私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

哀しい光景

2009-07-12 | 12怒る
七月に入ってから出現しはじめたそれを見つけたのは、今日で4回目だろうか。

早朝のゴミ出し時、遅い時間の帰宅時、駐車場の片隅にアサヒスタイルフリーの500ml缶が一つ、きれいに飲み干した状態で置いてあるのを…。

常日頃、比較的きれいに片づけられている駐車場なので、そんなゴミの存在は目を引くのだ。

マナーがないし、非常識な人物の行為であることに間違いはないのだが、いつもかならずアサヒスタイルフリーの500ml缶が一つというのは…その向こう側に哀しいおじさんの姿がほの見えてしまい、あれこれ想像せずにはいられない。

暑くなったというのに、そのおじさんは、自宅での飲酒を禁じられているのだろうか。
糖質0を謳い文句にしている商品のようだから、この春の健康診断で高脂血症や糖尿病の危険性を指摘され、奥方から禁酒を約束させられているにもかかわらず、帰宅しての一杯が止め難いとか…。
車を運転して駐車場まで到着したところで、壁際の片隅で500mlを流し込み、証拠物件の缶を自宅まで持ち帰る訳にゆかないので、空き缶を置いてご帰宅か。

…ということは、当マンションの住人に左様な哀しきおとーさんが存在するということだろうか。

願わくば、近隣の別マンションの住人であることを祈ったり。
当節のことだから、下手人!?はおじさんではなく、単にマナーのないおねーちゃんだったりして。

哀しいドラマをあれこれ想像しているうちに、すっかり気持ちが冷え冷えとしてしまった私は、ほとんど一年ぶりぐらいでビールを手に取り、エビスとサッポロ黒ラベルを購入して帰宅。

代わりに、きっちり飲んであげます。
高カロリーの肴をテーブルに一杯並べて。
だって、哀しすぎますもん。

決して飲める口ではないので、そのまま冷蔵庫で賞味期限を過ごしてしまうかもしれないけれど。
コメント
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