玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

徳林寺公演3「ヤシ油の香り」

2014-04-30 | ワヤン「ありがとうございました」

「炎は生きている!」メラメラと形を変えながら燃え続けます。
「本火」を使用したワヤンは久しぶりです。
公演前日からどんな段取りだったかを思い出しながら試行錯誤が続きました。
その甲斐もあり、本番では写真のような「完璧なワヤンの火」を作る事が出来ました。
素晴しいネ!

 名古屋徳林寺でのワヤン公演は、当日の天気も良く、予定どおり屋外の会場で「本火」を使用した公演となりました。火には「ヤシ油」が使用されます。何故ヤシ油か?と言いますと、「インドネシアではそうしているから」「燃やした時の香りが良くインドネシアの感じが出るから」です。
 ヤシ油の難点は日本の環境では「固まっていて扱いにくい」ことです。融点(固体が融解し液体化する温度)が24.6度だそうです。だから日本ではたいてい固まっている、夏の暑いさかりでは日中は液体、でもワヤンが始まる夜更けになると湯煎をしないと扱えない、片付ける時も容器の底の方は固まっていたりします。日本でのワヤン上演の前後には大量のお湯作りが必要で手間がかかります。
 でもやはりヤシ油にこだわります。ダランをはじめメンバーのみなさんも、出来るだけインドネシアに近い「ヤシ油の香りが漂う空気感」でワヤンをやりたい訳ですね。
 でも、もし「天ぷら屋さん」とか「お蕎麦屋さん」でのワヤン上演の機会があれば、それは問題なく「菜種油」にちょいと「胡麻油」を加え、その「お店の香り」に合わせた油を使用したいと思っています。なにかお話がございましたら、ご遠慮なくご相談下さい。(か)


炎はメラメラと形を変えながら人形を映し出します。

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関連記事
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>バリ・ガムラングループ「サンディア・ムルティ」の公演情報
>「4/27徳林寺公演終了しました!」
>http://blogs.yahoo.co.jp/gamelan_batel
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>ブログ「Pの世界」
>2014年04月29日> ワヤン上演>「ヤシ油」
>http://blog.goo.ne.jp/nangtalung

徳林寺公演2「ジャワマタネ」

2014-04-29 | ワヤン「ありがとうございました」

鬱蒼とした新緑に囲まれたとても気持ちの良い公演会場。
まだ明るい夕刻6時公演開始、ジャワのワヤンからの上演です。
ジャワガムランの迫力のある重低音と優雅な歌声が会場に響きます。素晴しいですね!
徳林寺公演の始まりです。

 ジャワのワヤンはダラン(人形遣い)側から観るのが普通です。名古屋徳林寺公演でも、ジャワの上演に際して観客のみなさんにその様子をご説明して、みなさんには演奏者側に移動していただき本場のワヤンの見方で楽しんでいただきました。広い会場で良かったですね。
 この後、時間とともにしだいにあたりも暗くなり、本火の明かりがだんだんと際立ってきました。ゆったりと時間が流れます、穏やかで気持ちの良い夕暮れです。あ~贅沢だな~。


観客のみなさんも、ジャワの空気の中、うっとりとご覧になっていました。


上演開始から45分後、本火の明かりがだんだんと際立ってきます。いい感じですね。
ここでダランの語り:「ヤット、影ガミエルヨウニナッテキタネ!」
会場のみなさんに受けてました。ハハ。

ジャワマタネ。(か)

徳林寺公演「ありがとうございました」

2014-04-28 | ワヤン「ありがとうございました」

ジャワの「ワヤン・クリッ」


バリの「ワヤン・クリッ」

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 昨夜、名古屋徳林寺でのワヤン公演無事終了しました。沢山の方に来ていただきました。寒い中、最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。帰り道はとても暗くなってしまいました、みなさん足元の悪い中、無事お帰りいただけたでしょうか?
 今回の公演は、日本では初めての試み、「ジャワ」と「バリ」の影絵人形芝居「ワヤン・クリッ」のコラボ公演でした。前半をジャワ、後半をバリ、そして最後の結婚式のシーンはジャワとバリとの共演。このシーンでは人形の動きも、音楽の構成も、なかなか楽しくコラボができた公演になったと思います。とても楽しい夜でした。でも少し寒かった。(か)


会場にはクリル(幕)が2台並べて置かれました。

ワヤンの朝 2014.4.27 徳林寺

2014-04-27 | ワヤンの朝

「ハナミズキ」が満開です!                 2014.04.26撮影 

今日は「名古屋徳林寺公演」の本番です。
今朝は気持ちの良いワヤン日和(のはず)。
お天気にも恵まれて、屋外の会場で本火を使ったワヤンができそうです。
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 昨夜になって、本火用の「ヤシ油」が足りない事が発覚。名古屋、浜松、東京と各地のメンバーのみなさんが、手分けをしてヤシ油を求め深夜奔走しました。なんという準備の良い事でしょうか。ハハ。
 結果はめでたく入手できました・・(のはず)。 (か)


本火でワヤン!名古屋徳林寺公演

2014-04-26 | ワヤンのお知らせ

4月27日(日)名古屋徳林寺公演。
「本火」を使用した、屋外での公演が決まりました。

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おかげさまで天気は大丈夫そうです!
当日雨は降らないと判断して、「仮予約」を「通常予約」へと切り替えました。
ご予約どしどしお待ちしております!!!

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日時:2014年4月27日(日)
会場:徳林寺 地下鉄桜通線相生山駅2番出口から徒歩11分
住所:名古屋市天百区野並相生28-340
電話:054-896-1606
料金:一般3,000円 小学生1,000円(未就学児童無料)
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「予約」受付中!!!
件名に「ワヤン予約」とご記入の上、本文にお名前、ご連絡先、ご希望人数を記載してメールにてお申し込みくださ。
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
「サンディア・ムルティ名古屋事務局」
メールアドレス : bali_jawa_wayang@yahoo.co.jp
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◆本火での上演を予定しています。
◆野外での上演となりますので、各自敷物等をご用意下さい。また、防寒対策をお願いいたします。

東大和のワヤン小屋

2014-04-23 | ワヤンのお稽古

あれ?ここどうなってたっけ?
ホラ!そこにとりあえず紐とおしてサ~、とにかく引っ張ってみようヨ!
テキパキテキパキとクリルが張られていきます。
写真:張られつつあるクリルの後ろのクリルみたいなものはDVD観賞用のスクリーンです。
スクリーンはクリルが進化したものなのかな?・・ちがうのかな?・・よくわかりません?
時刻は12時50分。

 先日、東大和のワヤン小屋(実はDVD観賞用ルーム)で、東海道最強のバテルグループ「サンディア・ムルティ」のみなさんと、今週末の名古屋徳林寺公演に向けた最終の稽古が行われました。クリルを立ててバテル編成の楽器をセットするとちょうどピッタリの空間です。そして完璧な防音仕様。「こんな部屋が欲しい!」とバテル関係のみなさんは思うようです。
 この部屋はサンディア・ムルティのメンバーのマンションの共有施設だそうです。いいですね。(か)


よし!張れた。張れた。


よし!いくぞ!


白熱した演奏風景を記録する、ダラン(う)。

名古屋徳林寺公演。完売御礼!

2014-04-21 | ワヤンのお知らせ

 影絵人形芝居「ワヤン・クリッ」4月27日(日)名古屋徳林寺公演


「ジャワ」のワヤン・クリッ。ダラン(人形遣)側から。


「バリ」のワヤン・クリッ。幕に映る人形の影側から。

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4月27日(日)名古屋徳林寺公演。「演目:アルジュナの結婚」
おかげさまで完売いたしました。ありがとうございました。
ただいま「仮予約」受付中!
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 これからのご予約の方は「仮予約」となります。
 雨天公演の場合に配慮した「予約」数はすでに完売となっておりますが、公演当日のお天気がよく、予定どおりの野外公演の場合、徳林寺の屋外公演会場では、さらにたくさんの方に楽しんでいただけるご用意がございます。また、キャンセルの方がいらっしゃる場合にも「仮予約」をいただいている順でお取り扱いできます。是非「仮予約」をお申し込み下さい。仮予約をいただいた方には前日までにこちらからご連絡を差し上げます。
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 「ジャワ」と「バリ」の影絵人形芝居「ワヤン・クリッ」のコラボ、日本ではとてもめずらしい「本火」での上演を予定しています。当日がよいお天気になりますように~!おてんとうさまへのお祈りにも皆様のお力を是非お貸しください。晴れ女、晴れ男の方、是非ご協力を!!よろしくお願いします。「お祈り!」

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「ジャワ」と「バリ」の影絵人形芝居「ワヤン・クリッ」のコラボ上演。
「演目:アルジュナの結婚」
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出演
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「ジャワ」
ダラン:ローヒット・イブラヒム
ガムラン演奏:HANA★JOSS(ハナ・ジョス)
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「バリ」
ダラン:梅田英春
ガムラン演奏:サンディア・ムルティ
クテンコン(ダラン助手):片倉保夫+長谷部匡
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日時:2014年4月27日(日)
会場:徳林寺 地下鉄桜通線相生山駅2番出口から徒歩11分
住所:名古屋市天百区野並相生28-340
電話:054-896-1606
料金:予約・仮予約共:一般3,000円 小学生1,000円(未就学児童無料)
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「仮予約」受付中!!!
件名に「ワヤン仮予約」とご記入の上、本文にお名前、ご連絡先、ご希望人数を記載してメールにてお申し込みくださ。
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
「サンディア・ムルティ名古屋事務局」
メールアドレス : bali_jawa_wayang@yahoo.co.jp
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◆本火での上演を予定しています。
◆野外での上演となりますので、各自敷物等をご用意下さい。また、防寒対策をお願いいたします。
◆雨天の場合は屋内での上演となります。
◆「仮予約」受付中!お早めにお申し込みください。
◆「仮予約」をいただいた方には前日までにこちらからご連絡を差し上げます。

本火の記憶

2014-04-20 | ワヤンのお話

ヤシ油を燃やす「本火」でのワヤン。

 来週の日曜日、4月27日、いよいよ名古屋公演です。今回は光源に「裸電球」ではなく、ヤシ油を燃やす「本火」を使用します(雨天の場合は変更があります)。
 「本火」でのワヤンは久しぶりです。どんな段取りだったか良く思い出せないところもあって、以前の公演の写真を見たりしながら、「本火の記憶」をたどっている今日この頃です。昔の公演の写真を見返していると、「しかし、この頃はみんな若かったな~」と、本火とはまったく違う事をしみじみ思う今日この頃でもあります。「本火」でのワヤン!お楽しみに。(か)




炎がメラメラと動くと人形の影も動き、
まるで「影」が鼓動をして生きている様です。

足場

2014-04-18 | 山の国から

築34年。足場をかけてのメンテナンスははじめてです。
軒天を直しました。

 車山の山麓の南斜面、八ヶ岳と南アルプスを望む標高1.450mに築34年の山小屋があります。われわれ一座の夏の合宿にも使われます。
 この建物を建てたのは私ではありません。私たち家族は22年前、山小屋の敷地を求めて関東甲信越一帯を、フワフワとキャンプをしながら放浪している時に、この建物と偶然出会いました。当初は敷地をまず選んで、自分たちで設計して小屋を建てる予定だったのですが、この建物に出会って、「あ~ここでいい!これがいい!このままでいい!」と、一目惚れして中古購入しました。
 「ほれた理由」はここからの素晴しい眺望でした。建物は築12年のすでにボロ、山小屋風な楽しげなつくりでもなく、なんでもない普通の平屋の建物でしたが、そこからの眺望と周囲の自然環境の素晴しさに、家族みんなが気に入って即決となりました。と言うか、もし、お父さんがこれから設計して建てるとなると、あと2年はかかるし、建てたとしてもどうせ自分で気に入らなくなって不機嫌になってくる。それに比べてこれなら今からすぐ使えるし今年の冬からスキーもできる、だからこのほうが良い!と家族の意見はまとまったようでした。ハハ。正解ですネ。
 築30年経った4年前に、錆がまわって来た屋根にいよいよ限界を感じて、雨漏りがする前にと屋根を葺き替えました。そして去年の夏ごろから、今度は「軒天(外気に面している屋根の裏側の面)」のベニア板がベロベロとしてきたので、いよいよこれも限界と、今回、貼り替えました。
 驚いたのが、その工事のための「足場」です。車がつけられる道路からかなり上がった急斜面に建っているので、足場の材料を人が担いで運び上げ、転がり落ちない様に組んでいくのです。もの凄い労力です。メンテナンス費用の大半がこの「足場」に費やされました。でも工事が終わると足場は跡形も無くどこかにいってしまう。なんだかもったいないな~と思いました。「記。平成の大修理。この軒天工事の足場費用〇〇円なり。」と記された記念碑を建てたい気持ちになりました。(か)


「足場の記念碑」を今度建てたい。


「あんな小屋など、見下ろすと小さすぎてどこにあるのか分からんじゃないか?!」
 と、名犬エース:談


この山小屋からの、素晴しい夜明けの景色です。
南アルプスもとてもよく見えます。
静かな気持ちになれます。


山小屋からの朝の風景。
左「八ヶ岳連峰」
右「南アルプス」
八ヶ岳連峰の裾野に小さく「富士山」が望めます。

春間近

2014-04-13 | 山の国から

原村から八ヶ岳を望む。(4月9日撮影)
のどかな景色、いいですね。

 先日、ちょいと用事があって山の家まで行ってきました。途中「原村」を抜けていきます。この辺りからの八ヶ岳の眺めはとても迫力があって、私は大好きです。いまの東京地方はとても陽気な「花盛り」、なんだか浮かれた様子ですが、標高1,000メートルを超える山の村々は、「春はこれから」の雰囲気でした。
 雪がまだ残っている八ヶ岳の景観はいつ見ても雄大で美しい。八ヶ岳を眺めていると、東京の生活で「のびきって」しまった気持が凛として引き締る気がします。でも、また東京に戻ってくるとすぐに「のびきって」しまいます。いつもそれの繰り返しです。山はいいですね。(か)


山の新緑ははまだまだこれから。
北斜面にはまだ雪が残っています。


でも、足元には「ふき」が沢山出ていました。
天ぷらにしていただきました、ごちそうさまでした。

道草

2014-04-12 | 犬の気持ち

新緑の道草をハミハミして喜ぶ名犬エース。
春!とても良いお天気です。気持ちがいいですね!
エースはお散歩に出ると新緑の柔らかく美味しそうな草をハミハミして楽しみます。

 犬を愛し犬のしつけに厳格な方によりますと、「犬がお散歩の時に、自分勝手に『道草』を食べるなどはとんでもない行動です。そもそも道草の安全性も分からないし、犬の健康を害する恐れもあるので、慎むべきです。」とのご意見があります。そのご心配はよくわかります。
 また、犬を愛し犬のしつけに「さらに」厳格な方は、「犬の散歩は犬の自由行動ではなく、犬の遊ぶ場所や排泄の場所は、飼い主が選定してそこでのみ行う様にする必要が有ります。(中略)マーキングなどもかってにさせてはいけません。(中略)犬は飼い主の命令にしたがって散歩が出来る様にする必要が有ります。」との厳格な助言もありました。
 犬の勝手気ままな「道草ハミハミ」「立ち止まってクンクン」や「ちょいとここらでマーキング」などは、とんでもない行動のようです。人間社会と飼い犬との理想的な関係としてはこれは正論だと思います。異論はありません。でもなんだかとても不自由できゅうくつな気持ちにもなります。
 私は、犬とすごすアバウトで自由な時間が好きです。お散歩の時は、周りの人にはできるだけ迷惑をかけないように気配りをしながら、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、と好きに歩いています。
 これからも名犬エースとの勝手気ままな「自由な時間」を楽しみたいと思っています。犬だって「自由にお散歩がしたい、ワン」ときっと思っています。ここで犬を甘やかすとまたおしかりを受けるのでしょね。スミマセンデシタ。(か)




撮影風景4「餃子」

2014-04-10 | ワヤンのお話

餃子定食「中」 餃子15個 + ご飯 + みそ汁 + お新香 = 1,130円

 ワヤン人形撮影の1日目(3月28日)のお昼です。浜松在住ダラン(う)の引率で、カメラマン(こは)と三人、撮影スタジオから徒歩10分、トコトコ歩いて餃子の名店「福みつ」にいきました。これがとても美味しかった!
 いままで知っている浜松餃子は、ダラン(う)のごひいき、「お持ち帰り専門店・餃子の鈴木屋」の餃子!ダラン直々の絶妙な焼き加減でいただくと、キャベツの甘みが際立ったとても美味しい餃子です。浜松を訪れるたびにダランからいつもご馳走になる餃子。
 これはこれでとても満足しているのですが、「福みつ」の餃子をたべてみるとこれがまた違った食感でとても美味しい。私が気に入ったのはモチモチした厚めの皮、パリっとした感じに焼かれていて皮自体がとても美味しい。
 メニューは餃子だけか、餃子定食の「大(20)・中(15)・小(10)」しか選択肢がありません、これはとてもシンプルで良いですね。東京は神保町すずらん通りの餃子の名店「スヰートポーズ」を彷彿とさせるシンプルなメニューです。餃子だけで勝負する一途な姿勢がよい。
 餃子は、やっぱ「白いご飯」と合いますね。チャーハンやラーメンと一緒だと餃子の存在感が薄れてしまう。白いご飯とみそ汁だけの「餃子定食」がベストですね。餃子をチョンとつけたタレの染みたご飯がまたおいしいのネ、ハハ。
 そうそう。ここの定食に付いてきたカツオだしのきいた「みそ汁」も美味しかったな~。静岡県出身の(こは)は「これはまさに静岡のみそ汁だ!」と感激していました。ごちそうさんでした。・・そして昼食後の撮影はバッチリーリトナーでした。(か)


福みつへの道しるべ


よし!いくぞ!
酢が先か?醤油が先か?それともラー油か?
しかし大きい餃子だな~すごいな~

枝垂桜

2014-04-07 | 木漏れ日お散歩

しだれざくら「枝垂桜」(4月7日撮影)
・なぜ枝が垂れるのか、という研究をしているグループがあり、
「 枝は伸びると重力によって下に垂れそうになるが、
ふつうの植物にはそれに打ち勝つだけの復元する力があり上(太陽)に向かって伸び続ける。
しかし枝垂桜はその力が弱く、人間が支え木などをして育てていかないと大きくならない 」
との見解を出している。
(解説>HP>「季節の花 300」より)

 名犬エースと図書館まで本を返しにいく途中、浴恩館公園を抜けていきました。とても立派な枝垂桜が満開でした。すこし寒かったけど、とても気持ちの良い爽やかな日差でした。
 通り道にあった小学校ではちょうど入学式。校門にある「〇〇小学校入学式」の立て看板の横に、正装した親子が代わる代わる並んで記念写真を撮っていました。校庭の桜の枝からはハラハラと花びらが散り、新一年生の手を引いた親子連れがその中を歩いて行きました。平和な情景ですね。(か)


しだれざくら


しだれ犬エース
図書館の前にしばらくつないでおいて、私が戻って来てみたら、
しなだれていました。
「ボクだって、図書館に入りたかったのに。ク~ン」

撮影風景3「新しいクリル」

2014-04-06 | ワヤンのお話

スタジオに実際にクリル(幕)を張って「影」側からの撮影。
今回は人形本体の撮影が主だったので、時間もなくなりあまり撮れませんでした。
また機会を改めて再挑戦です。でも感じはだいたいわかったのでよかった。

 撮影用に「新しいクリル」が張られました。黄ばんでいたりシミとか補修跡とかありません、おろしたての新品です!ピンと張られた真っ新な空間の中を「カヨナン」が気持ちよく舞っていきます。
 今回の撮影はカヨナンを静止せずに、実際のワヤンでの「動き」を再現して、その動きを連続的にシャッターを切りながら記録してみました。カヨナンの動きを感じるとても面白い撮影が出来ました。
 このクリル枠のシステム。真っ白なスタジオの中においてみると、とてもシンプルで合理的な構成だと改めて感心しました、とても良く出来ています。モダンなスタジオ空間によく似合う。
 全体が少し前傾している感じとか、クリルを上に張るためのロープワークとか、カッコイイよね。と毎回思ってます。(か)


撮影を開始してしばらくして気がつくと、
最近ワヤンによく現れる座敷童が、じっと見ていた。

撮影風景2「37℃」

2014-04-03 | ワヤンのお話

デレムとサングトを撮影して喜ぶカメラマン(こは)
それをみて何故か無邪気に喜ぶカメラマン助手超新人座敷童(きく)
その様子をカメラに収めてこれまた喜ぶダラン(うめ)
そしてこの全体をクールに撮るわたくし(かた)
以上四名による撮影風景でした。
(3月29日静岡文化芸術大学撮影スタジオにて)

 先日、浜松の大学のスタジオで撮影がありました。ダラン(う)が所有するワヤンの人形をなんと!200体も撮影しました。それでも時間切れで、まだまだ撮り足りないようでした。
 この撮影作業で驚いたのは、この200体におよぶ人形の名前をダランが覚えている事です。もちろんすこしは「あれ~どっちだったかな~?確かこっちかな?こんどバリで確認しておこう。」的な判断にこまる特徴的に僅差のものも数体はありましたが、あとはほぼ完全に名前と役割、そして制作者や購入地などを鮮明に覚えている様でした。凄いですね。
 われわれも「この名前はなんですか?どんな役回りですか?」などと、うかつに聞くとそれからのダランの説明が長くなると思われたので、できるだけ、なんの興味も無い振りをしながら黙々と作業を進めるように努力しました。
 以前に、ダランと新潟の貝掛温泉(*)に行ったときのことです。ぬる~い湯につかりながら、私がうかつにも「マハーバーラタ」のことを質問したのをきっかけに、それからなんと2時間半、たのしいたのしい「マハーバーラタ」のお話が始まり、それはそれは細部にわたる丁寧な素晴しいお話に花が咲いたのでした。お湯が37℃で助かりました。
 私ごとですが、先日中学校の同窓会があって、出席者は40人ぐらいだったのですが、私が名前を覚えているのはそのうちの20人ぐらいでした。スミマセンデシタ。(か)

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貝掛温泉 
江戸時代より日本に3つの「目の温泉」として知られる温泉です。
やや(?)、ぬるめのお湯(37℃)なので長温浴も可能です。
また、圧浴、浮力浴でリハビリ効果もあります。
ダランがいると「マハーバーラタ」のお話を全編聞く事も出来ます。(男湯限定)