Perdido/Johnny Hodges and his orchestra
(Verve MGV-8179)
(Verve MGV-8179)
ジョニーホッジスは数いるエリントニアンの中でも、“ラビット”の愛称で親しまれているアルトサックス奏者で楽団のスタープレーヤーでありました。エリ ントン楽団でのプレイも有名なものがありますが、自分はclef~verveでリリースされたリーダーアルバム、特に御大抜きでのセッションが好きです。
本日、紹介のこの"perdido"もそんなアルバムの一つです。エリントン抜きだと、よりリラックスした演奏となり、ここに収録のエリントンナンバー "MOOD INDIGO"などでは独特の音色で揺れるようなホッジスのアルトを堪能できます。このようなスローナンバーでのホッジスの吹奏は本当にうっとりさせてく れます。メンバーはホッジスの他にテナーにArthur Clark、トランペットHarold Baker、トロンボーンLawrence Brown、ピアノLeroy Lovett、ベースJohn Williams、ドラムLouis Bellsonで2曲でエリントン楽団のバンドシンガーであったアル・ヒブラーの渋いヴォーカルが聴かれます。ここでヒブラーの歌唱が聴けるなんてうれし いじゃありませんか・・・ヒブラーについてはまた別ログ必要ですね。
自分の所有盤はVerveのトランぺッターレーベルですが、原盤はクレフかもしれません。カバーはホッジスの中でも、特に自分が好きなものです。パープ ルで入るタイトルロゴのセンスには完全にノックアウト!演奏もホッジス好きにはたまりません。残念ながらB-1にスキップありですが・・・
追記:ブログ仲間のNOTさんから貴重な情報を頂いた。この"Perdido"のオリジナルがノーグランの"Dance Bash"(MGN1024)らしい。ちょっと調べてみるとノーグランは"Perdido"のタイトルで再発しています(MGN1091)。本当にややこしいですね。
>エリントンナンバー "MOOD INDIGO"などでは独特の音色で揺れるようなホッジスのアルト~
オリジナルのclefだったかNorgranを聴いたことがありますが、それはそれは・・・う~ん(とまた唸るのみ)僕自身はまだホッジスのアルト(あのタダレタような爛熟の香りというかなんというか・・・)を楽しめる境地には至っておりませんが、このアルト吹きの「芸」の凄さには充分に参っております。この盤・・・Verveといっても黒トランペット(黄色?)のclefシリーズですから、なかなか見かけないし、出ても相当でしょうね。いやあ・・・とにかくいいものを見せて頂きました。ありがとうございます・・・う~ん・・・。
ホッジス・・bassclefさん言われるように自分も日常的に楽しめる境地には達していませんが(笑)初めて買ったエリントン盤“ポピュラー・エリントン(RCA)”のI got it badのとろけるようなソロにはやられました。
ホッジスとマリガンの共演盤(verveだったか?)聴いてみたくて永らく探しているのですがまだ入手出来ません。なんかスモールコンボでのホッジス聴いてみたいです。
ご指摘のように、手許にクレフ、ノーグラン、ヴァーブのホッジスは10枚前後ありますが、エリントンとの共演盤が2枚、後はご指摘のマリガンとの共演盤、アール・ハインズとの共演盤、このあたりが編成の少ないアルバムです。
他は、エリントン抜きのエリントニアンとの共演盤がおおく、編成はセプテット以上に鳴る事が多いです。やはり中間派で、バッパーではないのでそんなにロングソロは無いですね。
ベイシー関連のスタープレーヤーも良いですが、エリントニアンもWebster, Carney, Hodges, Nanceなど渋いプレーヤーが多く両バンドが双璧である訳ですよね。
swanさん・・・ホッジスとマリガンの共演盤(verve)~これは持ってます(黒トランペット)いいですよお(笑)swanさんの推察どおり、コンボでのホッジス~とてもスマートに「おもしろく」聴けました。フレーズとか音色が、もう猫がしゃべってるみたいなんですよ。それとマリガンの「硬さ」の対照がとてもうまい具合にブレンドされたいい盤です。
ぜひ!
これを機会にネットサーフィンしておりましたら、こちらへたどり着きました。
Fourとはダブっていないので、また買ってみようかなと思っています。
ホッジスは自分のフェイバライトアルト奏者です。美しい音色は彼ならではですよね。他にも,ホッジスはアップしていますのでこのブログの検索欄にJohnny Hodgesと入力していただければ他のアルバムもご覧いただけるかと思います。古い記事もコメント歓迎しています。宜しくお願いいたします。