先日訪れた寺の木陰に
見事な”山吹”の花が咲いていました。
何が見事と問われれば・・
その大きさ、色の鮮やかさ
この頃もてはやされている八重咲き
・・・ではないけれど 直径4~5cm程も
戦後の焼け跡でも 植物は生き延びていて
遊び道具が少ない我々子供の
相手になり 役立ってくれました。
山吹の枝の芯は 白いスポンジ様です。
押し出して その感触を楽しみました
竹の鉄砲に詰め ♪ポン♪と撃って
遊んだ記憶があります
ツツジを取り 花の元をチュッと吸うと
甘く・香りが良く 幸せになりました。
戦後は物不足 砂糖が手に入らず
甘さに飢えていた時代でした。
ガレキの山に片足を乗せ 「もう少し」で届く
その時 あ~ぁっ 足を滑らせて・・・
立ち上って ”ギョ!” でした。
足の甲が切れて パックリ口をあけ
出血が無くて 白く光っていました
背負われて医者お灸はすえられなかったけど
縫う事になったという訳です。
今でも傷跡がクッキリ残ってます。
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美しい花から
蘇ってきた想い出です。