Soul Groove/Johnny Griffin & Mathew Gee
(Atlantic SD1431)
(Atlantic SD1431)
グリフィンとマシュー・ジー、これにオルガン入りとくればこれは期待が持てる。本日はこのグリフィン唯一のアトランティック盤をアップしますね。うねりにうねると言ってもグリフィンはいつのも調子、根っからのアーシーな魅力は相変わらずです。プレイの荒さを指摘する批評家の声などもありますが、そんなの関係ない。グリフィンはグリフィンだ!ジーのボントロも別に早いパッデージで魅了するタイプではないですが、こういったアーシーな雰囲気にはにはピタッとはまります。
そしてオルガンが入れば、さらにグルーヴ感が増す訳ですが、オルガンを担当する2人のプレイヤーが明暗を分けているように思います。一人はピアノの名手、ハンク・ジョーンズ。この面子では彼のオルガンは端正すぎます。たしかにB-4の"The Swingers Get The Blues Too"などのピアノになると絶妙な味が出ますが、A-1の"Oh Gee!"、B-1の"Twist City", B-4の"Renee"でオルガンを担当するJohn Pattonのグルービーなフィーリング素晴らしい。特にブルースナンバー"Twist City"での強力なコンピング、ソロを聴くと、ハンクとの違いは歴然ですね。さすがコテコテプレイヤーという感じです。
国内盤で一度出ていましたが、今回ステレオ盤を入手しました。Blue & Greenのアトランティックのステレオ盤です。アトランティックの録音レベルの低さがやや気になりますが、カバーのコーティングの美しさはこのレーベルならではですね。
アトランティックを大量に出したときに国内盤が出たと思います。オルガン入りですから、見送った方が多いと思います。
グリフィンのクネクネフレーズ、アーシーなジー、そしてパットンのオルガンと結構聞き所が多いですよ!
これは確か15年?くらい前に国内再発されてましたね。何故か見送ってしまったんですが。M・ジーというボントロ・・リヴァーサイドにもあって随分探してるんですが。
グリフィンにこの面子では真っ黒けでしょうね(笑)今頃になって後悔とは逃した魚は大きいか!