杏林大学呼吸器内科 『あんずの呼吸 part2』

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THMP part5

2008年09月28日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
あんずの病理の先生にはいつもお世話になっております。ふらりと遊びに行っても
相手してくれます。また病理のC先生にはいつも教育レクチャーで楽しませてもらうとともに、臨床医が陥りやすいピットフォールについて病理所見も交えながら教えて頂いております。呼吸器領域でも高カルシウム血症だったり低ナトリウム血症など良く遭遇します。SIADHなども急激な補正はponsの脱髄など起こすこともありますので注意ですね。

青木先生の症例検討会

2008年09月25日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
本日は青木眞先生の症例検討会があんずの呼吸主催で行われました。
この症例は自分が実際に外来で拝見した症例で、history takingと診察で相当時間がかかった(かけた)症例でしたので、青木先生ならどう考えるか?という1点を非常に楽しみにしていました。Fitz-fugh-Curtis症候群やリケッチアまで鑑別に挙がる症例で勉強になりました。忘れられない症例の一つになりそうです。

写真:病院のスタッフに頂いたオフロセット

時はめぐる、、

2008年09月23日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
今日は内科専門医試験でした。いろいろなことがありました。まず、朝に五反田駅でスポーツキャスターの青島健太氏とすれ違いました。さらに会場はTOCというビルだったのですが、ここは大学時代に”人間一回は肉体労働系のバイトをすべきだ”という何だかよく分からない説得の元、大学のサッカー部8同級生とともに某上野の○○スポーツという店でアルバイトしたときに店員をした場所でした。横浜の国際展示場やTOCでスキーウエアだの、靴だの陳列したり売ったりしたことがすごく懐かしく思われました。もう二度とすることないと思いますが、、確かに二度とないであろう、いい経験となっています。
さらに試験会場に行くと、尊敬している兄貴分の駒込感染症科のS先生(写真右上参照)http://blog.goo.ne.jp/23c2230/d/20080126がなんと僕のすぐ後ろの席でした。さらに前の席には私の家族や互いの両親同士も付き合いのある某Zike○大学のY先生がいるではありませんか!!!この先生はサッカー部で関東医歯薬獣リーグで大学のときはよく対戦しておりました。(順○堂 vs 慈○)しかもお互いにFWで、、。今ではうちの奥さんもこの先生の母君の料理教室に通っている、、、世の中狭いです、、、。全体で277人の受験者がいました。また亀田のRheumatologistの岸本先生にもばったりお会いし、爪やlymphoma談義を少ししました。試験そのものは難しいものと簡単なものの差が結構激しいように感じました。最初の2時間のセッションでは問題が多く、時間がギリギリでした。自分としてはあまりいいできではなかったですが、、何とか合格したいものです。は試験中に気付いたのですが、娘の名前入りの、鉛筆削りと、合格”となぜか書かれた合格消しゴム、そして女の子らしい鉛筆を使って受験している自分がいました、、。これも時が経ったことを考えさせられました。盛り沢山の一日でした。

ある晴れた日に、、、、

2008年09月23日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
ある晴れた日に、比較的おしゃれなお店でお茶しました。そのときの一枚、、、
ハートの形のカプチーノ、、、
そう、世の中甘いことばかりではありません、、、明日は朝から夕方まで内科の専門医試験なのです、、結局準備不足は否めませんが、、ぎりぎり問題集一冊やりました。

おめでとうございます。

2008年09月19日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです
柳澤先生、おめでとうございます!!
駒込の感染症科は駒込レジデント出身者のいわばホームです。
そこから世界へ発信されることは僕らの喜びでもあります。

HIV-Positive Man with Ulceronecrotic Skin Lesions
Naoki Yanagisawa and Akifumi Imamura
[Clinical Infectious Diseases 2008;47:1068–1069]
Department of Infectious Diseases, Tokyo Metropolitan Komagome Hospital, Tokyo, Japan

http://www.journals.uchicago.edu/doi/abs/10.1086/592069
CIDの年間契約7000円をケチってまだこの症例自体は見てないKanpo-Masterでした!

杏林東洋医学会を終えて

2008年09月18日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
杏林東洋医学会での発表が無事におわりました 寺澤先生のレクチャーは、そうそう聴けるものではないのですが、本当に感動しました。漢方が表舞台に出る場面と
西洋学の裏方として働く場合などもありました。歴史を交えたお話は聴くものをひきつける”カリスマ”そのものでした。http://www.ho.chiba-u.ac.jp/46_wakan.html
寺澤 捷年先生は”チャングムの誓い”の医学監修をしていたそうです。見たくなりました。来年は漢方専門医をとろうと心に決めました。
それにしてもあんずの呼吸は一日アクセス数は500を超えることも多く、沢山の人に見て頂いているようで感謝申し上げます。

真武湯の7つの適応証
クラットするめまい感、浮遊感、斜行感、斜行、車窓感、よりかかり、地震感
だそうです。by ヨシコクリニックのヨシコ先生のお言葉。

さあ、次は総合内科専門医試験

2008年09月17日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
さて、次は内科専門医試験です。対策は問題集1冊をやろうと思っています。
また、数年とだなで埃をかぶっていた病○生○できった神○内科学、という本だけは読んでから臨もうと思っています。でも様々な神経路と脊髄の断面を見ていると
急速な眠気が、、、というか何度も寝てました。学生の頃は語りかけ口調のこの本がお気に入りでしたが、今となっては、答えを早く教えてくれー、と思わんばかりにじらされます。と、あーだ、こーだ、言っているうちに何もできないまま試験日がきそうです。仮に自分がこの試験に通ったとしてもメリットはあまりないかも知れませんが、呼吸器、感染症の分野の勉強をする前に一般内科医であるという自覚を持ち続けるためのいい動悸付けになればいいと思っています。
写真:暑い暑い夏の日に駅のプラットホームでめっけた、かぶとむし、です。

抗菌薬の整理

2008年09月16日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
現在、一般内科外来でお世話になっている病院は600床以上あって80年以上の歴史のある病院です。日ごろ、抗菌薬に関して、いらないものが内服薬、静注薬の両方でかなり存在していたのと、使いたいものがなかったので、内科外来の医師で相談し合い、一気に10種類以上の静注薬を院内採用中止にしてもらいました。セフェム系なら各世代1つだけ、とか、、、内科コンサルトを病棟から受けて実際に使用するのも僕たちなので、薬事委員会であっさり受け入れてもらいました。また必要な内服薬(たとえばフラジールとか、、)などは購入してもらい、使用頻度の少ないものは必要時購入とか、そういった形にしました。これでストレスなく働けそうです、、。血液培養50セット分も、、、。血ガスは簡易セットを持ち歩いて病棟まで自分でとりに行っています。精神科のptは訴えが少なく、実際に臨床症状も軽く見えたりすることがありますが、血ガスをとると実際は重症だったりすることもあり、驚くことがあります。

レジオネラ肺炎と横紋筋融解症とATIN

2008年09月14日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
Shimura C et alで、やっとpaperでpublishされました。レジオネラ肺炎による横紋筋融解症+ATINの症例です。レジオネラによるATINは世界2例目、横紋筋融解症との合併は世界で初めての報告になるかと思います。ミオグロビンの遠位尿細管への析出が病態を物語っています。尿のアルカリ化と十分なhydration(一過性の透析導入もいとわないくらいの)が必要かと思います。引用文献には沖縄中部の西垂水先生(Kanpo-Masterは実は一回だけお食事したことあります、、、)と現、聖路加の徳田先生らのペーパーも入っております。主治医のみならず、沢山の先生方の協力が得られて救命できた症例です。
http://jcp.bmj.com/cgi/content/abstract/61/9/1062
Pathological evidence of rhabdomyolysis-induced acute tubulointerstitial nephritis accompanying Legionella pneumophila pneumonia [Journal of Clinical Pathology 2008;61:1062-1063]
C Shimura, T Saraya, H Wada, S Takata, S Mikura, T Yasutake, J Kato, A Kato, M Yamamoto, M Watanabe, T Yokoyama, D Kurai, H Ishii, M Aoshima, A Yamada, H Goto

漢方

2008年09月13日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
さて、9/18日は杏林東洋医学研究会です。自分は学生の頃から漠然と東洋医学に興味はありました。医史学ゼミに入っていたり、そのゼミの主催者は歴史もののテレビ番組や漫画本、史学書などで今でもお名前を良く目にします。
その頃に思い描いていた鍼灸なども混ぜた領域には全く達していませんが、とりあえずここ数年で非常に漢方にお世話になっています。漢方と西洋薬とを比較してみると、外来診療で大きく感じることは、良くしようと思っていない部分まで副次的に良くなることがあります。またその治り方がほんとにミラクルなときがあるのです。また現代病なのかも知れませんが、ストレスを持ち、抑欝の人も増えているようにも思います。自分の実験系で漢方を西洋のEBMとして証明できたらいいな、と思っています。これもあと数ヶ月したら実験を始動する予定です。今回杏林東洋医学会での発表にあたり、柴胡剤関連で効いた!(効いて患者も自分も驚いた)、と思われた症例を思い出しながら発表の準備をしています。漢方が効いたときの患者さんの感動は自分の感動でもあります。
写真:市川のホタルの里での一枚(野生のホタルが沢山います、ホント、きれいですよ。)

しょうが2

2008年09月12日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
この拡大写真の下の部分をちょんぎって植えると育ってくるようです。知りませんでした。単に乾燥させた根茎を生姜(しょうきょう)、蒸してから乾燥させたものを乾姜といいます。
谷中生姜
江戸時代、谷中は農村であった。特に、生姜(葉しょうが)の生産地として有名であった。明治時代までは、少数ながら農地も残存していたが、もはやそれを偲ぶものすらない。現在は、名を残すのみとなっている

しょうが科の茗荷があります。江戸時代、茗荷畑が多かったのでついた地名が茗荷谷というのも知ってました??茗荷谷駅ってありますよね、、!小ネタでした。
以前、テレビの企画で茗荷谷で茗荷を探すというのを見ました。

しょうが

2008年09月12日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
なんと吉祥寺で畑を持ち、沢山の野菜を育てている某スタッフから頂いた”生姜”
です。味噌をつけて生で食べると、セロリのような感覚でその後にくる辛味成分、
そしてその後のなんともいえない清涼感が口の中に広がります。さすが、生姜です。以前は畑に出向き、ジャガイモ掘りを楽しんだあと、しこたま頂いて帰りました。まるで畑ドロボーのようです。
写真:これ頂いちゃいました。