67camper's Blog

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It Has SOUL!

2006-06-26 02:48:28 | jazz & vocal
Behind the 8 Ball/Baby Face Willette
(Argo LP749)

 "It Has Soul!"
この言葉は、 WilletteのこのアルバムのライナーノートにサンフランシスコサンのレポーターであるGene Robertsonが寄せた言葉です。あまりWilletteに付いて知らない方には次の言葉を贈ります。
"It's groovey - It swings - It has toe-tapping rhythm"

 この解説に集約されるBaby Face Willeteのアーシー、コテコテ度満点のアルバムです。WilletteはBlue NoteレーベルにアルトのLou Donaldsonによって紹介されたシカゴ出身のオルガンプレイヤーです。牧師の息子で幼い頃からgospel, R&Bにドップリと浸かった環境で育って来た背景があるようです。このアルバムはBlue Noteで脚光を浴びたあと、故郷シカゴに帰りARGOに録音した2枚目のオルガントリオ作品です。Willetteのオルガン、Ben Whiteのギター、Jerold Donavonのドラムのトリオの演奏で、A-3の"Amen"のみアルトサックスのGene Bargeが参加しております。A-1にタイトル曲"Behind the 8 Ball", A-2のスウィングナンバー"Song Of The Universe"とノリノリの演奏が続きます。B-1の"Roll 'Em Pete"ではWilletteの特徴であるstrumming techniqueを駆使した演奏が聴かれ、ときにWhiteのギターと区別がつかない音色に聞こえます。B-2のJust A Closer Walk"ではgospelとjazzの心地よいブレンド感が楽しめます。B-3のセントジェームス病院もコテコテ解釈で面白いですね。

 このピリヤードの8番ボールのカバーはコテコテ好きにはたまらないですよね。ARGOのグレイレーベルのモノラル録音オリジナルと思われますが、左上のパンチホールが惜しいですね。


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12 コメント

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B面愛聴♪ (サイケおやじ)
2006-06-26 06:33:05
この盤も愛聴していますよ♪

特にB面がハッとするほど、良い感じですね。



私は1979年にシカゴへいった時、このアルバムを含むアーゴ&カデットのカット盤を大量に入手出来ました。99セント均一だったと思います。

そして大部分が、掲載ジャケ写と同じところが穴あきになっていました。
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.99$盤 (67camper)
2006-06-26 06:47:26
サイケさん、コメントありがとうございます。

.99$盤をシカゴで大量購入とのこと。これなら旅行のおみやげにもGOODですね。羨ましいですね。

アーゴは結構渋いマイナー盤が多いですから.99$盤だと100枚勝手も100$ですものね。でも100枚は重くて持って帰れないかも知れませんが・・・

当時の.99$盤というのはどんなセンターレーベルでしょう?差し支えなければご教示ください。

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赤ちゃん顔! (swan)
2006-06-26 06:51:09
おはようございます。



いやージャケといいタイトルといいカッコイイですね!私はGrants First Stand(G・GreenのBN盤)でベイビーフェイス初聴きでした。J・スミスのような豪快さではなく独特の鳥のさえずり?のようなオルガンがたまらなくfunkyですよね。BNに残したリーダー作も探してるんですが未入手です。



このカバー見ると久しぶりにビリヤードやってみたくなります(笑)大学の頃はまりましたねー。
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BN盤 (67camper)
2006-06-26 07:02:17
swanさん、コメントありがとうございます。

WilletteのオルガンはSmithに比べれば,R&B的,ゴスペル的かも知れません。特にアーゴではこの傾向が強くなります。

BN盤はNYCに出て来ての衿を正した演奏スタイルが出ている感じもします。この辺りのBN盤もなかなか入手しにくいのでは・・・

そうですね。今でもプールバーって結構あるのですかねぇ。
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Unknown (george)
2006-06-26 10:08:11
Baby Face Willetteは、BNの2枚は持っているのですが、Argo盤は持っていません。以前国内盤CDが出たことがありましたが、アナログでの入手を目指していたのでパスしました。

Argo盤は、Lou Donaldsonなどもそうですが、かなりR&B色が強いようですが、67camperさんは、R&B、ゴスペルも守備範囲なのですか。
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全部CDです (ebi)
2006-06-26 12:19:14
うちのBaby Face WilletteはBNもARGOもすべてCDです(悔)。このレーベルはレコードショウでも状態の悪いものしか見かけなくなりました。70年代は投売り状態だったようですね。

今、比較的安価で手に入るコテコテ系はプレステッジ系ぐらいなんじゃないでしょうか?それもそろそろ見かけなくなって来ていますね。

来月はこの辺もゲットできればと思っているのですが。
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オルガン奏者の本音を聴くなら (turu)
2006-06-26 17:47:35
Prestigeや、Argoなどのマイナーレーベルに限りますよね~



Blue Note盤はちょっとおとなしいような気がします。
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守備範囲 (67camper)
2006-06-26 18:44:52
georgeさん,コメントありがとうございます。

jazzと名のつくものはほとんどが守備範囲ですが,フリーとフュージョンはだめですね。その分,ボサノバ,ポップボーカルあたりまでジャズじゃないところも結構好きです。

R&B、コテコテ系もジャズプレーヤーがやってるものは守備範囲です。結構,いろんな方面に手を出していますので失敗も多いです。(笑)



次のebiさんのコメントのようにコンディションがいい盤が少なくなってますので見つければ即GETですね!
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アナログコンディション (67camper)
2006-06-26 18:50:28
ebiさん,コメントありがとうございます。

アナログはコンディションの問題があって難しいですね。

特に,こんなファンキーな盤は頻繁に聴かれてて手荒く扱われている事が多いように思います。

米国のgradingも当てになりません。

NMでもskipがあったりして、がっくりくる事があります。

所詮は目視ですからしょうがないですが・・・



その点CDは当たり外れが少ないでしょうかねぇ?

でもskipあってもアナログのカバーとか質感とかOLD AMERICANな雰囲気が何とも言えません。
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argo, prestige (67camper)
2006-06-26 18:55:12
turuさん,コメントありがとうございます。

確かにargo, pestigeの方がgroovy, funkyですね。

BNは優等生っぽいです。



こう言うのは,ボサノバも同じでElencoはブラジルっぽいですが、verveになると途端に洗練される印象があります。



まあ、好みの問題ですけどね!
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