Cosmopolite/Benny Carter
(Verve MGV8160)
(Verve MGV8160)
先日blog仲間のbassclefさんのページでエリック・ドルフィがアップされました。ここのコメント欄で、アルト、バスクラそしてフルートのどれがいいかって言うのがメインテーマだったように思います。こういった複数の楽器をこなすプレイヤーをマルチプレイヤーと言いますが、やっぱり主戦楽器でのプレイに最も魅力を感じます。jazzに置けるマルチプレイヤーの先駆的存在がベニー・カーターなのかも知れませんね。カーターはキャリアが長く古い時代のVERVE系の録音ではもっぱらアルトサックスにスポットがあたり、素晴らしい音色のプレイを聴かせてくれますね。本日は52-54年のカーターの古い録音からCOSMOPOLITEをアップいたします。
既にこの時代からストリングスをバックに付けてアルトサックスをフィーチャーするスタイルは有名なバードやこのカーター、そしてホッジスなどにもみられ、いずれも芳醇な味わいを持った好アルバムとなっています。本アルバムではストリングスとの8曲とOscar Peterson (p) Barney Kessel (g) Ray Brown (b) J.C. Heard (d)をバックに付けたクインテットでの4曲が収録されています。このコンボ演奏では"Imagination"と"I Get A Kick Out Of You"がいいですし、ストリングスを相手にした演奏では"Beautiful Love", "Flamingo", "With A Song In My Heart"が原曲の美しさを生かしたプレイで彼の艶やかなアルトサックスを楽しむことができ、個人的にはカーターのベストと感じております。
テナー、クラリネット、トランペットそしてバイオリンをもプレイいたしますが、アルトに専念し最も輝いた時代を捉えた快作だろうと思います。カバーはもちろんのDSMです。所有盤は、トランぺッターのモノラル盤です。オリジナルはノーグランのMGN-1070ですよね。艶っぽいカーターのアルトの音色を存分に楽しめる一枚ですね。
このベニー・カーター・・・これは、いいジャケットですね。Norgranオリジナルのジャケットは・・・たぶんモノクロ写真なんでしょうか。
僕はベニー・カーターまで聴き込んでないので、ほとんど持ってないのですが、1枚だけNorgranのEP盤ありました。そのEP盤は、flamingo,blue star,beautiful love,I'll be around の4曲収録でした。
フラミンゴ・・・端正なアルトでよかったです。
EPはbassclefさん、お得意ですね。
こっちは全然持ってないので、はっきりしないですが多分当アルバムと同じtuneが収録されているのでしょうね。
ちょっと遅いコメントになってしまいごめんなさい。
BENNY CARTERはPLAYS PRETTY(NORGLAN・オリジナル)、ALONE TOGETHER(VERVE・・・80年代の再発仏盤)、ROY ELDRIDGEとのURBANE JAZZ(VERVE・国内盤)の3枚が見つかりました。CARTERの音色は嫌いじゃないんですが、いつも有名曲ばかり選んでいるのが、逆に気に入らないんです。地味なジャズ・オリジナルで固められるのも困りますがいつも大スタンダード大会みたいなのも食傷気味になってしまいます。それとストリングスも好きなようで上記「ALONE~」もストリングスが被さっています。この辺も1枚あれば十分・・・・。
辛口コメントですいません。
ストリングスのアルバムがVERVEでは多くって、そうなると必然的に有名曲が多くなるんだろうと思います。
基本的に演奏重視で購入していない部分が多いので、いわゆるジャケ買いがほとんどです。alone togetherもurban jazzもすてきなカバーだと思うんですよ(笑)。
とっても都会テーストな曲で良いんですよこれが!ロックとクラシックは良く聴いてたんですがこの一曲から聴き出してJAZZにはまりましたね。ストリングス付だったので抵抗もなかったんでしょうね。
私の持ってるのはこのアルバムじゃなかったような・・・・・
JAZZを聴くきっかけがBenny Carterというのも渋いですね。自分の場合は、100枚までのなかにさすがにCARTERはなかったですよね。
カーターも枚数が多いですので違うバージョンがあるかもしれませんね。いずれにしろマルチプレイヤーですが、やっぱりあの美しいアルトの芳醇なサウンドを聴いてほしいですよね。