全国の紳士淑女の皆様、お久しぶりです。コソ染め太郎でございます。
久しぶりの更新ではございますが、今日は「
カレー」の話をしたいと思います。
もちろんここはコソ染め太郎の日誌です。
皆様が大好きなごはんと一緒に召し上がるヤツじゃありません。
むしろ
カレーを食べた後に出てくる皆さんがあまり好きじゃない方の「
カレー」でございます。
お刺激が強すぎるため、お食事中の方、また心臓にご不安のある方の閲覧はお控え下さいませ。
今日のコソ染めです。
これは僕が研修医の時のお話です(架空の症例です)。
救急外来に高齢の寝たきりの方が運ばれてきました。
ショックで
自発呼吸もままならない状態。
やべぇな、コレ。
という事で
輸液ガンガン、
ジャクソン揉み揉みでなんとかバイタル落ち着きました。
なんかのSeptic shockかな?
という事で(ササッとですが)フォーカス検索をしましたが、明らかな物はなし。
とりあえず全身CT撮ってみるべ。
な、な、な、なんと!
ケツに巨大なエアーが!
炎症のフォーカスは
ケツだ!
ケツを見ろ!
という事で患者さんを側臥位にしてみると…
カレーまみれのガーゼに覆われた巨大な褥瘡を発見!!
皆さん、想像してください。
ガーゼに覆われた巨大な
褥瘡。
それに
カレーが染み渡っている様を!
もう
カレーが染みているという次元じゃないです。
カレーガーゼです。
そして
強烈な臭い!
カレーを洗浄した後、褥瘡のポケットの中をスワブでゴシゴシ。
その時のグラム染色がコレです。
その光景に上級医がポツリと…
「連邦のモビルスーツは化け物か!?」
とつぶやいたとかつぶやかなかったとか。
更に
カレーガーゼの猛威は続きます。
なんと、
血液培養2セット全てから…
Group G streptococcus
Providensia spp
Proteus mirubilis
3種類だと…!?
「こ、これが戦い…」
思わずポツリとつぶやいてしまいました。
恐ろしや
カレーガーゼ。