杏林大学呼吸器内科 『あんずの呼吸 part2』

当教室への連絡をいつでもお待ちしております.
23c2230@mail.goo.ne.jp
入局,大歓迎です!

ハイジキッズアカデミー

2008年06月30日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
幼稚園の年中さんから参加可能なhttp://www.heidi.co.jp/があります。
東京などからの都会の子供に人気のようです。夏はホタル、キャンプをはじめ
様々なレクリエーションがあるようで、うちの娘は去年、友人に勧められ、初めて親元を離れ、年中で参加しました。ほとんどが小学生のようですが、、この話のオチは、ハイジキッズアカデミーは母方の親戚がやっていたということをあとで知った、ということです。野生のホタルはなかなか見れません。東京では野生ではありませんが、椿山荘あたりでしょうか、、、
リケッチアというよりも蚊に刺される方が多いかも知れません。

リケッチア症のトピックス

2008年06月29日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2008C128がありました。
昨日は国立感染症研究所で行われたリケッチア症のトピックスというれくちゃーに参加してきました。司会者も演者の先生も知っている先生が多かったです。
内容は、普段僕が遭遇していない(もしくは見逃しているかも知れない)リケッチア症に関して、症例報告とそのreview,れくちゃーでした。発疹熱(Murine Typhus )や、つつが虫病などの勉強になりました。実はアカツツガムシによる古典的ツツガムシ病はほぼ消失した(私の住んでいた東北地方では結構、夏になると問題となっていた)というのも初耳でした。Orientia tsutsugamushiは偏性細胞内寄生細菌で血清型が存在するが、Kato,Karp,Gilliamの標準型と呼ばれる3種類しかコマーシャルベースでは抗体が測定できないようです。その他Kuroki, Kawasaki,Shimokoshiなどの型は測定できない。かさぶたや皮膚のbiopsyからもPCRで検出することができる。ツツガムシに噛まれても6時間しないと菌が注入されないなどほお~と思うコメントがいろいろありました。血清の測定ではちなみに、2500円X2で5000円かかるので、これが届出がわずらわしいということで実際の罹患数より報告が少なくカウントされている可能性が高いそうです。
その他、マダニの刺咬によるRickettsia japonicaでの日本紅斑熱(Japanese Spotted fever)も問題になっているというのは知りませんでした。その他、エーリキア症やアナプラズマ症などの話も少しありました。あと基本的三重包装の手法(Basic triple packaging system)http://www.nih.go.jp/niid/docs/guidance_transport.pdfも紹介されていましたが、ゆうパックなどで
これを実現できるのかどうかはよく分かりませんでした。
http://www.chieiken.gr.jp/index.htmlの地域衛生研究所も検査はやっているようです。いずれにしても疑わなければ診断がつかない疾患なので、頭に入れておこうと思います。

ラーメン行っちゃいました。

2008年06月27日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
今日は、神田での画像勉強会に行った帰りにDrいっしーと2人で四谷の一心ラーメンに行ってきました。最初は秋葉原のじゃんがら、ラーメンを目指したのですが、混んでいたのであっさり諦め四谷に直行しました。学生時代にサッカーの練習の帰りに夜中にたまに食べにきましたが、そのときと店のおばちゃんは変わっていないように思いました。細麺で醤油味のお店です。他にも辛めの麺もありましたが、私はエリマキラーメンを食べました。学生時代を思い出す味で非常に懐かしかったです。味と音楽はそのときの情景が思い出されるものです。月1回の画像勉強会の方もなかなか楽しかったです。こちらは3年以上ほとんど皆勤賞です。

漢方薬に目覚めるまで、、

2008年06月20日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。

新見先生のサイトで数年前まで全く信じていなかった漢方に目覚めるまでの話が非常に興味深く載っています。
↓参照です。

http://ameblo.jp/mniimi/entry-10107851275.html

写真:柴胡
「柴胡 さいこ」とはセリ科の多年草で春と秋に根を採取し乾燥させたもので、その薬効には解熱、鎮静、鎮痛、肝機能の改善と調整の他に抗ウイルス作用もあるとされています。
今度、院内で行われる東洋医学会の発表に柴胡剤が効いた症例のまとめを出そう
と思っています。

最強の心音サイト!?

2008年06月19日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
今、私が比較的凝っていることは、内科外来にコンサルトのあった患者もしくは
普段から他の疾患でfollowしている人でも心雑音があったら、自分なりに答えを予想して、自分で心エコーをし答え合わせをすることです。この繰り返しをしてみて改めてきづいたのですが、たとえばTRなどがあってビュービュー逆流があっても弁の開き具合よっては聴取しずらい場合があることです。AS, AR, MRは比較的多く、時にTRは遭遇しますがやはり難しくなってくるのは弁膜症がいくつか重なったときだと思います。そのときにはやはり聴診部位と心雑音の聴取される時期をよーく、聴くということが大事なのかあ、、と最近実感してきました。数日前はTRを聴診で見つけて少しうれしかったりして、、、(しかしPRを見落とすという、おちが、、つきましたが、、)さて、いろいろ心音サイトがある中で無料のものでわかりやすいなあ、、と思ったのが、以下です。参考になります。きっと、、。
http://www.blaufuss.org/
のheart sounds tutorialです。

第1回大船GIMカンファレンス楽しかった、、!

2008年06月15日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
いやあ、今日の大船GIMカンファレンスは楽しかったです。画像に頼らない身体所見とヒストリーで時間経過で主治医になったつもりでみんなで考えていくという
やり方は非常に勉強になりました。須藤先生ありがとうございました。!
湘南鎌倉病院や茅ヶ崎徳州会病院の一部の先生方と再会、もしくははじめてお会いする先生もいて、”出会い系サイト”のような感じになりました。あなたがKanpo-Masterですか?と数人の先生に言われました。
知人の知人という先生もいらっしゃいました。世の中狭い!http://skghgim.com/staffintro.html この中の3人の先生方と楽しくお話しましたが、あんずの呼吸を見て下さってくるようです。さらに某Y市立大学の学生さんに”あんずの呼吸”みてます。といわれました。Kanpo-masterは謎の人物として一人歩きしているようです。それにしても須藤先生の話も楽しく勉強になりました。もっともっと色々な話を聞いて自分ももっと成長したい(横にではなく)と思います。全体的にみんなが良く発言する会であることにびっくりしました。以下が湘南鎌倉病院GIMののブログです。
お互いにリンクしましょう、ということで、あんずの呼吸のリンク先にも入れさせて頂きました。
http://skghgim.com/

今日は大船中央病院総合内科カンファレンス

2008年06月14日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
今日は須藤先生らが主催される第1回大船中央病院総合内科カンファレンスに参加してきます。沢山の施設から沢山の先生がたが集まるようです。
あんずからも、須藤先生の弟子たち(私を含む)が4人ほどお邪魔する予定です。
天気もいいし、カンファレンス日和です。

http://www.carenet.com/store/dvd/monthly/index.aspx
↑今月号は須藤先生らがれくちゃーされています。ケアネットDVDです。
私も外来の勉強用に、と病院で定期購入をしてもらいました。

レジオネラ肺炎、ATIN, 横紋筋融解症

2008年06月14日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです 

 Pathological Evidence of Rhabdomyolysis-induced Acute Tubulointerstitial Nephritis Accompanying Legionella pneumophila Pneumonia
http://jcp.bmj.com/cgi/content/abstract/jcp.2008.057000v1
というお題でJournal of clinical pathologyという英国の雑誌にレジオネラ肺炎によるATIN、横紋筋融解症によるミオグロビンが遠位尿細管につまっている貴重なpathologyの報告をしむらっちょet alでしました。この症例はしむらっちょ&Kanpo-Masterで相当苦労して救命した一例であり、多くのことを勉強させて頂いた症例でもありました。これもまた世界のどこかで読んでくれる人が沢山いると思います。しむらっちょcongratulation!! wawa先生、英語チェックお疲れ様でした!

We experienced a patient of Legionella pneumophila pneumonia with rhabdomyolysis-induced acute tubulointerstitial nephritis (ATIN) and prolonged renal dysfunction. The case was a 54-year-old man, admitted to our hospital for high-grade fever, ataxia and muscle dysfunction and his chest roentgenogram showed multilobular infiltrations. As L. pneumoniae was detected in his sputum and urine, either by the PCR as well as by culture,he was diagnosed as L. pneumophila pneumonia. Despite the anitmicrobial therapy to Legionella, he further developed renal failure and rhabdomyolysis. The renal biopsy revealed ATIN, by showing the presence of myoglobin casts that occluded the distal tubuli and tubulointerstitial nephritis, leading to the diagnosis of rhabdomyolysis-induced ATIN. Later, the renal function was improved into the normal range, after he discharged on foot. To our knowledge, this is the first pathological evidence that confirmed the involvement of rhabdomyolysis in legionellosis-associated ATIN.

あんずの呼吸

2008年06月12日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです 

あんずの呼吸器科の院内での学生アンケートでは院内すべての他の科と比較して、ぶっちぎりの高評価を頂きました。これも普段、学生相手に良く面倒を見ている先生方の成果だと思います。 やったね!

写真:旅人の木のラーメン

ラーメン行っちゃいました。

2008年06月10日 | Kanpo-Master の部屋

久々に新たなラーメン屋を吉祥寺で開拓した。
その名は、、”旅人の木”といいます。いつも自転車で”油麺ってなんだろう?と思いながら”目の前を通り過ぎていたのですが、
日曜日に学生らしき人たちが行列を作っているのを見て、これは行ってみるばい、
と思っていました。つけ麺を食べてみましたが、スープも和風醤油でおいしく、麺の上にはかつおの粉が載っています。混ぜる前後で味わうと違う味が楽しめるとのことです。メニューを少しずつチャレンジしていきたい、と感じたお店でした。
駅から少し離れているので、隠れ家的な店です。

http://www.good24.jp/shop/f475.html

怒涛の数週間

2008年06月06日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Maserです。
なぜか分からないのですが、この数週間は非常に忙しかった。怒涛の数週間でした。呼吸器外科、放射線、病理、呼吸器内科の合同カンファレンスの準備やら(私が準備しても時間がおしてしまい、結局配るだけになる場合が多いですが、、)出張やら、投稿原稿の締め切り、漢方勉強会、画像勉強会、合間に外来の準備など(私はよくrare diseaseにあたることが多い気がします。)、内科専門医、感染症専門医の受験書類の準備も。各大学、施設と共同で行っている全国の肺炎の菌株のサーベイランスの書類作成をカルテをひっくり返して調べる、、などなど、、睡眠不足が続きましたが、やっとひと段落。目やにも落ち着きました。もちろん私一人が忙しいわけではなく、みんな非常に忙しくしているのですが、、

そんな中、昨日は娘の誕生日で 聘珍樓 に行ってきました。さすが、値段もさることながら、おいしい。料理を堪能しているKanpo-Master娘の横からの写真です。普段は質素に暮らしておりますので、たまに食べるのがいいんでしょう、きっと!

RA Lung

2008年06月01日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。

http://blog.goo.ne.jp/23c2230/e/b4779af048d50b04e8e93f4383d290fbでも
紹介しましたが、この本は一般内科医にとって、膠原病全般に関して分かりやすく書かれています。

Rheumatoid Lung Disease [Proc Am Thorac Soc 2007;4:443-448]
http://pats.atsjournals.org/cgi/content/abstract/4/5/443?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=
&andorexactfulltext=and&searchid=1&FIRSTINDEX=
0&sortspec=relevance&volume=4&firstpage=443&resourcetype=HWCIT

これによるとRA-UIPとその他のCVD(non-RA)-UIPではpercent survivalが違うようです。AJRCCM 2007;175:705-711を引用しています。

Antithrombotic treatment in atrial fibrillation

2008年06月01日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。

外来でAfの人は比較的多く遭遇しますが、どこまでintensiveに抗凝固療法を行うのか、というのはptの薬の管理ができるか、とか、病院へきちんと通えるか、strokeのリスクなどを全てを勘案して決めなければいけないので、結構難しいなあ、と思います。そんな中、この論文はとりあえずの指針をエビデンスをまとめながら示してくれています。(そう、自分の判断が及ばないような難しいときには、ある程度エビデンスにノッカッテしまうのが私のやり方)
良くまとまっています。

Antithrombotic treatment in atrial fibrillation [Postgrad.Med.J.2008;84:252-258]
 http://pmj.bmj.com/cgi/content/abstract/84/991/252?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&andorexactfulltext=
and&searchid=1&FIRSTINDEX=0&sortspec=relevance&volume=
84&firstpage=252&resourcetype=HWCIT