杏林大学呼吸器内科 『あんずの呼吸 part2』

当教室への連絡をいつでもお待ちしております.
23c2230@mail.goo.ne.jp
入局,大歓迎です!

漢方マスターのRed eyeの続き

2008年05月30日 | Kanpo-Master の部屋

It usually starts in one eye with the other becoming injected a few days later.と先ほどの紹介のサイトにも書いてあるが、その通りに今度は左目も赤く
なりはじめ。目やにが何もしなくてもどんどんでてきている。昔、青木眞先生のRed eyeの話で出てきた表。某同期の研修医が頭痛の鑑別にglaucomaと、excellentな答えをして”Yes!! ”と青木先生に言われていたのを思い出します。

漢方マスターのRed Eye

2008年05月30日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
毎朝行われている、カンファレンスにて、、
Y氏:Kanpo-Master先生、目が赤くて腫れてますよ!
Kanpo-Master: ははっ、寝起きだからかな?
あんずの評論家のK氏:髪もどあ~って!(寝癖)すごいよ。
Kanpo-Master:ははっ!寝起きだからかな?

でも私は知っていた。今朝右目が目やにべっとりでなかなか開かなかったことを。
これは通常の寝起きだけではすまされないことを。おまけに咽頭痛が、、かゆみも若干ある。鼻閉や鼻汁はない。視力もOK. 眼痛もなし。診断はviral conjunctivitis. へなちょこな診断をしていなければ、、
目やにが異常に出る、、!こんな経験ははじめてなので、自分の目を写真にとってみた。http://jaapa.com/issues/j20060301/articles/redeye0306.htm
ついでに上記のサイトもざっと見てみたが、診断は恐らく大丈夫そうだ。

いせや復活?

2008年05月29日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
今日は、新潟大学まで、とある先生のご指導を受けに行ってまいりました。論文の書き方、Figureについても詳細に指導が入り勉強になりました。ところで、帰り道に、あの、いせや、が再開しているではありませんか?そして店前には以前のように仕事帰りのサラリーマンがごった返していました。何か、いい感じ~、、、
写真:まだ古いころのいせやです。一日6000本の焼き鳥が売れるそうです。何だかビールが飲みたくなってきました。

エビデンスは所詮、エビデンス?

2008年05月22日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
漢方に取り組み始めてからは、不定愁訴にフタをしなくなり、診療スタイルが大きく変化したのを体感している。漢方は存在そのものがエビデンスである、と強く思う。Impact factorの高い雑誌により西洋医学のエビデンスは一日でひっくり返ることもあるけど、、漢方にはそれがない。いらない薬は自然淘汰されていくからだ。と思う。
腹証図解漢方常用処方解説という本は高山先生が書いた本ですが、イメージで漢方を捉えるのに非常にグッドだと思います。漫画チックで僕は好きです。エビデンスを知っておくことは大事だと思うけど、それが全てじゃない、といつも思っています。
写真:張仲景
張仲景(ちょうちゅうけい)(150?-219?)
張仲景、名は機、後漢のころの南陽郡涅(でつ)陽(よう)(河南省鎮平県東北部)の人。文献上の考証では、桓帝の和平元年(150)に生まれ、献帝の建安24年(219)卒。享年はおよそ70歳。仲景は幼い頃から「群書に博通」し、10代ですでに地方に名前が広まっていた。霊帝のときに、孝廉に推挙され、50歳のころには長沙の太守(県知事のような政治家)となった。しかし彼が有名なのは政治家としてではなく、『傷寒雑病論』という医学書の著者としてである

β-Dグルカン

2008年05月22日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterですう。
今日は大学のカンファレンスであつい議論をいろいろした後に、四ツ谷まで出掛け、夜の7時半から9時すぎまで漢方セミナーに参加してきました。高校生の頃に習った古文の授業を聞いているような錯覚に陥りました。内容は難しかったですが、何とかついていきたいと思います。そして来年には漢方専門医をとりたいと思っています。その後、大学の明日の外来の予習をして帰宅したところ、こんな時間です。ですが、久しぶりにがんばってブログを更新していたら、昨日のあくせす数は800近くもありました。おおっ!ところで、もう一つおおっ、というのがコレ↓
http://www.journals.uchicago.edu/doi/abs/10.1086/588295
以前に研修していた病院からの報告です。βーDぐるかんを日本からLANCETに発信した先生が今度はCIDに出していました。まだ読んでませんが、、微生物検査室でしこたまお世話になったSさんもco-authorで入っているようです。おめでとうございます。研修医数人で毎日のように微生物検査室に通っていた(遊びに行っていた?)頃が懐かしいです。あんず医局からも、最近アクセプトされた論文たちをそのうち色々と紹介できると思います。乞ご期待!

カモの親子

2008年05月20日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-masterです。
先日大通りをあんず大学から獣医畜産大学まで自転車を走らせていると、カモの親子に遭遇しました。思いっきり歩行者と一緒の道路を歩いて、横断歩道も渡っていました。つきそいの公園の管理人みたいなおじさんが、こっちだよ、とか、そっちじゃないよ、とかいいながら長い距離を移動するのを手伝っていたようです、、
僕の足元まで寄ってきて非常にかわいかったです。そのときの一枚、、、

FUOへのアプローチ

2008年05月20日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。

先日のTokyo Infection Conferenceでは亀田病院から同様の症例における水周りの感染症が出ていました。
以下の話題はその疾患の診断にいきつくまでの道のりが出ています。大変な症例こそ、検査前確率の高い疾患を鑑別に挙げてから検査をしないと、検査結果にひきづられてしまいます。自分だったら何をオーダーするか、を考えながら読めるようになっているので勉強になります。
http://www.mayoclinicproceedings.com/pdf%2F8303%2F8303rc%2Epdf フリーでダウンロード可です。
To avoid both unnecessary exposure of the patient to medical intervention and unnecessary cost, testing should not be undertaken without good clinical indication. のことばでまとめてあります。

Cavitary lung disease

2008年05月19日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
最近、外来や病棟、他科依頼などでも続けてcavitary lung diseaseに遭遇しました。画像診断は基本的に好きなので、以下のreviewも読みましたが、なんせ、長~い、ので2回くらい気づいたら文献が腹の上に載ったまま口を開けて寝るという状態でした。reviewするauthorは本当にこれだけの文献を良くまとめるなあーーーと本当に思います。日本語でもつらいかも、、
Cavitary pulmonary disease [Clin Microbiol. Rev 2008;21:305-333]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18400799?ordinalpos=4&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum

あと、PCPのペーパーが社保中の徳田先生らによってまとめられています。co-authorにはうちのボスも入っています。
Clinical and radiological features of pneumocystis pneumonia in patients with rheumatoid arthritis, in comparison with methotrexate pneumonitis and pneumocystis pneumonia in acquired immunodeficiency syndrome: a multicenter study.
[Intern Med. 2008;47(10):915-23]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18480575?ordinalpos=3&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum こちらはフリーでダウンロード可です。

漢方勉強会のお知らせ

2008年05月17日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
ずいぶんと今月はブログをいじるのをサボってしまいました。それにも関わらず、結構沢山の人が見ていただいているようで感謝申し上げます。さて、漢方勉強会ですが、、
5月21日 夜7時半から9時まで
会場:四ツ谷の主婦会館:テキスト「傷寒論を読もう」高山宏世 編著
講師:高山宏世先生 
→こちらはクローズドになっておりますので、ツムラの人に問い合わせが必要です。またある程度漢方やっていないとついていけないようです。私は一応参加予定
出席者は高山先生の本の購入が必要です。

5月22日、慈雲堂内科病院、会議室にて 夕方5時半~7時までツムラの学術の串田さんの解説、生薬の試しのみあります。理事長の臨床のお話も面白いです。お題は、、忘れた、、初心者大歓迎です。医局からも数人参加定。

■明日から使える漢方講座 
場所はすべて中野サンプラザ 11階 ブラッサムルーム
6月18日:夜8時~9時半 心療内科領域の漢方療法
7月9日:夜8時~9時半 消化器疾患領域の漢方療法
9月17日:夜8時~9時半 呼吸器疾患領域の漢方療法
講師:檜山 幸孝先生(証 クリニック吉祥寺 神田)
→この先生は江戸っ子風で富山医科薬科大学の助教授だった先生です。以前に漢方合宿でもお世話になった先生の一人です。一人ひとりの患者さんをじっくり見るために開業したそうです。実際、診療が趣味で楽しんでやっている、と言っておられました。

■皮膚科領域ですぐに使える漢方処方 -夏場に向けてー
講師:豊田雅彦先生 うるおい皮膚科クリニック院長、慈恵医大非常勤講師
6月28日、7時20分~20時40分、東京都新宿区西新宿1-24-1
エステック情報ビル 21階 会議室A 参加費無料