玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

何だろう?「小金井地蔵通りのクリスト」

2020-11-28 | 映画と美術と音楽と

小金井地蔵通り付近(11/28 撮影)
「何だろう?」とても綺麗だった。

上部に瓦屋根が見えている、地面付近には基礎のような部分と、空調の屋外機がある。
どうやら家のようだ。
よ〜く観察すると木造住宅をブルーシートで包んでいることがわかってきた。
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それにしても何とおしゃれなブルーシートの包み方であろうか?
一階は等ピッチの木材でリズミカルに押さえ、二階の部分は船の帆のように自由に風をはらませている。
押さえの木材も左端から中央に向かって縦使いに単調に並べてきて、
右端のところでにわかにフェイントをかけ、シンメトリーを崩した構成となっている。素晴らしい!
並の人ではこうはいかない。
私はこの作品(?)を鑑賞して、これを作った人を「小金井地蔵通りのクリスト」と呼びたい。
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クリストは今年5月に亡くなった環境芸術家、何でも「梱包」して作品にしてしまった凄い人です。
美術館、議事堂、橋、海岸、島、渓谷、何でもかんでも包んでしまった。


クリスト「梱包されたライヒスターク(帝国議会議事堂)」(1995年、ドイツ、ベルリン)
ほらね!上の写真とよく似てるでしょ?・・アレ・・似てませんか・・スミマセンデシタ



都電と銭湯「整う」

2020-11-23 | ♫僕の好きな公園

小金井公園「江戸東京たてもの園」
銭湯「子宝の湯」の正面を通過する「都電」
写真中央奥の大げさな屋根の建物が「子宝の湯」
「たてもの園」のシンボルです。

小金井公園を今朝も歩いてきました。
今朝の天気は完璧!ピーカンです。(私はヒマです)
今朝は北風が少し強い、でも日差しは暖かかった。
(午後になってだいぶ雲が出てきたようですが)

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私の幼い頃は「銭湯」も「都電」も日常でした、私はその中で育ちました。
これらは「たてもの園」に「町の記憶」として大切に保存されています。
ここを歩くととても懐かしい空気を感じてホッとします。
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小金井「たてもの園」は両国「江戸東京博物館の分館」です、だから「博物館」なのです。
私の「幼い頃の記憶」はすでに「博物館入り」しているわけです。
私も博物館入りの「歳」になったのですね。ハハ

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「整う」という表現を知っていますか?
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最近、若い人の間でまた銭湯がブームです。
最近の銭湯にはサウナもあり、サウナと水風呂と外気浴を何度か繰り返す交互浴が人気です。
この交互浴を丹念に繰り返した先に訪れる「快楽の境地」「無我の境地」を「整う」と言うそうです。
「整う」・・なんだか「ありがた系」の響きですね。
私は残念ながらまだ「整う」体験はありませんが、
私の息子などは「ちょっと整ってくるね」と言って、友人と近くの銭湯に出かけたりします。
整った後は、我々の時代と同じように脱衣場横のベンチでフルーツ牛乳とかを飲むそうです。
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「・・博物館入りの私も整ってみたい」





ピーカンの空と木漏れ日「小金井公園」

2020-11-22 | ♫僕の好きな公園

小金井公園「いこいの広場」
子供たちで溢れていました、活気があってとても平和な光景です。
子供も大人も犬も広〜〜い気持ちの良い公園で遊べて良かったね。
そして空は今日も雲ひとつない「ピーカン」、嬉しくなります。
葉が落ちた木々の織りなす木漏れ日がとても美しい。

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今日も小金井公園に行ってきました。
だって今日も空がピーカンでとても気持ちがいいから。
(私はヒマだから)


休日の今日はたくさんの人がいてとても賑やかだったな。


秋の日の木漏れ日は美しかった、本当に綺麗なんです。
葉が茂っている夏にはこんな木漏れ日にはなりませんね、シビれます。
エリック・サティのアンニュイとしたピアノ曲が弾きたくなります。
・・ピアノ弾けないけどね。ハハ




ピーカンの空と思い出

2020-11-21 | 木漏れ日お散歩

玉川上水とピーカンの空(2020,11,21)


小金井公園入口とピーカンの空(2020,11,21)


近所のキャベツ畑とピーカンの空(2020,11,21)

今日は雲ひとつないピーカンの空、でも凄く風が強い、飛ばされそうになる。
小金井は快晴、ここ数日は暖かくなるようです。
朝、気持ちが良かったので近所を一回りしてきた。
4,000歩ほどカウントされていた。
少し汗ばんだ。

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下の記事は、2014,07に投稿したものです。
(読み返してみたら懐かしかったから・・・)
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30年ほど前に映画関係の人たちと仕事をしていた時期があった。
今日のような快晴の時は空を見上げ「今日はピーカンだな~」と言っていたのを思い出した。
この人たちは望遠レンズのことを「ながだま(長玉)」と呼び、
長いカットのことを「ながまわし(長回し)」、
映像の事はシンプルに「え(画)」と言っていた。
この人たちのボスはいつも薄い色付き眼鏡をかけていた。
駆け出しだった私は「カッコ良いな~」と憧れた。
この人はすでに亡くなった。
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ピーカンとは快晴のことで、もともと映画業界が撮影時に使っていた業界用語。
ピーカンの語源は快晴の空がタバコのピース缶の色に似ていたという説。
快晴の日はカメラのピント合わせが完全に合うことから「ピントがカンゼン」を略したとする説。
単純に太陽の光が「ピーンと届いてカンカン照り」を略したという説。
など様々だが正確なことはわかっていない。
(日本語俗語辞書より)




ツワブキと棚の上

2020-11-17 | わたくしごと

ツワブキ(石蕗、艶蕗、とも書く・・らしい)
キク科ツワブキ属に属する常緑多年草。初冬に黄色い花を咲かせ、葉柄は食用になる。(らしい)

寝ぼけてダイニングに下りてくると、とても美しい花が生けてあった。
朝の光を浴びたその花の美しさに驚いた。
庭に咲いた「ツワブキ」を妻が生けてくれていた。
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私は、庭の植物をあまり細かく観察していないので、
改めて「ツワブキ」の花が生けてあると、
「こんなに美しいものなのだ」と感心した。
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生けてくれた妻に感謝です。


我が家のダイニングの棚の上には「何も置かない!」をコンセプトにしてきた。
でも築18年も過ぎると、気がつくとなんだか訳のわからないもので溢れている。
生活をしているとだんだんとこんなことになってくるのですね。
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ここのところ「何も無いよりは何かあった方が楽しいのかな?」
とだんだん思えるようになってきた。
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ごく最近、写真の左端「おじさん顔の変なもの」がまた増えた。
これがなんだかわかりません、知人からの頂き物です。
在日ブラジル人がインドの旅で購入してきたお土産だそうです。(ややこしい!)
これが何か?これから調べてみます。
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こうやって「ものは増えていく」。ハハ

枝を払う「ハイッ!」

2020-11-12 | 山の国から

山の仕事「枝を払う」
「ハイッ!」と言う彼の合図で私は伐採金物のロープを強く引く。

山小屋のメンテナンス塗装のための足場が掛かっていたので使わせてもらった。
この足場からは、今まで気になって気になって仕方がなかった枝をほとんど払うことができた。
デンジャラスな作業だったがとても良かった、
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車山山麓の山小屋(標高 1,450 m)での冬ごもり前の仕事はたくさんある。
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紅葉の中、小屋からの眺望の妨げになっていたクリ、ナラ、モミジなどの枝を払った。
葉の落ちている今の季節、切る枝のポイントがよくわかるので作業がはかどる。
今回枝を払った結果、眺望はとても良くなった。
素晴らしくスッキリした。
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作業は息子が中心に働いてくれた。
私は作業全体の指示と枝を切るときに伐採道具のロープを引く係。
( ロープを引く係は楽だ、ハハ )
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伐採金物のついた長いパイプの先端を、ねらった枝の根元にセットする。
(先端の重い長いパイプを振り回すこの作業は、なかなか体力を消耗する)
位置を決め「ハイッ!」と言う彼の合図で私は伐採金物のロープを強く引く。
すると枝は「バチッ!」と切れガサッと下に落ちていく。
この感触がとても気持ちよく病み付きになり、作業が止まらなくなる。
「ハイッ!」・・「ハイッ!」・・
の掛け声が紅葉の山の斜面にリズミカルに響く。
とても軽快に作業は進んだ。
楽しかったナ。
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これから「山の仕事」も少しずつ息子に任せるようになるのだろう?
「こうやって世代交代をしていくのだな・・」と思った。
何かにつけ「世代交代」を意識する今日この頃です。
頼んだよ。
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山はもう秋。


「ハイッ!」
掛け声とともにガサッと枝が落ちていく。
視界が開け気持ちが良い!
紅葉の山の中。
楽しかったな。







木曽のおんたけさんはナンチャラホーイ「シェー」

2020-11-08 | 山の国から

横谷観音展望台から 御嶽山(おんたけさん)標高 3,067 m を望む。
この日は、空が虹のように輝いていてとても美しかった。

♪ 木曽のナァー なかのりさん
♪ 木曽のおんたけさんは ナンチャラホーイ
♪ 夏でも寒い ヨイヨイヨイ
♪ あヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ
(ここまではすぐ歌えますね、ここから先があやしくなる・・ハハ)

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横谷渓谷「乙女滝」から車で国道299号をさらに麦草峠に向かって登る。
国道299号には「メルヘン街道」というこれまたすごい名前がついている。
(近くのビーナスラインも然り、長野の人はなかなかすごい名前をつけるのです)
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乙女滝からメルヘン街道を10分ほどさらに登り、横谷観音展望台に出る。
展望台では御嶽山がとても良く見えていた。
木曽の山々と御嶽山のシルエットがとても美しかった。
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御嶽山は2014年の噴火で山頂付近にいた多くの登山客が巻き込まれる惨事がありました。
今の御嶽山の静かなシルエットを眺めているとウソのようです。


横谷観音展望台付近の落葉松(カラマツ)。
この付近はすでに紅葉は終わりかけていました。
紅葉終了まじかの落葉松の林はとても美しかった。
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冬になると葉が落ちるから「落葉松」と書く。
ということに改めて気がついた光景でした。
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そうそう、赤塚不二夫の名作「おそ松くん」を覚えていますか?(知っていますか?)
六つ子の兄弟やそのご近所の人たちが織りなすドタバタギャグ漫画の名作です。
この六つ子の兄弟の中に次男「から松」もいます、六つ子の名にはそれぞれ「松」がついていた。
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この漫画、ご近所の人たちがこれまた凄く豪華でした!
イヤミ、チビタ、ハタ坊、デカパン、ダヨーン、ニャロメ、べし、ココロのボス、本官、ウナギイヌ、
などなど超豪華なキャラクターが勢ぞろい!・・懐かしいのだ!これでいいのだ!
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イヤミの「シェー」を覚えていますか?
私が中学生の時、国語の授業中に宿題をしてこなかった生徒への罰則として、
教師の号令でクラスのみんなで「シェー」をしました。
楽しい思い出です、いい時代でした。ハハ
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・・こんな話題になるともうキリがないので・・ここらでやめます。

紅葉と山小屋の使い方

2020-11-04 | 山の国から

蓼科中央高原横谷渓谷「乙女滝」付近(標高1,400mぐらい)の紅葉


紅葉と水抜きの時期がやってきました。
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信州車山山麓の山小屋に来た。
今年はコロナでこの山小屋になかなか来れずにいた、
どうにか来れるようになってから数回来たが、すぐに「水抜き」の時期になってしまった。
なんだか今年はつまらなかった。
しかたありませんね。
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今回、山小屋の給水設備凍結防止のための「水抜き」手順を息子に教えた。
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今年の冬から「雪山の小屋を友だちと使いたい!」と言い出した息子に、
「それならばこれだけは覚えていろ!あそこはああしろ!ここはこうしろ!」と細かく教えた。
教えるのは楽しかった。
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あまりにもたくさんの細かいことを教えられて、
「言われたことが、なんだか夢に出てきそうだよ!」と彼は笑っていた。
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山小屋の使い方のいろいろなことを教えながら、
「こうやって世代交代をしていくのだな・・」と思った。
それはそれで嬉しかったけれど・・少し寂しかった。
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季節はうつろう。


「乙女滝」落差15m。
ここにはよく訪れます。
この日、いつもより水量が少なかったけどやはりなかなかの迫力です。


横谷渓谷の「紅葉」が美しい。
この時期は標高1,400mぐらいが見頃だそうです。
紅葉の標高はこれからだんだんと下がっていきます。