67camper's Blog

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GreenのよるC&Wのジャズカバー

2006-12-05 20:42:58 | jazz & vocal
Goin' West/Grant Green
(Blue Note BST84310)


 グリーンはこれまでラテンにスポットを当てた「Latin Bit」そしてスピリチュアルをテーマにした「Feelin' The Spirit」というテーマをもった2つのアルバムを作成していますよね。この第3弾とも言うべきアルバムが本日アップのアルバムです。題材はC&W! カバーを見てもわかるようにアコースティックギターが描かれています。C&Wというとコードストロークプレイが相場?とかってに解釈していたのですがここでのグリーンは彼のギタースタイル(シングルノートでホーンライクに演奏する)で押し通しジャズ的な仕上がりにしています。カバーだけ見らアコギでも弾いてんのか?なんて思ってふたを開けると、出て来るのはやはりグリーンのフルアコのギターだったりします。どうせやるんだったら彼のアコギのプレイなんかも聴いてみたかったと思うのは自分だけでしょうか???

 メンバーはギターがグリーン、ピアノがハービー・ハンコック、ベースがレジー・ワークマン、ドラムがビリー・ヒギンズのカルテットです。A-1の"On Top Of Old Smokey"からグリーンのシングルトーンのソロが快調です。A-2はレイ・チャールスの名前を世に知らしめた"I Can't Stop Loving You"のカバーです。更に、ロリンズの名演で有名な"Wagon Wheel"と興味深い曲が並びます。ハンコックのピアノもファンキーでいい味を出していますし、ヒギンズのリムショットが効果的に使われておりこのメンバーにしては予想外のほのぼのとした演奏で却ってホッとしますね。B面の"Red River Valley"のグリーンもいいですね。

 ブルーノート的にも、異色のアルバムだと思います。カバーもBNっぽくないし、一見見過ごしてしまいそうな感じです。この時代だとリバティがオリジナルですかねぇ?所有盤はリバティ、ステレオ盤です。