杏林大学呼吸器内科 『あんずの呼吸 part2』

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沖縄そば やんばる

2008年03月02日 | あんずのlethal weapon
ぴらおです。

今回、打ち上げ後のラーメンはラーメンではなく
青木先生お勧めの沖縄そば やんばる に行きました。

http://www.shinjuku-yanbaru.com/shop1.html

私が注文したのは野菜そばです。
麺はそんなに太くないですがしっかりとコシがありました。
しかも喉越しも良く美味しかったです。
スープは濃厚で、麺だけでなく野菜との相性も良かったと思いました。
ただ、塩味が強いのでスープを全部飲むことは出来ませんでした。
本場の味とお店が言っているとおり私が沖縄で食べたのと同じ感じでした。

病理のC先生も美味しいと言っていましたが、島唐辛子(泡盛につけこんだ唐辛子)
のアルコールが足りないのがマイナス点と言っていました。
ただし、これはお酒好きの人だけの感想じゃないか、、、と思います。

レジオネラ肺炎

2008年01月15日 | あんずのlethal weapon
ぴらおです。

レジオネラ肺炎を経験しました。
ショック状態で腎不全が合併しかなり厳しかったです。しかし、J先生やこいでまんといったJ先生チームの活躍で救命しました。
入院直後のカンファで私が紹介した文献と、PubMedでLegionella AND prognosisを検索して新たに目を通したレジオネラと予後との関係の文献を紹介します。
まず、私が紹介した物は
・Prognostic factors of severe Legionella pneumonia requiring admission to ICU. Am J Respir Crit Care Med. 1997 Nov;156(5):1467-72.
これは無料でダウンロードできます。http://ajrccm.atsjournals.org/cgi/reprint/156/5/1467
これは84人の患者のprospective studyです。これによりますと単変量解析では
予後不良因子は心疾患、糖尿病、クレアチニン1.8以上、Septic shock、胸部X線で両肺に陰影、人工呼吸器管理、Na 136以下、P/F 130未満、BUN 30以上です。
逆に予後が良くなる因子は適切な治療、肺炎の改善となっています。それぞれにRelative Riskが出ています。
多変量解析では予後不良因子はNa 136以下、APACHE Ⅱ>15予後が良くなる因子は肺炎の改善となっています。
他の文献では
・Treatment and outcome of 104 hospitalized patients with legionnaires' disease.Intern Med J. 2003 Nov;33(11):484-8
これはretrospective studyで予後不良因子は心不全の既往、腎疾患です。
・Severe pneumonia due to Legionella pneumophila: prognostic factors, impact of delayed appropriate antimicrobial therapy.Intensive Care Med. 2002 Jun;28(6):686-91. これもretrospective studyで単変量解析で予後不良因子はSAPS Ⅱ>46、人工呼吸器管理です。予後が良くなる因子はICU入室8時間以内のフルオノキノロンの投与、同じくエリスロマイシンの投与です。ロジスティック回帰分析で予後不良因子はSAPS Ⅱ>46、ICU入室前の症状が5日以上です。予後が良くなる因子はICU入室8時間以内のフルオノキノロンの投与です。
やはり適切な治療が早くから行われることが救命するために大事だと思いました。尿中抗原で陽性となれば自身持ってレジオネラに対する
治療を行いますが、陰性でも重症肺炎なら経過の速さや合併症から疑わしい場合はレジオネラに対する治療を行ったほうが良いと思いました。
最後に尿中抗原の事を書きます。
アボット感染症アワー2006年4月21日放送のレジオネラ感染症治療の現況
日本赤十字社長崎原爆諫早病院院長 斎藤 厚
http://medical.radionikkei.jp/abbott/final/pdf/060421.pdf
「Binax社のNow Legionellaによる尿中抗原検査は血清型1の診断率は95%以上の感度ですが、これ以外の血清型では約78.6%、L. pneumophila以外の菌種では僅か13.6%という報告がなされています。レジオネラ肺炎の分離菌は60%以上が血清型1ですが、循環式浴槽では血清型3、5、6が全体の80%以上を占めますので、診断上注意を要します。」

慈雲堂漢方勉強会

2007年11月22日 | あんずのlethal weapon
ぴらおです。
慈雲堂漢方勉強会に参加してきました。今回のテーマは小青竜湯と麦門冬湯でした。写真がそれらの煎じ薬です。どちらも咳で使いますが、簡単に分けますと小青竜湯は湿性の咳嗽で、麦門冬湯は乾性の咳嗽に使うとの事です。また、心臓喘息には木防已湯、補剤が必要で咳のある人には人参養栄湯が良いということも教わりました。皆さん試してみては如何でしょうか?ではこれから深夜業務へ向かいます。
PS Kanpo-Masterさんへ約束どおりアップしましたが時間の都合、簡単にしか記載しませんでしたので補足をお願い致します。

あんずの王子

2007年11月19日 | あんずのlethal weapon
あんずの姫が出てきましたので
今回はあんずの王子の話です。

青木先生の講義の会場で隣にいたほんちゃんから「お願いがあるんですど、、、」と言われて頼まれごとがありました。
「この写真をブログにアップしてもらえませんでしょうか?」
とのことでしたので早速アップしました。ほんちゃんこれで良いでしょうか? この写真は、あんずの王子またの名をあんずの総理が所信表明をしているところではなくて、あんず医学会で発表しているところです。デビュー戦でしたがしっかりとこなしていました。さすが総理です。当直で参加できなかったkanpo-Masterにも見てもらいたかったです。

TIC by ぴらお

2007年11月04日 | あんずのlethal weapon
私の初参加がほんちゃんのデビュー戦でもあり
ほんちゃん専属カメラマンでもありました。
(その写真はほんちゃんのカメラで撮影したので
私の手元にありませんが、、、)

1例目の演者が遅れているということで急遽1例目となった
ほんちゃんでしたが、それに動ぜず堂々としていました。
また、我々のあんずの呼吸器のエンブレムをアドリブで
紹介するといった、普段のカンファ以上の力を出し
本番に強いほんちゃんという印象を持ちました。
終わった後、2例目の内容に関してほんちゃんに
話しかけましたが放心状態でした。
その状態のほんちゃんも印象的でした。

その後のカマキリ

2007年10月17日 | あんずのlethal weapon
当直明けの翌朝カマキリを見に行きますと
写真をご覧になればわかりますように
絶体絶命のピンチでした。

そしてMrチン先生が一言
「卵ないじゃん」

ピンチ!?を切り抜けたカマキリを
昼に見ますとお腹の後ろ側の側面から
普段見たことのないしっぽのような物が
1本ずつ見られました。

今後に乞うご期待

カマキリ

2007年10月16日 | あんずのlethal weapon
ちょっと息抜きです。

敷地内で発見したカマキリです。
朝から夜までずっと同じ場所に居て
写真を撮るために近付いても全く
逃げようともしていませんでした。

Kanpo-Master先生が「写真、写真」と
言って私が撮らされました。
そして、ブログに載せといてと
言いましたのでアップしました。

昆虫博士!?のイッシー曰く
「動かないのは弱ってるからではなく
お腹が大きいので卵を産もうと
しているのではないか」とのことです。

明日の朝が楽しみです。

Brittle nail

2007年10月16日 | あんずのlethal weapon
またもやも爪です。
これも良く見かける爪だと思います。

これは有難くもいつもコメントを書いて下さって
おります『ICT担当の検査技師です』さんが
コメントのところで紹介して下さったサイトから
見つけてきました。

教えて頂いたこのサイトは早速Kanpo-Master先生と
見てみました。
キーワードをnailで検索するとエラーになって
しまいましたので詳しくは見ていませんが
これを見つけられました。

http://health.allrefer.com/pictures-images/brittle-nails.html

ここに載せた写真はこのサイトから拝借しました。
下の方に簡単な説明文がついており、亜鉛や鉄の欠乏、
甲状腺疾患で見られるようです。

徳田先生講義その3

2007年10月11日 | あんずのlethal weapon
打ち上げでは徳田先生からは手背静脈から心不全を見る方法など
講義では時間がなくて言えなかったことを習うことができました。
また、徳田先生と病理のC先生からは沖縄中部病院時代の
勉強になる話しから面白おかしい話までいろいろと聞かせてもらいました。
また、病理のC先生からはもっと臨床の先生から情報を提供して欲しいと
いうことと、疑問点を示してくれればこちらとしてもそういった目で
組織を見ることができるとおっしゃっていました。

私も3年目で外病院に出向した時に言われて気付いたことでしたが、
臨床の先生は病理だけでなく放射線科や他科に足を運び、受診依頼の
正式な書類には記載はできないがお互いが考えている内容を話し合うのが
重要ということを改めて思いました。

今回打ち上げは、あんずの医局から私より下はほんちゃん(旧こんちゃん)しか
参加できませんでしたが、次回はもっと大勢の先生が参加してくれればと
思いました。

PS
病理のC先生からビートルズのことに関していくつか質問を受けました。
御本人はある本しか読んでないけどとおっしゃっていましたが、
質問が鋭く相当内容を解釈した上での質問だと思いました。
ビートルズ研究家の私だと大抵の質問は条件反射で答えられますが、
今回は一呼吸置いてから通の人にも納得できる答えを答えました。
やはりできる先生はどんな内容でもできるんだと思いました。
恐るべしC先生と思いましたのと同時に、こんな質問をしてくる人が
身近にいたんだということが分かり非常に楽しませてもらいました。

以上、Kanpo-Master先生に頼まれぴらおが報告しました。

徳田先生講義その2

2007年10月11日 | あんずのlethal weapon
講義は写真の通り立ち見ができるほどの大盛況でした。
講義終了後にM5の学生さんや研修医の先生などと話をしましたら、
「日頃なかなか聞けない話を聞くことができて良かった」と
言っていました。
M5の学生に「難しくなかった?」と聞きましたが
「何とか大丈夫でした」と言っていました。

徳田先生講義その1

2007年10月11日 | あんずのlethal weapon
日が変わってしまったので昨日、徳田先生の講義がありました。
あんずの医局員の中ではお馴染みですが
私は3年間医局を離れていましたので、某出会い系サイトで
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/f9cb23766586311074ba2a9c1216ecea
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/cbdc02c89155c5a95d282db58f312cb0
http://blog.goo.ne.jp/23c2230/e/400851ffd9a4003cb8e45d0cbea9a22b
Kanpo-Master先生の紹介で会わせてもらいました。

私にとっては待ちに待った講義でしたので非常に楽しみにしていました。
日頃疑問に思っていたことを論理だって説明してくれたり
熱と心拍数の関係、奇脈の所見のとり方、悪寒と心拍数もしくは頻呼吸から
CRPが10以上だということを予測できるなど非常に勉強になりました。

写真はKanpo-Master先生から講義の風景を撮って欲しいと言われ講義への集中力が
おろそかになりながら撮影しましたものです。

漢方マスターズゼミナー

2007年09月04日 | あんずのlethal weapon
ぴらおです。
Kanpo-Masterが名古屋に行っている時に
私はツムラの漢方マスターズゼミナーに参加していました。
その中で最も為になったこと(漢方だけでなくセンノシドを使っている人にも関係あります)を書き込みます。
主な生薬の有効成分は、プロドラッグである配糖体が腸内細菌によって糖の部分が利用されることで活性成分が切り出されることで作り出されるようです。
ですので大黄(センナ)、甘草、芍薬、柴胡、人参などが入っているものは腸内細菌が重要になってきます。センノシドの糖の部分を利用するのは
Bifidobacterium sp.だそうです。

実際に講義してくれた昭和薬科大学の田代先生はセンノシドが効かなかった人にビフィーナ(ビフィズス菌)を投与して効果を出すことができたとのことです。このことからセンノシドの効かない頑固な便秘には同時にビフィズス菌を投与した方が
良いことが分かりました。広げて考えますと漢方が効かない人の中には
腸内細菌を投与して効く体に変えることができるということになります
私は1人感動していましたがKanpo-Masterにとっては常識なのでしょうか?写真はナイジェリアのものです。私が滞在していた場所から歩いて25分の
ところにあるマーケットの途中の集落!?の露天です。アカラという料理で一見すると沖縄のサーターアンダーギーに見えます。しかし、味は甘くなく塩味で、唐辛子がしっかりと入っていますので辛いです。しかも、red eye beansと言う豆で
出来てますので小麦粉とは少し風味が違う感じがしました。写真の家族が作って売っていました。丁度、揚げているところでしたのでその写真も撮る事ができました。ナイジェリアのイボ族ではこれが朝御飯の1つとのことです。

機械のメンテナンス

2007年08月08日 | あんずのlethal weapon
7日の午後はKanpo-Masterと一緒に獣医畜産大学へ行き、
8月末に行う測定で使う機械のメンテナンスをしてきました。

してきましたと書きましたが、マニュアル本に沿って行いましても
上手くできず2人で玉砕しました。

写真は獣医畜産大学馬術部の馬です。
決して実験動物ではありませんです。