杏林大学呼吸器内科 『あんずの呼吸 part2』

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お疲れさま会2

2010年03月04日 | Kanpo-Master の部屋
人にとって一番大事なものは何でしょうか?
以前、自分は書いたかも知れませんが、”和” ”愛” ”心”だと思います。
そして尊敬できる人との出会いが、きっとまた新しい良き出会いを生んでいく。

このような会ができたのも、あんず医局の仲間がいたからでしょう、、。

そしてF先生、C先生には本当にお世話になりました。
(というかこれからもお世話になろうと思っておりますが、、)
 
      本当にお疲れさまでした!!                   
                       
                呼吸器科一同より



お疲れさま会

2010年03月04日 | Kanpo-Master の部屋
さて、ほんとお久しぶりです。元管理者のsaraです。
今日はブログでもお伝えしないといけない、大事なことがありました。
病理学教授のF先生とC先生のお疲れさま会をあんずの呼吸器グループ有志で行いました。
我々がこのお二人の先生方から得た恩恵ははかりしれません。

F先生は”標本を通して患者を診る”
C先生は”病理医である前に内科医である、ROSを大事に、”

どちらの先生も病理医であるからこそ、患者の背景、病歴など内科医としての目を持つことの重要性を説いておられます。

F先生が率いていた病理学教室はふらっと出掛けていっても相手をしてくれるところでした。また情報の共有がいかに患者の診療に役立っているか、を感じる場所でもありました。
実際、自分の場合、ここ1年くらいは外来、入院患者含め、自分が関わったほぼすべての患者の病理所見を見に足を運びました(運んでいます)。

そして偉大な先生方お二人があんずを去る日も迫ってきました。
出会いがあれば、別れもありますが、良きmindを持った先生達はどこでも繋がることが出来ると確信しています。小さな輪がきっと大きな輪になるんですね!

突然ですが、、、

2009年10月13日 | Kanpo-Master の部屋
さて、突然ですが、私 元Kanpo-Master、saraは3年に渡りこのブログをやってまいりましたが、今後はさらに元気の良い先生方にやってもうおうと思います。
ときどきのビックイベントの際には記事を書くこともあるかも知れませんが、
本日をもちまして記者としての役割を終えたいと思います。今後は若手のN本先生らとびっきり元気の良い先生を中心にブログ管理を委ねることにしました。今後ともよろしくお願い致します。きっと、さらにパワーアップしたブログになると思います。

感染症セミナー

2009年10月11日 | Kanpo-Master の部屋
以下にtwitterで繰り広げられていたまとめの一部を紹介、、。します。
身体診療から感染症をどう捉えるか?65歳女性、10年前から某尿病、数日前より左足に発赤腫脹、ネッカン、いたみ、BP90/60, HR140, RR36  
握雪感あり、DX 壊死性きんまくえん、、、ショック+頻呼吸→septic shock, 脱水のみに頻呼吸なし!がpearl

shaking chill, chills (moderate chill) RR>30でsepsisを示唆, chilly sensationに分ける shaking chillsの場合はbacteramniがRR 12倍

糖尿病でリスク↑、壊死性筋膜炎、骨髄炎、可能性関節炎、気腫性腎盂腎炎、気腫性胆嚢炎を探す。

BP140/60, HR 130/min, RR20, BT37.5 認知症の90際女性、聴診はnormal,, 熱発している、診断は、、? 普段のバイタルがHR 70/min, BT35.5
△HR/△BT>20、デルタ心拍数20ルール → 細菌性感染の可能性大
この場合だと
ベースラインがわからないとき HR70、BT36.5とする

腸ちふす、レジオネラの場合はrelative bradycardiaを念頭に。
うっ血乳頭はtime lagあり、数時間かかる、、、Real timeにはICPの上昇は網膜中心静脈拍動の消失をチェック 
NEJM 2002; 346 April 18 The presence of spontaneous venous pulsation suggests that the CSFpressue is not likely to be elevated 
by TOKUDA Y, NAKAZATO N

臨床予測モデル、Bacterial meningitisを見逃さない、Low riksをみつけることはできないのかという疑問を解析した論文、グラム染色, neutrophil 15%以上っかどうか、mental confusionの有無が重要 Inter Med 48;537-543,2009

写真:3次会できれいな夜景

懇親会

2009年10月11日 | Kanpo-Master の部屋
さて、懇親会の乾杯の挨拶はボスからのお願いで青木眞先生となりました。
レクチャーの時よりも緊張されるそうです。その後、筑波の徳田先生や知念先生、
感染症の病理学的考え方のS先生などお誘いしてみんなで2次会となりました。
そして、その後は3次会まで行きました。
写真:乾杯のあいさつ by 青木先生

第83回日本感染症学会総会・サテライトセミナー終了

2009年10月11日 | Kanpo-Master の部屋
さて昨日はhttp://blog.livedoor.jp/garjyusaiga/
の感染症の病理学的考え方、のS先生とお会いしました。実はこの先生はいろんなところで私とつながっていたことが発覚。あんずにリンクさせてもらいます。

それと、九州の普段twitterなどでもお世話になっているY先生とも初めてお会いしました。http://blog.goo.ne.jp/yukihiroyamaguchi リンクさせていただきます。
レクチャー中に数人のtwitter仲間と交信しながら重要事項をまとめていきました。すごいつぶやきの回数になりましたが、漏れが少なくなるのとポイントを共有できる点でなかなか楽しめました。

青木先生の症例検討会

2009年10月08日 | Kanpo-Master の部屋
今日は青木先生の症例検討会をあんず医局で行いました。
沢山のclinical pearl がありました。その後は焼き鳥→ラーメンのお約束コースもありました。Cunha先生の文献がよく引用されていたのは昔からのつながりもあったからだということも分かりました。Infec Dis Clin N AmのFUOではよく総説をかいてる先生です。土曜日はまたサテライトセミナーで青木先生の登場ですね!
楽しみですっ! セミナーは定員一杯だそうです。
写真:ラーメン検討会

明日は医局説明会です

2009年10月02日 | Kanpo-Master の部屋
さて明日はあんず医局の説明会です。

対象者:臨床研修修了予定もしくは修了後の医師
日時:10月3日 土曜日  午後2時
集合場所:杏林大学医学部研究棟 3階 大会議室
連絡先: 杏林大学医学部 呼吸器内科  石井晴之  23c2230@mail.goo.ne.jp

ちなみに今週5日間での入院患者30名以上と非常に多かったです。
呼吸器、感染症、漢方、おしゃれな街、吉祥寺について勉強したい方、お待ちしております。私は吉祥寺について語ろうかなあ、、、。ラーメンとか?

広島へ

2009年09月27日 | Kanpo-Master の部屋
昨日は朝5時前に起き、広島へ行ってきました。
mesotheliomaの会というのがあり、全国からatypical な画像や臨床症状を呈した
caseを集めてdiscussionする、というものです。某省も関わっているようです。中には結論が出ないと次回までいろいろと調べる、という宿題を出されているのも2例くらいありました。病理の先生が多かったですね。放射線科の先生、呼吸器科もいましたが、、。濃厚でしたが勉強になりました。5時間みっちり勉強した後は、
帰りのわずかな時間を使い、広島といえばお好み焼きでしょ。といことで病理の重鎮の先生おすすめ”みっちゃん”とタクシーに言えば分かる、、と言われたのですが、ほんとに着きました。ねぎたっぷりで5人で4枚を平らげました。往復10時間近い日帰りの旅はかなり疲れましたが、初めての広島はお好み焼きで〆ました。

新潟へ、、

2009年09月25日 | Kanpo-Master の部屋
昨日は新潟へ、laboのカンファレンスに参加させてもらいました。自分の実験の
報告もしました。話は自分の遠く及ばない領域のものが多かった(難しくて手技的にも圧倒的に及ばない)です。ただ実験にかけたパワーは負けてない気がします。たぶん。ところで、帰りは医局長と寿司いきました。決してこれがメインではありません、、。

朝日

2009年09月17日 | Kanpo-Master の部屋
あの~、昨日は当直でした。
医局のソファでいつものとうり、気づいたら寝ていました、、。
朝起きて腰が痛かったのですが、6時過ぎに研究室に向かってあるいていくとき
すごくきれいな朝日を見ました。
構内にはあんずの実があちこちで落ち、せみの声は段々弱くなり、すがすがしい風が秋の匂いと一緒に顔をなでていくさわやかな朝でした。i Phoneで思わず撮影、、。

Malignant mesothelioma

2009年09月15日 | Kanpo-Master の部屋
最新のCHESTから、、mesoのreviewが出ています。
Malignant pleural mesothelioma [CHEST 2009;136:888-896]
ざっと読むと、、Serum biomarkerについての記載、、SMRP (soluble mesothelin-related peptide)MPF (megakaryocyte potentiation foactor), Osteopontinなど
どれも臨床でルーチンに測定、、というわけには行かない感じ、、
最近、ようやく使えるようになったantifolateのpemetrexedに関しては、、
ランドマークstudyと思われるJ Clin Oncol 2003;21:2636-2644 では実はpemetrexed-cisplatinは6コース以上投与された患者はいない、4~6コースでこの治療をやめるか、もしくはpemetrexed単剤などで治療し続けるかははっきりしていない。また治療の入りどきは病気が増悪してからよりも診断された時にしたほうが良さそう(あたり前の気がするが、、)

あとmesotheliomaに関連してLight先生の黄色い本に書いてありますが、胸水中の
ヒアルロン酸のカットオフ値は75mg/Lとなっています。これで感度は56%, 特異度100%となりますが、根拠にされている論文は、、
[Clin Chem 1994;40:777-780]です
単位は日本で測定すると75000ng/mlですのでご注意を。