Miss Teddi King/Teddi King
(Storyville LP314 )
(Storyville LP314 )
Bostonのマイナーレーベル、Storyvilleに録音されたテディ・キングの10インチ盤です。このBurt Goldblattのカバーで有名なアルバムです。このレーベルについてリー・ワイリーのStoryville盤のところでも述べましたので参照していた だければと思います。テディ自身もボストン出身の白人歌手で、そのヴォーカルの素晴らしさに付いては以前のジョージ・シアリングのMGM盤の所でも触れま したが、良くのびるウォームなボイスのボーカルが特徴で自分のfavorite singerの一人です。
このアルバムでは、当時の有名なジャズメンを伴奏陣に起用しているところもその人気の要因ですよね。ピアノのJimmy Jones, ベースのMilt Hinton, ドラムのJo Jonesに加えRuby Braffのトランペットが参加しています。各面4曲ずつで、A面の”Love Is A Now and Then Thing”と"New Orleans"のボーカルはマイナーな曲調にテディの声のマッチングが素晴らしく、後者でのブラフのミュートトランペットのからみには息をのんでしまい ます。B面も同様の趣向でゆったりとしたリズムでバラードを唄っていきます。Love Is Here to Stayでもブラフの絡み付くようなトランペットが最高です。
このカバーは超有名でしょう!!!Storyvilleのオリジナル10インチ盤で結構高かったなぁ。40-50$だった記憶がありますが、それ以後出会えてないので、やはりかなりの入手困難盤だと思います。
これまた有名な?幻盤ですね。ついぞ見かけたことありません。寺島某さんも絶賛していますよね。T・キング・・寺島某の言うとおりCDではなくLPで聴くべきボーカル盤でしょうか。ストーリービルが国内発売(トリオ?)された中にもこのLPは入っていませんでした。これの入手はきついでしょうね(笑)
米国のレコードオークションではときどきこんな日本で幻とされているアルバムが出てきます。
最近は、外国人(アメリカ以外の入札者)が増えたので価格的に旨味がなくなってきましたが・・・。
アナログにこした事はないように思います。
ボーカルファンはアナログ探すでしょうね!
でも、テディ・キングのボーカルは良いから聴いとこうか?と考える方にはCDでOKですよね。
なんか変なコメントですね。(笑)
全く、目の保養になりました♪
私は紙ジャケ仕様のCDで我慢の子ですが、いつかは本物を手にしたいと思っています。
なかなか出て来ないコンディションかも知れません。
まあ、気長に探してください。
御健闘を祈ります。