At The Half Note Cafe Vol.1/Donald Byrd
(Blue Note BST84060)
(Blue Note BST84060)
50年代終わりから60年代はじめにかけてRVGは機材をNYC市内および周辺のジャズ・スポットに持ち込み積極的にライブパフォーマンスを録音して行きました。本日は,ドナルド・バードとペッパー・アダムスの双頭コンボがハーフノートカフェに登場した時のライブを捉えたLPをアップしますね。
まずは,イントロダクションのMCに興味が行きます。やや甲高い女性MCのアナウンスが耳に飛び込んできます。Ruth Mason。彼女をご存知でしょうか?シンガーそしてDJとして活躍した美人なのですが,Moods/The Three Sounds(BLP4044)のカバーに大写しに鳴ったのが彼女です。このMCによるメンバー紹介からこのアルバムはスタートします。Donald Byrd(tp), Pepper Adams(bs), Duke Pearson(p), Laymon Jackson(b), Lex Humphries(ds)からなる五重奏団でレギュラーコンボらしい息のあったプレイが収録されています。MCにつづく"My Girl Shirl"はPearsonらしい名曲でByrd I n Flight(BLP 4048)でのマクリーンのアルトが強く印象に残っている佳曲ですね。挨拶代わりのノリに乗った快演を聴くことができます。A-2の"Soulful Kiddy"はバード作のbluesでここでもバードのブリリアントなラッパとブルージーなピアソンが最高です。B面トップの"A Portrait Of Jennie"は美しいバラードでこのアルバムの白眉です。バードのバラードプレイ,ピアソンのリリカルなタッチが素晴らしいですね。続く"Cecile"は再びブルースです。ゴリゴリのアダムスのバリトンがアクセントになっているのはご想像の通りですね。
勿論,国内盤でVol.2も所有しているのですが,このVol.1は自分の数少ない"47 West 63rd NYC"アドレスということでこっちをアップいたしました。モノカバーに輝くお決まりのステレオステッカーがまぶしい一枚ですね。
このレコードのMCをやっているのですか、知りませんでした。「My Girl Shirl」は「BYRD IN FLIGHT」でよく聴きました。軽快なテンポで哀愁溢れるテーマメロディーが堪りません。
ライヴでのこの曲も聴いてみたくなりました。
所有盤は47WEST63RD、モノラル盤ですがDGなしの2NDです。VOL2は持っていません。
My Girl Shirlは本当に良い曲ですね。哀愁のテーマが素晴らしいです。貴blogもチラッと拝見しましたが,なかなかDEEPなblogですね。またゆっくり寄らせていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
自分のステレオ盤はちゃんと両溝があるのですが,やはりモノがオリジナルでステレオ盤は貴重ではないのでしょうね。いつぞやNOTさんはBNはモノしか興味がないようなことを言われていたような・・・
ステレオでも47WEST63RDのアドレスですから,まま良いかって感じです。
自分もこのカッコイイMasonのMCとMy Girl Shirlへなだれ込む冒頭部が強烈に刷り込まれています。NOTさん仰るようにスタジオ録音の方が良い出来なのでしょうがこちらは未聴です。
Halh Note Cafeというのはステーキ旨い店だったらしいですね。アル&ズートのライブ盤(UA)では司会は男性でしたね(笑)
自分も最初はスタジオ録音の"My Girl Shirl"が好きでした。マクリーン入りですよね。スタジオの方に軍配を挙げる方は,やっぱりマクリーン好きなんでしょうね!