Kanpo-Masterです
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今日は漢方勉強会の日でした。
ぴりり、と辛い朝鮮五味子(写真左)を味見して、桂麻各半湯を飲みながらの
レクチャーでした。毎回ツムラの学術の峯尾さんがいらして基礎的な
生薬のレクチャー、その後に理事長の臨床談義があるので面白いです。
表証(頭痛、悪寒、発熱、首筋のこり、節々の痛み、発汗、鼻がぐずる)
裏証(下痢、便秘、腹満、身体腹部の熱感)
半表半裏証(咳嗽、心窩部痛、口苦、悪心嘔吐)
のどれか、そして
寒(悪寒、寒性頭痛、冷え症、寒性下痢、薄い喀痰、尿が無色で量が多い)
熱(全身の発熱、ほてり、のぼせ、住血、口渇、尿が黄色~赤色)
のどちらかをみて処方を決めていくといいそうです。
麻杏甘石湯(麻黄、杏仁、甘草、石膏)の石膏が桂枝に変わっただけで
麻黄湯(麻黄、杏仁、甘草、桂枝)が出来上がります。
麻黄と石膏では2000年もの昔から邪熱(喘息などの炎症)を抑える
作用が強く自然淘汰されずに残った優秀な薬のようです。
発汗作用はあまりないようです。石膏は清熱作用。
Steroids sparing agentとして私は麻杏甘石湯なども積極的に
外来の喘息患者で使用しますが、結構切れ味がいい印象があります。
麻黄と桂枝が組み合わさると強烈な発汗作用が出現するため、
シバリングがきているような人には麻黄湯を処方するとうわーと発汗させて
一気に汗、(^_^;) をかいて治します。うちの娘も39度の熱がでた直後に
麻黄湯を1包内服させた1時間半後には37度に解熱して
おったまげたことがあります。NSAIDでも飲ませたかのような反応でした。
これからインフルエンザの季節ですが、発汗、解熱までは麻黄湯や
桂麻各半湯はタミフルとの併用はいいようです。
桂麻各半湯はアトピーに使われることもあるようです。
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今日は漢方勉強会の日でした。
ぴりり、と辛い朝鮮五味子(写真左)を味見して、桂麻各半湯を飲みながらの
レクチャーでした。毎回ツムラの学術の峯尾さんがいらして基礎的な
生薬のレクチャー、その後に理事長の臨床談義があるので面白いです。
表証(頭痛、悪寒、発熱、首筋のこり、節々の痛み、発汗、鼻がぐずる)
裏証(下痢、便秘、腹満、身体腹部の熱感)
半表半裏証(咳嗽、心窩部痛、口苦、悪心嘔吐)
のどれか、そして
寒(悪寒、寒性頭痛、冷え症、寒性下痢、薄い喀痰、尿が無色で量が多い)
熱(全身の発熱、ほてり、のぼせ、住血、口渇、尿が黄色~赤色)
のどちらかをみて処方を決めていくといいそうです。
麻杏甘石湯(麻黄、杏仁、甘草、石膏)の石膏が桂枝に変わっただけで
麻黄湯(麻黄、杏仁、甘草、桂枝)が出来上がります。
麻黄と石膏では2000年もの昔から邪熱(喘息などの炎症)を抑える
作用が強く自然淘汰されずに残った優秀な薬のようです。
発汗作用はあまりないようです。石膏は清熱作用。
Steroids sparing agentとして私は麻杏甘石湯なども積極的に
外来の喘息患者で使用しますが、結構切れ味がいい印象があります。
麻黄と桂枝が組み合わさると強烈な発汗作用が出現するため、
シバリングがきているような人には麻黄湯を処方するとうわーと発汗させて
一気に汗、(^_^;) をかいて治します。うちの娘も39度の熱がでた直後に
麻黄湯を1包内服させた1時間半後には37度に解熱して
おったまげたことがあります。NSAIDでも飲ませたかのような反応でした。
これからインフルエンザの季節ですが、発汗、解熱までは麻黄湯や
桂麻各半湯はタミフルとの併用はいいようです。
桂麻各半湯はアトピーに使われることもあるようです。