67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ペティフォードのセロもいいなあ

2008-03-10 03:57:58 | jazz & vocal
Oscar Pettiford Orchestra In HiFi vol.2/Oscar Pettiford
(abc paramount ABC-227)


 セロを弾くベースプレイヤーは結構いますよね。アメリカ本国ではサム・ジョーンズやロン・カーターのセロ、我が国では名盤の誉れ高い"Blue City"で聴けるオマスズさんなどが有名です。しかし、忘れてはならないのがベースの巨匠オスカー・ペティフォードでしょう。彼のセロを初めて聴いたのは、ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウンに於ける軽快なソロでした。素晴らしいサウンドでヘレンのヴォーカルに絡むサウンドは聴いてて気持ちがいいですよね。本日はこのペティフォードがモダンビッグバンドをひきいてabcに録音した2枚のアルバムから、個人的にカバーが好きなvolume2の方をアップいたしますね。

 メンバーは、英文ライナーだけでは不明部分も多いのですが、Vol1のライナーに寄るとRay Copeland, Art Farmer, Kenny Dorham(tp), Al Grey(tb), Julius Watkins, Dave Amram(frh), Gigi Gryce(as), Benny Golson(ts), Jerome Richardson(ts, fl), Sahib Shihab(bs), Dick Katz(p), Oscar Pettiford(b), Gus Johnson(ds), Janet Putnam(harp)という布陣です。この、ビッグバンドではフレンチホルン2本、ハープ、セロという色彩感豊かな楽器構成であるところが特徴でしょう。harpが活躍するA-2の"Laura"なども、このバンドならではですね。ソロイストもFarmer(tp), Grey(tb), Gryce(as), Richardson(ts) と役者揃いです。楽曲では前述の"Laura"を始め、Golsonの“I Remember Clifford", Randy WestonのLittle Niles"など多彩です。Pettifordの随所でみせるセロによるソロも効果的です。

 所有盤はabc paramountのモノラルオリジナルです。カバーはボロボロですがコーティングカバーで各自の表情がいいですよね。


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
セロ弾き (swan)
2008-03-10 07:09:10
おはようございます。

セロというと真っ先に浮かぶのがS・ジョーンズでしたが、ぺティフォードも忘れてはいけませんね。自分はIn HiFiとベツレヘム盤しか所有してませんが、前者はメンバーが似てますね。後者のスターダストのソロも渋いです。

ご紹介盤はこれまたカバーが素晴らしい!abc盤のカバーはどれもいかしてますねー。
返信する
Unknown (bassclef)
2008-03-10 20:15:51
camperさん、swanさん、こんにちわ。
久しぶりにabc盤が出ましたね!ちょっとうれしい(笑)
このぺティフォードはたまたま米盤で持ってました。アート・ファーマー関わりと中編成のバンドに興味を持ってた頃に、vol.1とこのvol.2も揃えました。ただ・・・vol.2の方、収録時間がうんと短かったような?で、ちょっと物足りなかった記憶があります。
このvol.2のジャケットは楽しい仕掛けがありますよね(笑)左から3人目のトランペットを持った大男(たぶん、レイ・コープランドかな)の服に隠れて美女(顔が見えませんがおそらく美女ということで:笑)
の足元が見えますよね(笑)
僕もある時、ハッと気が付きました(笑)
返信する
ベツレヘム盤 (67camper)
2008-03-10 21:48:19
swanさん、コメントありがとうございます。
自分はベツレヘム盤を所有していません。
このスターダストがいいのですね。
又探してみます。
返信する
abc-paramount盤 (67camper)
2008-03-10 21:51:43
bassclefさん、コメントありがとうございます。
パーティー風のカバーでいいですよね。
美女(?)の上半身もぜひ見たかった!
コープランドって、大男だねぇ・・・。
このゴルソンの笑顔がまたいいですね。

abcのコーティングカバー、どれもいいですね。
Creed Taylorのサインがはいったバックカバーも大好きですね。
返信する
洗練された演奏ですね。 (YAN)
2008-03-10 23:39:51
camperさん こんばんは。

少ない楽器をうまく組み合わせてモダンな感じを出しています。ベティフォードのこの演奏はクインシーに通じるモダンビッグバンドのはしりのようなアルバムで好きな一枚です。

トラックバックさせていただきました。
返信する
そっ、そうか! (67camper)
2008-03-10 23:56:37
YANさん、コメント、TBありがとうございます。
ご指摘のように、洗練された演奏で心地よい気分になれるビッグバンドです。YANさんのログ読ませていただいて気づいたのはharp playerについてです。自分のログに記載したJanet PutnamはYANさんのログでは、確かベツレヘムにリーダー盤のあるBetty Glamanになっていますよね。この2人はひょっとして同一人物?
あるいはどちらかの記載が誤りでしょうか?
こちらからもTBさせてくださいね。
返信する
別人では? (YAN)
2008-03-11 01:15:01
ジャケット裏の曲のリストの"LAURA"のところにharpはBetty Glamannと書いてありますよね。
正確なディスコグラフィーが分からないのですが、Vol.1の方がJanet Putnamかもしれませんね。
返信する
別人か!? (67camper)
2008-03-11 05:27:41
YANさん、コメントをありがとうございます。
ジャケット裏の曲リストに書いてますかねぇ?
どうやら自分の読み飛ばしのようですね。
文章中にはBetty Glamanって記載は見当たらなかったのですが・・・
リストには作曲者がクレジット、time3:40が記載されているんですが・・・
返信する

コメントを投稿