八ヶ岳美術館内部
天井がレースのような軽い布に覆われ、フワフワしている素敵な空間です。照明が布の奥に隠されていて布を通した淡い光が素敵でした。
「照明の交換はどうするのですか?布を外すのですか?」と美術館の人(多分館長さん)に尋ねました。「布のヒダのところにスリットが隠されていて手が入るのです・・・当館の新人職員の採用条件は脚立の最上部にのって両手で照明を交換できることです」と笑顔で教えてくれました。
・・・本当ですか?楽しそうですね・・・怖いけど。
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八ヶ岳美術館を久しぶりに訪れました。
エコーラインから山道を原村・八ヶ岳山麓に向かって上がると八ヶ岳鉢巻道路との突き当たりに原村村立八ヶ岳美術館があります。普段の日だと駐車場に車は数台、とても閑静な環境です。車から降りて鬱蒼とした林の中を10分ほど歩くと美術館に着きます。
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この建物は巨匠・村野藤吾の設計です、村野89才の時の作品。
とても斬新でありながらホッとする佇まい、いい感じです。
私は20年前に訪れたときは内部の「フワフワの天井がわからないな〜」と思いましたが、今回は「フワフワの天井が素敵だな〜」と改めて思いました、こんど20年後に来た時はどう思うのでしょうか?(そもそも20年後私はもう来れませんね?近々またきます)
八ヶ岳美術館外観
鬱蒼とした緑の中にポコポコと可愛い屋根が並びます。
素晴らしいスケール感です。
ポコポコ
エントランス付近
ポコポコが途切れて小さな建物の入口のようにも見えます。
彫刻が楽しそう。
ポコポコ
(写真:美術館HPより)
全体はこんな感じ、ポコポコが連なっていて全体は結構大きな建築ですがそれを感じさせない。
巨匠の発想はすごいですね、こんなポコポコの連続をどうしたら思いつくのでしょうか?
そして中はフワフワ