小金井地蔵通り付近(11/28 撮影)
「何だろう?」とても綺麗だった。
上部に瓦屋根が見えている、地面付近には基礎のような部分と、空調の屋外機がある。
どうやら家のようだ。
よ〜く観察すると木造住宅をブルーシートで包んでいることがわかってきた。
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それにしても何とおしゃれなブルーシートの包み方であろうか?
一階は等ピッチの木材でリズミカルに押さえ、二階の部分は船の帆のように自由に風をはらませている。
押さえの木材も左端から中央に向かって縦使いに単調に並べてきて、
右端のところでにわかにフェイントをかけ、シンメトリーを崩した構成となっている。素晴らしい!
並の人ではこうはいかない。
私はこの作品(?)を鑑賞して、これを作った人を「小金井地蔵通りのクリスト」と呼びたい。
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クリストは今年5月に亡くなった環境芸術家、何でも「梱包」して作品にしてしまった凄い人です。
美術館、議事堂、橋、海岸、島、渓谷、何でもかんでも包んでしまった。
クリスト「梱包されたライヒスターク(帝国議会議事堂)」(1995年、ドイツ、ベルリン)
ほらね!上の写真とよく似てるでしょ?・・アレ・・似てませんか・・スミマセンデシタ