The Impeccable Mr. Wilson
(Verve MGV8272)
(Verve MGV8272)
ウィルソンのピアノはいつ聴いてもとてもリラックスできるピアノトリオです。ぎすぎすしたところはないし,深夜、ポッとめざめてネットに対峙したい時のバックミュージックにも最高です。まさにタイトル通りで,欠点のない、申し分のないピアノと言ったところだと思います。以前にも2枚のverve盤をアップしていますが、いずれもリリカルなスイングスタイルのピアノは彼ならではの個性だと思います。
パーソネルはTeddy Wilson(p), Al Lucas(b), Jo Jones(ds)のトリオです。全体的には演奏が短めなのはいつものテディのトリオアルバムと同じです。A面は"I Want To Be Happy", "Ain't Misbehavin'", "Honeysuckle Rose","Fine and Dandy", "Sweet Lorraine", "I've Found A New Baby", B面は"It's the Talk Of The Town", "Laura", "Undecided","Time On My Hands", "Who Cares", "Love Is Here To Stay"というラインアップです。テディの軽いスウィングスタイルとマッチした選曲のすばらしさは最高ですね。また,テディの音楽を熟知していると言われるジョー・ジョーンズのブラシを中心としたドラミングも見事です。カバーは淡いブルーのモノクロ写真が使われており,バックカバーには"Burt Goldblatt"のクレジットが見られます。
所有盤はverveのトランペッターラベルでモノラル盤です。
中途半端なカクテル・ピアノとは全く違う、何か凛としたものも感じられて大好きです。
おお、ここにも"Burt Goldblatt"が。
意外すぎて気付きませんでした。
今、THESE TUNES REMIND ME OF YOUを探しているところです。
トリオではありませんが、BRUNSWICKのSESSIONもCOMPLETEしたいものです!
そうですね。古いスタイルですが、最後までそのスタイルを貫き通したピアニストですよねぇ。
ある意味どれをとっても駄作はなく、一定の品質が保たれたアルバムばかりです。「THESE TUNES REMIND ME OF YOU」もそんな一枚ですよね。自分も国内盤です。これなら入手は容易と思いますよ。