私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

待望のパン屋さん

2009-07-23 | 1食べる
人口増加の著しい地域に住んでいる。

近年、コンビニエンスストアの出店が相次いだのだが、焼きたてパンの食べられるパン屋さんが皆無なのが残念なことだった。

少し前、近辺では最古参のコンビニエンスストアが閉店し、最も便利なところにあったので若干の不便さを感じていたのだが、その敷地に待望のパン屋さんが開店。

待ちに待ったパン屋さん開店に喜び、ワクワク訪れたのだが、店内にバターの香などパンを焼く時にたちのぼる良い香りがまるでしない。

朝夕の人通りは多く、イートインの利用がなくはないだろうが、オフィス街から少し距離があるので、やはり近隣居住者や持ち帰りを重視したおいしいパンを期待したいところなのだが、どのパンもいささか素朴にすぎる。

食パンは、期待したたっぷりバターが香るホテル系食パンではなく「コンデンスミルクを投入…」などという説明書きがあって、やわらかさと素朴さを重視の模様。

かくして食パンの購入を見送り、いくつか惣菜系のパンを購入してみたが、どれもとにかく素朴なのだ。
明太子ペーストをのせたフランスパンは、どこのパン屋でも買ってみる私のお気に入りパンだが、このパン屋さんの明太フランスは塩辛く(店主は明太フランスが美味しい某ベーカリー出身と判明…この塩辛さは何故?)食べ終える前にギブアップしそうになるほど猛烈なのどの渇きを覚える。

テナント賃貸料は35万円ぐらいだったと思う。
かなりの数の固定客がつかないと収支は黒字にならないだろう。
ちょっと厳しいのではないだろうか。

贅沢な素材を用いておいしいパンを焼く。
厳選素材を安全志向で体にやさしいパンを焼く。
どちらかでないと、成り立たないだろう。

どちらでもないパン屋さんは厳しいな…と悲しく思わずにはいられないパン好きである。
コメント
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