花・・昔を想い出して

2009-05-03 | Weblog

先日訪れた寺の木陰に

見事な”山吹”の花が咲いていました。

何が見事と問われれば・・

その大きさ、色の鮮やかさ

この頃もてはやされている八重咲き

・・・ではないけれど 直径4~5cm程も

戦後の焼け跡でも 植物は生き延びていて

遊び道具が少ない我々子供の

相手になり 役立ってくれました。

山吹の枝の芯は 白いスポンジ様です。

押し出して その感触を楽しみました

竹の鉄砲に詰め ♪ポン♪と撃って

遊んだ記憶があります

 

ツツジを取り 花の元をチュッと吸うと

甘く・香りが良く 幸せになりました。

戦後は物不足 砂糖が手に入らず 

甘さに飢えていた時代でした。

 

ガレキの山に片足を乗せ 「もう少し」で届く

その時 あ~ぁっ 足を滑らせて・・・

立ち上って ”ギョ!” でした。

足の甲が切れて パックリ口をあけ

出血が無くて 白く光っていました

背負われて医者お灸はすえられなかったけど

縫う事になったという訳です 

今でも傷跡がクッキリ残ってます

 

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美しい花から 

 蘇ってきた想い出です。