The Gilded Hawk/Coleman Hawkins
(Capitol T819)
(Capitol T819)
テナーサックス奏者とストリングスの組み合わせは、そのプレイヤーのバラードプレイを聴くにはアル意味格好のセッティングであるとも言えます。当ブログでも既にスタン・ゲッツ、ジョニー・グリフィン、ベン・ウェブスターをアップしています。彼らのバラードプレイもさることながら、概して魅力的なカバーが採用されることが多く、ついつい財布の紐も緩みがちになりますね。コテコテモダンジャズファンには敬遠されがちですが、ここはブログ、やはりビジュアル重視で攻めようと言うことで、今日は巨匠コールマン・ホーキンスのウィズストリングスです。
バッキングはGlenn Osserのアレンジ/指揮によるストリングスです。A-1の"Out Of The Night"ではややこのストリングスが強過ぎてホークのかさかさテナーがややかすみがちです。A-4のMy Mother's Eyeぐらいから、いつもの音圧で吹ききるような彼のスタイルが聴かれ、続く"Everything Happens To Me"やA面ラストの"If I Had You"までくるとカデンツァを交えた本来のホークのバラードプレイが出てきます。A-1にイージーなトラックを持ってくるとやはり・・・?という印象は拭えませんね。B面でもゆったりと美しいテーマを吹奏するB-4の"Baubles, Bangles and Beads"やB-5の"Boulevard of Broken Dreams"も好きなトラックですが、大ラスの"A Cottage For Sale"がテーマに忠実に行きながらホーク独自の印象的なフレーズが聴かれ白眉の演奏と言えると思います。まさに金ぴか(Gilded)ホークにふさわしい演奏ですね。
所有盤はキャピトル/レインボウのモノラル盤です。この盤だとオリジはターコイズですかねぇ・・・?!
昨日は名前とタイトル逆でした。トシを感じます(笑)ご紹介盤は吉祥寺のオヤジも紹介してましたね!それ以来中身はともかく?カバーに魅せられ探求盤になりましたがなかなか見つかりません。camperさんの文読むと・・昨日に続いてまた欲しい1枚となりました。
ホークやベン、パーカーなんかはストリングスバックでも風格あって良いですよね。真の大物の証でしょうか?
昨日のハンク・ジョーンズのUrbanity・・・あれ、僕も、時々取り出して眺めたりしてます。もちろん・・・ポリドールの国内盤ですよ(笑)
一度、オリジナル盤(clefだったかな)を見せてもらったことがありますが、やはりジャケットの色調・紙の質感などに、より風格があって、品のいい色気が漂ってきました。あれも欲しいですねえ(笑)
ホウキンスのこれ、Guilded Hawk。僕の方、UKのcapitol盤で持ってました。そのラベルはターコイズ色です。
珍しく持っているレコードが続いたようです(笑)
例によって吉祥寺のオヤジさんが紹介してましたか?!アノお方も都内のレコ屋をくまなく回っているんでしょうねぇ。
いろんな盤への造詣の深さ、守備範囲のひろさともに凄いですね。
やはりストリングスで勝負するジャズメンは真の大物です。こんなジャイアントでないと作ってもらえないんでしょうねぇ。
ジョーンズ、ホークともにジャズの歴史をずっと見てきたミュージシャンですよね。ジョーンズの端正なピアノは非常に耳障りが良いですし、このホークのバラードも豪快さを押さえて臨んでおり、それは確かにホークの本質ではないかもしれませんが、なかなかに聴かせてくれます。
UKキャピトルは自分も少しありますが、薄いペラジャケ風のカバーだった気がするんですが・・・