67camper's Blog

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Jimmy & Wes

2006-06-04 02:07:35 | jazz & vocal
The Dynamic Duo/Jimmy Smith & Wes Montgomery
(Verve V6-8678)


 ビッグネームの共演はともすれば、コンセプションの違いで思っていた程の効果が上がっていないと感じる事も多いかと思います。ジミー・スミスとウェス・ モンゴメリーはそれぞれの楽器を代表する第1人者であると万人が認めるところであります。ギターとオルガンというのは楽器の組み合わせとしては最もポピュ ラーな組み合わせですが、この2人の強烈な個性の共演を実現させたクリード・テイラーの手腕に脱帽です。ジミー・スミスはブルーノートの重要なアーチスト として抜群の人気を誇り、すでにその名声を確立していましたし、ウェスもリバーサイドのアルバム群で独自のピックを使わない演奏スタイルとそのオクターブ 奏法で第一人者の名声を欲しいままにしていました。ともに後にはややコマーシャルな音楽スタイルに変わっていく訳ですが、ここではまだ黒人ならではのファ ンク、グルーブが横溢する演奏で、その強烈な個性の2人の共演をさらに煽るオリバー・ネルソンのビッグバンドの演奏、そしてアレンジャーとしての彼の役割 も特筆ものです。彼らの本来の強烈なグルーブ感が火花を散らせたすばらしいビッグバンドアルバムがこれです!!!  

 サイドAが何と言っても素晴らしいですね。A-1の"Down By The Riverside"からもうノリノリです。両者のソロが素晴らしいのはもう当たり前、バックに回った時のコンピング、コードワークも聞き物、さらにネル ソン楽団のセカンドリフも演奏を盛り上げていきます。A-2のジミー・フォーレストのナイトトレインもR&Bの名曲ですが、8ビートに乗ったノリノリプレ イで、ここまで聴けばこの共演がいかに素晴らしいかわかる筈です。サイドBでは、ネルソン楽団抜きのカルテット(ジミー、ウェス、レイ・バレットのパー カッションとグラディ・テイトのドラム)の演奏も2曲あって彼らのコンボ演奏も楽しめますが、サイドAのダイナミズムにはかないませんね。  

 腕をクロスさせてサンドウィッチをほおばる2人のカバーが印象的です。1966年の録音で、この時代のVerveはオリジナルがT字MGMですかねぇ?情報ありましたら教えてね!!!


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4 コメント

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WES&JIMMY (swan)
2006-06-04 07:04:49
おはようございます。



これまた有名盤の登場ですね!そのくせ持ってないんですよ(笑)ガイド本なんかにジミーの代表作として必ず紹介されてますよね。またいつか・・なんて思ってしまいThe Catなんかも未入手です。マニアックなやつばかり追いかけがちでこういう有名盤を後回しにするのはいかんですね(笑)



いや~camperさんのコメント読んだら欲しくなってきました。とりあえず手持ちのOrgan Grinder Swing(こちらのgはバレルでしたか)でも久しぶりに聴いてみます。



それにしてもこのカバーのサンドイッチ美味そうです(笑)以前アメリカ旅行の時に屋台(だったかな?)で買って食べたサンドイッチが抜群に美味くて“さすがアメリカ!”なんて感心したの思い出しました。
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VERVEのジミー・スミス (67camper)
2006-06-04 07:24:41
swanさん、おはようございます。

昨日から、おかしなTBの攻撃を受けています。

仕方なく、削除・再アップをやってました。



さてこのアルバムです。キャットの方が有名ですが、やっぱり黒さではこっち。主観ですが、雲泥の差です。ORGAN GRINDER SWINGはA-1から、なんか風邪引いたような音で好きじゃないですね。ダイナミックデュオは絶対楽しめますヨ!!!



アメリカはファーストフード大国ですが、屋台はNYCぐらいでしょうか。LAではあまり見た事なかったですね。田舎には、ないでしょう!
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Unknown (mono-mono)
2006-06-04 08:46:15
67camperさん、どうもです。

私もこれは大好きな1枚です。ジャズの、そしてビッグバンドの楽しさ満載ですよね。改めてメンバーを見たら豪華ですねェ。レイ・バレット、ジミー・クリーブランド、リチャード・デイヴィス、ジョー・ニューマン、グラディ・テイト、クラーク・テリー、フィル・ウッズなどなど。こりゃ凄い!! 久しく聴いていませんでしたので今日はこれから始めてみようと思います。

このジャケでジミー・スミスのしてる指輪が好きで欲しかったこともありました。そんなことも思い出しました。そんな個人的になつかしい1枚です。



おかしなTBの攻撃って、英語のサイトからではないですか? 私も以前そういうのがありました。Exposure、funky、emotionalあたりの単語に反応してるのかも、と思いました。
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O.Nelson楽団 (67camper)
2006-06-04 09:06:19
mono-monoさん、コメントありがとうございます。

ログの中でも触れましたが、このアルバムはA面の演奏、オリバー・ネルソン楽団の強烈なバッキングですよね。またそれに負けない2人の強烈な個性のぶつかり合い、素晴らしいです。

オリバー・ネルソン楽団のメンバーが御指摘のように凄すぎます。



御指摘のように英語サイトです。何ともなりませんね。

実は2回目です。

よくやられます。
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