Soprano Sax/Steve Lacy
(Prestige 7125 OJC-130)
(Prestige 7125 OJC-130)
80年代後半だったと思いますがFantasy RecordsはOJC(original jazz classics)シリーズとしてプレステッジとリバーサイドの有名盤から希少盤まで大量に再発した事を記憶しています。当時、高知では通常のレコードショップのごく一部にしかおかれていないジャズレコードの中から選ぶしか選択肢がなかった管理人にとってはまさに驚愕的リリースであった事を思い出します。同僚の実家がレコードショップを経営していた事もあり国内入荷前にカタログで選んで一枚980円で新譜を手に入れたものです。その後、OJC盤はコンテンポラリーやファンタジーまで再発した事は皆さんご承知の通りです。今となっては軽視されがちなOJC盤ですが、もうこの辺りを繰り出さないとジャズブログとしての体を成さないと考えアップを決意しました。(なんだか大げさに書いてしまいました。大馬鹿ものです!爆)でもって、第一弾は、ソプラノサックスと題されたスティーブ・レイシーのワンホーンです。
当時はソプラノサックスなんて、恐らくマイナーで、コルトレーンがマイフェイバリットシングズで使って市民権を得たんでしょうね、タイトルにそのまま楽器名なんてアルバムはあんまりお目にかかった事がないですよね。チャルメラ風のレイシーのソプラノはそれなりに良いですが、何と言ってもファンにとっては堪えられないのがケリーの参戦です。コロコロ転がる特異のフレーズはここでも健在、特にB-2の"Little Girl Your Daddy Is Calling You"でのソロは隠れた名演でしょうね。他の曲もストレイホーンの"Daydream"や得意のモンク曲の”Monk's Work", "Alone Together", "Rockin' In Rhythm", "Easy to Love"と名曲ばかり選曲というのもいいですよね。
所有盤はOJC盤です。ジャケは貧相です。音はどうなんでしょう。これしか持ってないし・・・。皆さん、OJCの評価はどうですか???
スティーブ・レイシーは、けっこう好きで初期のいくつかを聴いてます。ギルエヴァンスとのprestige盤(+11)とかのアレンジものでも、短いソロ場面で光るものがあります。あのソプラノサックスは独特な音色ですね。
OJC盤~僕はもう積極肯定派です(笑)
有名盤・傑作盤をひと通り聴いた後に、ふと気が付くと、prestige,riversideレーベルには、未知・未聴のタイトルがまだまだいっぱいあるじゃないか!それらで興味を惹いたものを、まず耳にする~という点では、これはもうOJCです!(笑)OJCのアナログ盤、まだまだ中古レコード店で、まだまだ安い価格で見かけます。
(知らないタイトルは)まず・・・聴こう!と僕は言いたい(笑)
オリジナル盤うんぬんは、その後でいいじゃないですか(笑)
このレイシー盤、久しく聴いてなかったのですが、再聴してみるとケリーの素晴らしさ再認識でした。
絶頂期の録音でしょうね!
レイシーもこの時代はまだかけ出し、ケリー絡みで売り出そうというプレステッジの姿勢が見え見えです(笑)。
楽器名がタイトルでいかにこの楽器がマイナーだったかがわかりますね。
OJCはまとめ買いして以来、購入してないですが、bassclefさんのように「まず耳にする」姿勢は大事ですよね。これからネタが生まれますから・・・。
これからOJCも積極アップで行きますので宜しくお願いいたします。
私もbassclefと同じく、OJCに一票ということでよろしくお願いいたします。
90年代前半大学時代にジャズを聴きだしまして、はじめて買ったのがOJC盤でした。
もちろん「オリジナル」なんて言葉すら知らない無垢な時代です(笑)
OJCは新品でもお買い得でしたが、中古ならなおさらで、随分お世話になっています。
その後、ベイシーの菅原さんが「OJCは音が良い」とお書きになっているのを読み勇気づけられました。
OJCの初期プレス(?)はジャケットが厚紙でちょっと豪華な感じです。
昨今は厚紙ジャケットのワルツフォーデビーなど一部でプレミア価格の盤も出てきています。
OJC、音もジャケットも案外侮れません。
あと、ドイツプレス盤もあり稀少らしいっす。
もちろん今でもbassclefさん同様、「ひとまずOJCから」な私です。
僕も同じような経験を持っていて、OJC発売時には10枚以上買ったのを覚えています。ジャケットはいま一つですが、いろいろなものを安く聴けるので大歓迎でした。
CD時代になってからOJCというロゴが入るのが気に入りませんが、重宝しているのは確かで、たまに買います。このスティーブ・レイシーはやはりケリーが気になり購入しました。
「ひとまずOJCから」という考え方、やはり正しいのでしょうね。自分はOJCの初リリース(確かに厚紙ジャケでしたね)のときに既に有名盤はそこそこあったのですが、結構マイナーなものがでて来てまとめ買いしました。同じ事はFSRがでた時にも言えるのですが、FSRに比べれば、やはりRIVERSIDE, PRESTIGEというのはジャズファンの琴線を刺激しまくりだった記憶があります。後のペラジャケはいただけませんが、確かに初期は良かったですよね。
CDになってから、CDのみでリリースされたものというのもあるのでしょうか???
この盤のケリーはやはり放っておけない存在感です。コロコロとスウィングする味わいは他のピアニストではだせない味ですよね。
すばらしいとしか言いようがありません!