A Slow Hot Wind/Jacqueline Peters
(Warner Bros. W1597)
(Warner Bros. W1597)
ワーナーブラザーズというレーベル、インストものも含めて西海岸系の良いアルバムが多いなあ・・・。インストものではマーティ・ペイチ、チコ・ハミルトンなど、ボーカルではなんと言ってもジョニー・ソマーズの諸作でしょうか?ジョビンのアルバムなんかもあってなかなか粋なラインナップですね。本日はLA生まれのモデルさん"Jacqueline Peters"の知ってる限りでは唯一のアルバムをアップしてみます。ジャズ批評では“吐息派”なんてくくられてますが、適度にハスキーなボーカルはボーカルファンなら一聴に値するものではないでしょうか?。
バッキングはMilton Delugg, William Staffordのオケです。ジャジーな曲もありますが、POPボーカルの範疇に入れられるべきアルバムかもしれません。A面ではHenry Manciniのタイトル曲A-5の"A Slow Hot Wind", Gordon Jenkinsの"A-1"Blue Prelude"やA-3のおなじみの"Goodbye"などなかなかの好唱を聴かせてくれます。B面の"Just You, Just Me"のジャジーなボーカルも忘れることができないですね。B-3の"Love Me"やB-4の"This Is New"はボッサで当時の世相を反映した選曲で、テナーのバッキングが効果的です。B-5の"Nobody's Heart"のintimateなボーカルも良いですね。B-6の"I Fall In Love Too Easily"の柔らかな語り口も好きですね。
所有盤は、WBのモノラル盤でゴールドのセンターラベルです。おそらくオリジナル盤ですかねえ?こんなモデルさんも結構うまいボーカルを聴かすところが、アメリカショービズの特徴なのかも知れませんね。
こんばんは
貴ブログを拝見して, 僕もこのアルバムを久し振りに聴いてみました。
吐息派という表現は当たらずとも遠からずという印象ですが、結構聴かせてくれますよね。
僕のはステレオ盤/WS1597ですがオリジナルだろうと思っています。
それと表ジャケの写真よりジャケ裏の白黒写真に魅力を感じます。
表ジャケの写真は口をヘの字にしているのでご機嫌悪そうに見えるんです。裏ジャケのは微笑んでいて好きです。
そうですね。ご指摘のように結構聴かしてくれます。
バックカバーのB&Wのフォが美しいですね。
さすが、kuirenさん。
ボーカルと名のつくものは、全て所有されてますね。