Kanpo-Masterです
昨日は狂犬病のセミナー、本日はレジオネラ肺炎のシンポジウムに行って来ました
その後、自宅で”硫黄島からの手紙”というドラマを見た。
死を覚悟して島で戦う日本兵の手紙を、危険をおかして日本まで
届ける飛行隊との物語だった。
そして奇跡的に届けられた手紙が数十年、遺族の支えとなっていた、、、と
いう話だった。私Kanpo-Masterはジュニアレジデントを都立広尾病院で行って
いたため、麻酔科を回った後は島諸医療のため、救急患者を向かえに救急バッグ
一式を持って消防庁や自衛隊のヘリコプターでいろんな島に行った。
自衛隊のPC-300という輸送機で3回ほど日本軍玉砕の地である
硫黄島に降りたことがあった。母島からの患者と落ちあうためである。
はじめてその地に降り立ったとき、ごつごつした岩の島のあちこちから
もくもくと立ち上がる煙で、異様な感じを受けた。
往復8時間のコースだったが、数十人もの自衛隊員が一人の命を救おうと
動いている姿に感動して、始めての時は涙がでそうになったのを覚えている。
日本軍2万1900人がなくなったこの島のことは日本人なら覚えておくべき
だろうと思う。先週、外来が珍しく空いた午前中の時間に、私に高血圧、
前立腺肥大症でかかりつけの80台の男性がいつものようにやってきた。
たわいもない話からいつしか戦争の話になった。
その人は青森の八戸の第8師団に属しており、日本陸軍では
精鋭といわれたところだったらしい。そこから大将が何人も出たと言っていた。
たまたま海軍を希望したので、硫黄島には行かなかったが、同僚はほとんど
硫黄島に召集された、、と言っていた。東京では終戦後の物資が本当になく、
銀座で1件だけアメ公相手の店には物資があふれていた、、、と言っていた。
田舎で正月に神社の御神酒配りのお手伝いをしていたときにも、シベリア抑留
されたヒトの話をたき火しながら朝まで聞いたことがあった、、草でもなんでも
食べて生き残った、、と言っていた。極限に人間を追い込む戦争とは本当に
嫌なものだ、、と思う、、と同時に普段の生活で、些細なことに不平、不満、
を思ってしまう私などは、あの時代から見れば、どんなにか幸せな環境にいる
のだろう、、と感じた。家族がいて、仲間がいて、愚痴をいいあったり、
支えあって生きている。そんな些細な幸せで心が満たされることが、
最大の幸せなのかも知れない、、、”父親達の星条旗”は見に行ったが
”硫黄島からの手紙”も映画見に行こう、、と思った
今日は詩人な男@Kanpo-Masterでした。
昨日は狂犬病のセミナー、本日はレジオネラ肺炎のシンポジウムに行って来ました
その後、自宅で”硫黄島からの手紙”というドラマを見た。
死を覚悟して島で戦う日本兵の手紙を、危険をおかして日本まで
届ける飛行隊との物語だった。
そして奇跡的に届けられた手紙が数十年、遺族の支えとなっていた、、、と
いう話だった。私Kanpo-Masterはジュニアレジデントを都立広尾病院で行って
いたため、麻酔科を回った後は島諸医療のため、救急患者を向かえに救急バッグ
一式を持って消防庁や自衛隊のヘリコプターでいろんな島に行った。
自衛隊のPC-300という輸送機で3回ほど日本軍玉砕の地である
硫黄島に降りたことがあった。母島からの患者と落ちあうためである。
はじめてその地に降り立ったとき、ごつごつした岩の島のあちこちから
もくもくと立ち上がる煙で、異様な感じを受けた。
往復8時間のコースだったが、数十人もの自衛隊員が一人の命を救おうと
動いている姿に感動して、始めての時は涙がでそうになったのを覚えている。
日本軍2万1900人がなくなったこの島のことは日本人なら覚えておくべき
だろうと思う。先週、外来が珍しく空いた午前中の時間に、私に高血圧、
前立腺肥大症でかかりつけの80台の男性がいつものようにやってきた。
たわいもない話からいつしか戦争の話になった。
その人は青森の八戸の第8師団に属しており、日本陸軍では
精鋭といわれたところだったらしい。そこから大将が何人も出たと言っていた。
たまたま海軍を希望したので、硫黄島には行かなかったが、同僚はほとんど
硫黄島に召集された、、と言っていた。東京では終戦後の物資が本当になく、
銀座で1件だけアメ公相手の店には物資があふれていた、、、と言っていた。
田舎で正月に神社の御神酒配りのお手伝いをしていたときにも、シベリア抑留
されたヒトの話をたき火しながら朝まで聞いたことがあった、、草でもなんでも
食べて生き残った、、と言っていた。極限に人間を追い込む戦争とは本当に
嫌なものだ、、と思う、、と同時に普段の生活で、些細なことに不平、不満、
を思ってしまう私などは、あの時代から見れば、どんなにか幸せな環境にいる
のだろう、、と感じた。家族がいて、仲間がいて、愚痴をいいあったり、
支えあって生きている。そんな些細な幸せで心が満たされることが、
最大の幸せなのかも知れない、、、”父親達の星条旗”は見に行ったが
”硫黄島からの手紙”も映画見に行こう、、と思った
今日は詩人な男@Kanpo-Masterでした。