玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

雲ひとつ

2022-09-27 | わたくしごと

「雲ひとつ」(9/26)

爽やかな天気に誘われて小金井公園に妻とお昼を食べに出かけた。
途中、コンビニに寄っておにぎりと冷えた玄米茶を買った、これで準備は万全。
とても気持ちの良い空だった。
「今日は本当に気持ちがいいわね〜」
「ほんと雲ひとつない空だね」
と言って二人で空を見上げたら・・・雲がひとつポツンとあった。
「雲ひとつない空」とはなかなかいかない。

(9/26)
おにぎりはたてもの園前広場のベンチで食べた。
空気はカラっとして、そよ風が吹いて、トンボがスッスッと飛んでいた。
・・・眠くなってきた。
「おにぎり二つでそんなに幸せになれてよかったわね〜」と妻に褒められた。
・・・これからは「雲ひとつない」いい人になりたい。
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「雲ひとつない空」
雲ひとつない空を 
あの日の僕は見ていた
夏草の青い匂いが 
とても好きだった
大人になるごとに  
黒い雲を呼ぶと
知らずにいた遠い日よ 
それは幸せだったのか
(略)
by 祖谷馬関

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「雲ひとつない空」の人
▪️安部元首相きょう国葬▪️(9/27)








楽しいね「ミロ」!

2022-09-24 | 映画と美術と音楽と

今年の春、渋谷で開催されていたミロ展のお土産で買った「不思議な絵」、とても気に入っている。
確か・・1,800円かな?木枠は吉祥寺の画材屋さんで・・2,000円かな?(少し高かったな)
(最近雨ばかり降っている、どこにも出かけられないので暇つぶしに家にあるものを撮ってみた)

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ジョアン・ミロ「絵画(パイプを吸う男)」1925年(ミロ37才)
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髭かと思ったらパイプらしい、黄色い煙の先端はまだ燃えているようだ。
全てが平面のように見える。
不思議な絵。
会場でこの絵を観てとても気に入った、会場を出ると売店で、なんと!その絵が売っていた。
迷わず買った、嬉しかった。
本物もオークションで迷わず買ってみたい、1,800円では無理だけど。
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「ミロ展」2022.2.11 ~ 4.17 Bunkamura ザ・ミュージアム
この展覧会は作品がほぼ制作順に並んでいたので、順番に観ていった印象ですが、ミロはこの作品で何かが「ふっ切れた」ような気がしました。これ以降の作風はとても「自由」になったように思いました。
楽しいね「ミロ」!もっとよく「ミロ」!
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ジョアン・ミロはスペイン・カタルーニャ州バルセロナ生まれの芸術家。
4年ほど前にバルセロナに行きました、モンジュイックの丘に建つ「ミロ美術館」を訪ねました。
その様子はこちらから ↓↓↓
スペイン旅 19「自由なんです」ミロ美術館




ひまわりと青空

2022-09-18 | 映画と美術と音楽と

ひまわりと青空 (9/17 7am 小金井公園)

「ひまわりと青空」まるでウクライナ国旗のような美しい配色です。
あの凄惨な戦時下でもウクライナの人たちはひまわりの花束を大切にしているそうです。
ウクライナの人たちに一刻も早く平和が訪れることを祈っています。

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ひまわりはマイケル・ジャクソンが好きだった花。(余談です)
ひまわりの花言葉は「愛」。
ひまわりはウクライナの国花であり、奇しくもロシアの国花でもあるそうです。

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映画「ひまわり」1970年
出演:ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ 
第二次世界大戦が終わる。
ソ連の戦地から戻らない行方不明の夫を探して、イタリアの女性が戦場となったウクライナへと訪ねていく、そしてついにウクライナの地で生きていた夫を見つけるのですが・・・悲しい物語です。
ウクライナのシーンでは地平線の彼方までひまわり畑が広がっています、ウクライナの人から「このひまわり畑の下には、大戦で亡くなったたくさんの兵士や捕虜、そして農民が埋まっている」と聞かされます・・・。
この映画からすでに52年が経ちましたが、再び「ウクライナのひまわり畑」は戦場になってしまいました・・・。

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私は泣きたくなると、デ・シーカの「ひまわり」かフェリーニの「道」を観ると必ず泣けます。
・・・音楽だけでも泣けます。
「ひまわり」ヘンリー・マンシーニ

・・・私のこの音楽を聴いただけで泣ける体質を「パブロフの犬反応」と言うそうです。
ワン!
・・・犬といえばNHK「オリバーな犬」がまた始まりますね。9/20から。
ワン!


芝犬エースの思い出
ワン!







東京湾フェリーと醤油ラーメン

2022-09-15 | 旅ゆけば

千葉県金谷港を目指し「まっすぐに・・どこまでもまっすぐに」進む。(9/6撮影)
正面に見えるのは房総半島の鋸山(ノコギリヤマ)、あの山の下に金谷港がある。
船はおだやかな東京湾を横切って進む、とっても気持ちが良い。


東京湾フェリーに乗った。
天気は良い、波は穏やか、とても快適。
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前夜、観音崎のホテルのベッドに寝転んで東京湾の地図を眺めていて気がついた航路があった。
「何なんだろう?この三浦半島と房総半島を最短の直線で結んだ航路は?」
それが「東京湾フェリー」だった。初めて気がついた。
「三浦半島と房総半島はこんな直線航路で結ばれているんだ、近い!きっと早い!」
調べてみると神奈川県三浦半島から40分で千葉県房総半島に着くことがわかった、これは凄い!
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さっそく翌日、久里浜港のフェリー乗り場に向かう。
この「素早い行動力の人たち」を「暇な人たち」とも言う。
久里浜は江戸時代末期ペリー上陸の地、今は立派な記念碑があるが・・特に面白くない。
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フェリー久里浜港ターミナルの駐車場で車列に並ぶ。
「もしかしたらここで並んでいると順番にフェリーに入れられるのかも?」と不吉なことを妻に言われ、急いで駐車位置を一般駐車場に変更した。・・これでよかった、危なく車も一緒に千葉県に運ばれるところだった。
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私たちは車を置き、人だけが乗船した(金谷港との往復割引1,600円)。
久里浜港と金谷港の往復クルーズだ、所要時間は片道40分だが着岸に10分ほどかかるので、東京湾横断は実質30分ほど、すっごく早い!
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金谷港に着き、20分ほど千葉県のお土産などをプラプラ見て何も買わず同じ船で戻ってきた。
文字通りの「東京湾横断往復クルーズ」でした。
久里浜港ターミナルに着いたら雨が降ったらしく涼しくなっていた。
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すでにお昼時を過ぎていたのでターミナル内の食堂で「醤油ラーメン」を食べた。
観音崎泊で連日「海鮮もの」を食べ疲れていた胃には、ただの醤油ラーメンが嬉しかった。
もし私の東京湾フェリーの思い出が醤油ラーメンになってしまうと、それはそれで悲しい。


東京湾フェリー
「フェリー」の言葉にどこか哀愁を感じてしまうのはなぜだろう?
・・・汽笛がボーっと悲しそうに鳴るわけでもないのにね。





アジフライと血圧

2022-09-11 | 旅ゆけば

「夢 Dream」食堂(9/5撮影)
観音崎海水浴場駐車場の前にポツンとある食堂(振り返ると目の前が海水浴場)。
Google マップにはレストハウスとなっている(確かにそんな表示の痕跡もある)。
現在は看板が力強く、何のお店かすぐわかる。

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観音崎の海に来た、ちょうど昼時についた。
もうすぐ着く車内で妻と昼食の相談をした。
1)ホテル近くの美術館にある海の見える洒落たレストランでパスタとサラダ?
2)ホテルのレストランで横須賀(名物?)海軍カレー?
3)海辺の食堂でアジフライ定食? 
三択だった。
二人とも即決でアジフライ定食で決まった。
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「夢 Dream」食堂に向かう(食堂は知っていたがこの名前を初めて知った)。
宿泊予定のホテルの前を通過して車で3分で着く。
お店に入る、アジフライ定食1,400円を注文する。
・・良いね良いね、希望どおりの展開です。
店内のテレビでは「ワイド!スクランブル」が流れていた、
「これを見ながら食事だと家にいるみたいだな」とか言いながらアジフライを待つ。
周囲には常連のお客さんがパラパラと、お店の人と楽しそうに話していた。


アジフライは肉厚でボリュームがありホクホクして美味しかった。
私は中濃ソースとカラシをつけて食べた。
妻は「ちょうどいい」と何もつけずに美味しそうに食べていた。
たぶんこんな細かなことの積み重ねで「血圧」に差が出るのだろう・・・
などと考えて、なんとなく悔しかった。
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骨と尻尾も付いてきた、よく揚がっていたのでパリパリと食べられた、
これは私も「ちょうどいい」と何もつけずに食べた。




閉館「観音崎京急ホテル」

2022-09-08 | 旅ゆけば

このプールは残るかな・・?(9/5撮影)
この日は台風が日本海側を通過している最中、三浦半島は二日間だけ奇跡的に快晴になった。

このホテル、三浦半島観音崎の突端、東京湾に面したロケーションにある。隣の岬には「観音崎灯台」。
ここのプールからは東京湾を行き交う様々な船が見えて楽しい、パラソルの向こう側は海です。
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夏の終わり、毎年通っていたホテルが今月で閉館する、経営体制が変わるらしい。
私たちは10年ほど前からほぼ毎年来ていたので少し淋しい気持ちがする。
経営が変わって新しいホテルへリニューアルするらしい、建物がなくなるわけではないので少し安心したが、なんとなく淋しい。それもあってか閉館まではすでに満室らしい。
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来年、新しいホテルへ来るかは・・・お値段と相談して考えます。


部屋からの眺め
この日の空はモクモクと夏の雲。

客室からは東京湾が一望できる、往来するたくさんの船が見えて楽しい。
部屋には双眼鏡と船のガイドブックが置いてある、お酒をちびちび飲みながら「船」を調べるのがなかなか楽しい。ここに来るようになってから東京湾を行き交う船の名前や用途も少し覚えた。

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「懐かしい記事」

観音崎2「船舶確認作業」2013-09-12 | 旅ゆけば

観音崎5「観音崎灯台 」2013-09-15 | 旅ゆけば



「美しい影」庭のスクリーン

2022-09-04 | 木漏れ日お散歩

「美しい影」
天気の良い日の夕方、強い夕陽が様々な植物の影を庭のスクリーン(池の塀)に映し出します。この日は金魚も水面に波紋を作って参加していました。

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太陽光は(ほぼ)平行なので影は拡大されず原寸ですが、植物と映し出されるスクリーンとの距離によって濃淡ができます。近いものはクッキリと濃く、離れるほど影の境界がぼやけ淡くなります。葉の間を通過した木漏れ日はピンホール現象で丸くゆらゆらと映り、水面の波紋は反射光を映します。
何故そうなるのかは詳しくは知りませんが、確かにそう見えます。
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この様々な影と光の織りなす模様がとても美しい、見とれてしまいます。
天気が良く夕陽の条件が揃った夕方、ほんの一瞬現れる「美しい影」です。