あまりにも常識、当たり前だったでしょうか？
答えがなく、さびしい
さて、解答です。
ガス交換の障害として、必ずAaDO2を計算しましょう！という問題です。
パッとPaO2,PaCO2,Phしか見ていない！！という人、
しっかりいつでもAaDO2を計算する癖をつけてね。
まず肺炎診断時のAaDO2は
(760-47)x0.21-55-(32/0.8)なので、55です。
翌日は鼻カヌラ2L/min吸入なので、FiO2 0.28と計算します。
AaDO2= (760-47)x0.28-70-(40/0.8)なので、80です。
そう、
翌日にガス交換障害は悪化しています。 というのが正解です。
AaDO2の計算式が曖昧な人、確認しておいてください。
写真の魚は、New Yorkでは butter fish、日本では えぼ鯛です。
答えがなく、さびしい
さて、解答です。
ガス交換の障害として、必ずAaDO2を計算しましょう！という問題です。
パッとPaO2,PaCO2,Phしか見ていない！！という人、
しっかりいつでもAaDO2を計算する癖をつけてね。
まず肺炎診断時のAaDO2は
(760-47)x0.21-55-(32/0.8)なので、55です。
翌日は鼻カヌラ2L/min吸入なので、FiO2 0.28と計算します。
AaDO2= (760-47)x0.28-70-(40/0.8)なので、80です。
そう、
翌日にガス交換障害は悪化しています。 というのが正解です。
AaDO2の計算式が曖昧な人、確認しておいてください。
写真の魚は、New Yorkでは butter fish、日本では えぼ鯛です。
血ガスで呼吸不全が改善しているのかどうかという指標にAaDO2を用いるというのは知らずとても勉強になりました。
一つ質問なのですが係数のFiO2はどのように決まっているのですか？例えば15Lの酸素をface maskで吸入といった場合はFiO2はいくつになるのでしょうか？
突然質問して申し訳ありません。もしよろしかったら教えてください。
人工呼吸器のように酸素濃度が設定できるものは、設定値そのままですが、自発呼吸下での吸入気酸素濃度は、以下の３因子によって決定されます。
酸素流量、換気量、吸気：呼気です。
ちなみにカテゴリーの木曜日ランチョンをクリックしてもらい一番古い問題をみてください。この内容で問題を出しています。
２番目の質問ですが、酸素15L/minのface mask吸入では、ものすごい流量なので現実的には呼吸器内科では行いません。この場合ほぼ100%の酸素濃度です。自発呼吸で分時換気量が15L/minを超えることはあまりありませんので、、、、。もしあるとすれば相当の呼吸不全、重症な状況ですのでそこまで処置しないことはないでしょう！
質問、ありがとね。
過去記事もとてもわかりやすかったです。
先日、大学の友人とCase StudyをやったときのCaseの患者さんが15Lの酸素をface maskで吸入していて、pH：7.45、PaO2：230mmHg、PaCO2：29mmHgのときAaDO2はどんなものなのかを知りたくて質問しました。ちなみに酸素飽和度は75%(!)、呼吸数は24/minでした。（NEJM 2004;350:599のOccam's Razor versus Saint's TriadのCaseです。）
Face maskと鼻カニューレがほとんど同じなのか、分時換気量6L/min、吸気：呼気を1:2で計算してもよいものなのかわからないのですが、
その前提で計算してみたところ、
15L/min×1/3=5L/min （I:E=1:2）
1.0x5 + 0.21x1 = A x 6 （分時換気量6L/min）
A=86.8%
となりました。あってますか？？！！
その勢いでAaDO2も計算してみたら
AaDO2= (760-47)x0.868-230-(29/0.8)で352.6
とんでもない（？！）数値になってしまいました・・・。
なんどもすみません・・・。
なるほど、この場合は吸気：呼気がいくつであれ、分時換気量が15L/min以下であればA=1.0になるんですねぇ！！
一生懸命，計算してくれた式は鼻カヌラでの話です．
つまり鼻から１００％酸素，口から２０％酸素の吸入を意味します．
ですので酸素マスクとなると話はかわってしまいます．また鼻からの酸素流量は５L以上は鼻腔粘膜を痛めるだけで意味がなく行いません．
上記の式でわかってもらいたい重要なポイントは，自発呼吸がかなり弱いと微量の１００％酸素でも吸入酸素濃度がかなり高くなるということです．ですので呼吸抑制があるCOPDなどは酸素流量に注意しないとCO2ナルコーシスをおこしてしまうということです．
では，そんなことよりうちの病棟スタッフの元気な写真でもみてね．
COPDの人でしかも自発呼吸が少ない状態の時という意味です