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