67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ジョニー・ホッジス

2006-04-05 05:45:39 | jazz & vocal
Perdido/Johnny Hodges and his orchestra
(Verve MGV-8179)

 ジョニーホッジスは数いるエリントニアンの中でも、“ラビット”の愛称で親しまれているアルトサックス奏者で楽団のスタープレーヤーでありました。エリ ントン楽団でのプレイも有名なものがありますが、自分はclef~verveでリリースされたリーダーアルバム、特に御大抜きでのセッションが好きです。
 本日、紹介のこの"perdido"もそんなアルバムの一つです。エリントン抜きだと、よりリラックスした演奏となり、ここに収録のエリントンナンバー "MOOD INDIGO"などでは独特の音色で揺れるようなホッジスのアルトを堪能できます。このようなスローナンバーでのホッジスの吹奏は本当にうっとりさせてく れます。メンバーはホッジスの他にテナーにArthur Clark、トランペットHarold Baker、トロンボーンLawrence Brown、ピアノLeroy Lovett、ベースJohn Williams、ドラムLouis Bellsonで2曲でエリントン楽団のバンドシンガーであったアル・ヒブラーの渋いヴォーカルが聴かれます。ここでヒブラーの歌唱が聴けるなんてうれし いじゃありませんか・・・ヒブラーについてはまた別ログ必要ですね。
 自分の所有盤はVerveのトランぺッターレーベルですが、原盤はクレフかもしれません。カバーはホッジスの中でも、特に自分が好きなものです。パープ ルで入るタイトルロゴのセンスには完全にノックアウト!演奏もホッジス好きにはたまりません。残念ながらB-1にスキップありですが・・・

追記:ブログ仲間のNOTさんから貴重な情報を頂いた。この"Perdido"のオリジナルがノーグランの"Dance Bash"(MGN1024)らしい。ちょっと調べてみるとノーグランは"Perdido"のタイトルで再発しています(MGN1091)。本当にややこしいですね。


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おお、これはっ! (bassclef)
2006-04-05 21:50:40
う~ん・・・う~ん・・・と唸ってばかりいるbassclefです。この盤・・・欲しいです(笑)camperさんが紹介された

>エリントンナンバー "MOOD INDIGO"などでは独特の音色で揺れるようなホッジスのアルト~

オリジナルのclefだったかNorgranを聴いたことがありますが、それはそれは・・・う~ん(とまた唸るのみ)僕自身はまだホッジスのアルト(あのタダレタような爛熟の香りというかなんというか・・・)を楽しめる境地には至っておりませんが、このアルト吹きの「芸」の凄さには充分に参っております。この盤・・・Verveといっても黒トランペット(黄色?)のclefシリーズですから、なかなか見かけないし、出ても相当でしょうね。いやあ・・・とにかくいいものを見せて頂きました。ありがとうございます・・・う~ん・・・。
返信する
クレフ、ノーグラン、ヴァーブのホッジス (67camper)
2006-04-06 00:00:33
このホッジス、自分で言うのもなんですが抜群です。自分はホッジスのクレフ、ノーグラン、ヴァーブのアルバムが特にお気に入りです。goldmine jazz price guideによると、このアルバムもオリジナルはノーグランのようですね。(ミントは$100、VG+で$50が相場のようです。)自分のは黒のトランぺットレーベルです。この時期のホッジスの音色、フレーズはパーフェクトです。また、どのアルバムもジャケだけで食指を動かしたくなるすばらしいモノばかりです。クレフ、ノーグラン、ヴァーブは再発が多く、はまると泥沼で、まさにファン泣かせのレーベルですね。またそれに挑戦する喜びもある訳ですが・・・
返信する
ジャケット (swan)
2006-04-06 06:16:03
まさしくジャケットのタイトルロゴが絶妙で素晴らしいですね。

ホッジス・・bassclefさん言われるように自分も日常的に楽しめる境地には達していませんが(笑)初めて買ったエリントン盤“ポピュラー・エリントン(RCA)”のI got it badのとろけるようなソロにはやられました。

ホッジスとマリガンの共演盤(verveだったか?)聴いてみたくて永らく探しているのですがまだ入手出来ません。なんかスモールコンボでのホッジス聴いてみたいです。
返信する
Mullingan Meets Hodge (67camper)
2006-04-06 06:41:12
swanさん、おはようございます。

ご指摘のように、手許にクレフ、ノーグラン、ヴァーブのホッジスは10枚前後ありますが、エリントンとの共演盤が2枚、後はご指摘のマリガンとの共演盤、アール・ハインズとの共演盤、このあたりが編成の少ないアルバムです。

他は、エリントン抜きのエリントニアンとの共演盤がおおく、編成はセプテット以上に鳴る事が多いです。やはり中間派で、バッパーではないのでそんなにロングソロは無いですね。

ベイシー関連のスタープレーヤーも良いですが、エリントニアンもWebster, Carney, Hodges, Nanceなど渋いプレーヤーが多く両バンドが双璧である訳ですよね。
返信する
ホッジスとマリガン。 (bassclef)
2006-04-06 12:50:24
またまたどうもです。capmerさん、やはりいいところ聴いてますね。僕もあと5~6年したら徐々にハマッていく境地だろうな・・・と踏んでます(笑)norgran盤の相場、今ではその2~3倍はいってそうですね(笑)

swanさん・・・ホッジスとマリガンの共演盤(verve)~これは持ってます(黒トランペット)いいですよお(笑)swanさんの推察どおり、コンボでのホッジス~とてもスマートに「おもしろく」聴けました。フレーズとか音色が、もう猫がしゃべってるみたいなんですよ。それとマリガンの「硬さ」の対照がとてもうまい具合にブレンドされたいい盤です。

ぜひ!
返信する
MGM (67camper)
2006-04-06 17:37:05
いえいえそんなことはないですよ。bassclefさんの鋭いご意見いつも参考にさせていただいています。Hodgesに関しては、結構VERVEのトランペットレーベルが多いですが、このホッジスとマリガンの共演盤などはMGMです。硬軟とりまとめたマリガン、ホッジスのコラボレーションいいですね。ネコじゃなくてラビットでしょうけどね(笑)
返信する
three (granpa66)
2011-09-16 08:15:00
HMVからホッジスのThreeがUKで発売されるから買わないか?のメールが来ました。
これを機会にネットサーフィンしておりましたら、こちらへたどり着きました。
Fourとはダブっていないので、また買ってみようかなと思っています。
返信する
Johnny Hodges (67camper)
2011-09-16 19:23:29
granpa66様,はじめまして。コメントありがとうございます。
ホッジスは自分のフェイバライトアルト奏者です。美しい音色は彼ならではですよね。他にも,ホッジスはアップしていますのでこのブログの検索欄にJohnny Hodgesと入力していただければ他のアルバムもご覧いただけるかと思います。古い記事もコメント歓迎しています。宜しくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿