旧東京音楽大学奏楽堂 日本最古のコンサート用パイプオルガン 大正9年イギリスから購入。
パイプの数は客席から見えているのはほんの一部で、総数はなんと1,379本だそうです。
(手元資料に書いてありました)
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上野の「奏楽堂の日曜コンサート」に出かけました、この日は「パイプオルガン演奏」の日。他の日にはチェンバロ演奏もあるそうです。
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東京芸大大学院研究科の学生さんがパイプオルガンを演奏してくれました、とてもやわらかな素敵な音色でした。演奏曲は「キラキラ星変奏曲」と「バッハの前奏曲とフーガ」、鑑賞レベル「素人」の私でもわかりやすく楽しいコンサートでした。
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パイプオルガンの演奏者を、今回のように横から見るのは初めて。(演奏中は撮影禁止です)
演奏者は右手と左手がそれぞれ違う段の鍵盤を弾き、さらに足を使って下鍵盤で重低音を弾き、その横で助手の人が音色を変える小さなレバーを操作していました。
なかなか忙しそうでしたが、素晴らしい演奏でした!
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かつてアメリカに「ジミー・スミス」というジャズ・ハモンドオルガン奏者がいました。
ハモンドオルガンは鍵盤の構成がパイプオルガンに似て段状になっていて足の鍵盤も多用するそうです。ジミー・スミスは特に足技が優れていたらしく、共演したマイルス・デビスも絶賛しました。
ジミー・スミスがまだ無名でハモンドオルガンなどとても買えなかった貧しかった頃、路上で「果物の空き箱を重ねて手元のキーを描き」「道路にチョークで足元のキーを描き」、これを駆使して練習していたそうです。頭の中ではオルガンの音が響いていたのでしょうね?
天才とはこのことです!
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話は戻って「奏楽堂」
明治23年に東京音楽学校の校舎として建築され、その後台東区が譲り受け、昭和62年に現在の地に移築され一般公開されるようになったそうです。(手元資料に書いてありました)
だから今は誰でも入れます、「日曜コンサート」入場料300円、いいですよ!
この日もコロナ対策で客席は一つおき。
観客には観やすくて良い配置ですね。
奏楽堂正面、素敵な木造建築です。
古いディテールがとても楽しい換気口?
古いディテールがとても楽しいカーテン。
太ったネコがとても楽しい上野公園でした。