玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

映画「メリー・ポピンズ リターンズ」

2019-02-25 | 映画と美術と音楽と

映画「メリー・ポピンズ リターンズ」(C)2019 Disney  

 映画「メリー・ポピンズ リターンズ」を観に立川に出かけた。
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 封切りから三週間ほど経った日曜日。このシネコンではすでに中型のスタジオでの上映でしたが、お客さんは満員、最前列まで埋まっていました。子供達も多かった。
 この映画を平日のシニアだけの会場で観ても寂しい、やはり子供達の笑い声がないと気分が出ないから日曜日に出かけた、でも日曜日の映画館はやはり混んでました。ハハ
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 メリー・ポピンズは移動手段に「ホウキ」を使わない「魔法使い」。「傘」をかざし「ガバン」を持ち、ゆっくりと雲の間から地上に降りくるときの立ち姿が、背筋が伸びていてとても良い。
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 今回の物語の設定は前作から20年後。前作では可愛かった子供達もすでに大人。社会に揉まれ、日々の生活に追われ、「子供の時のときめき」を忘れてしまっています。
 そんな大人達がメリー・ポピンズに助けられながら子供達と一緒に「子供の時のときめき」をまた取り戻し、みんなが幸せになるわかりやすい物語。ディズニーですから。
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 映画としては前作からすでに55年も経ちました。私も忘れてしまっていることもあるので、前作を観て予習をしてから行きました。これがとても良かった。
 前作を思い出しておくと、より楽しめるシーンも音楽もたくさん出てきました。
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映画は素晴らしかった!
主演のエミリー・ブラントは歌がすごく上手い、だってメリー・ポピンズだから。
ダンスシーンも面白いし、とても楽しめるミュージカル映画です。
そして最後は「子供達の無邪気な笑顔」に泣かされてしまいます。
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そうだ!前回大活躍の「煙突掃除人役」の ディック・ヴァン・ダイクが特別出演しています。
93歳だそうです、テーブルの上で軽快にタップを踊りました。凄いですね!


(C)2019 Disney
夢の世界では、またみんなでアニメの動物達と踊ります。これが楽しい!
今のアニメーションの技術はもの凄く進化していて3Dは当たり前の時代ですが、
このシーンでは古い手描きのアニメに仕上がっていてとても良かった。
あの「ペンギン達!」も昔のままの姿で出てきて踊ります。
楽しいね!

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追記
この日、このシネコンの一番大型のスタジオでは、
なんと!「ボヘミアンラプソディー」の極音上映をまだやっていました。
まだまだ人気があるのですね。凄い!!


スペイン旅37「キラキラ・ドロドロ」トレド大聖堂主祭壇

2019-02-23 | スペイン旅

トレド大聖堂「主祭壇」
これがまた「キラキラ・ドロドロ」と凄い迫力なんです!
「スペイン人恐るべし!」

主祭壇は「キラキラ」と黄金色に輝いていました!
「ドロドロ」とまるで黄金が溶け出している様にも見えました。
当時の世界中の黄金を集めたスペインです、やることに半端はありません。
「スペイン半端ない!」
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 高さ約30mもある巨大なレリーフの祭壇を前にして、初めはどこを見て良いのかわからずにキョロキョロしていましたが、目が慣れてくると全体の構成がわかってきました。
 この主祭壇は全体が大きく20の区画から構成されています、それぞれの区画にはキリストの生涯の有名な場面が木彫りのレリーフに彩色の手法で描かれています。とても繊細に表現された素晴らしいレリーフです。
 そして区画ごとの縁取りに黄金の装飾が施されています、この黄金が凄い量感と迫力なので、祭壇全体が「キラキラ・ドロドロ」と輝いているのでした。(悪口ではありません・・・褒めてもいないけど)
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 物語のレリーフを一場面ごとによ〜く見ていくと、精巧に作られた「人形劇」を見ている様で楽しくなってきます(人形劇好きなものなので)。
 「どうせなら登場人物の手足や天使の羽とか、人形仕掛けで少し動いていたりするともっと楽しいのに」と思いましたが、そんなことにしたら「菊人形」になってしまいます(スミマセンでした)。
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 このキラキラ・ドロドロの濃厚なレリーフを見ていると、日光東照宮の陽明門を思い出します。古今東西どこの国でも「権力と富の象徴」は黄金色に輝くものです。
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 今の日本は超観光ブーム。
 スペインからの旅行者が陽明門を見上げ、「凄いな〜!なんで門がこんなにキラキラ・ドロドロしているんだろう?」「日本人恐るべし!」とか寿司でもつまみながら語り合っていることでしょう。




スペイン旅36「聖歌隊席」トレド大聖堂

2019-02-20 | スペイン旅

「トレド大聖堂聖歌隊席」
大聖堂の中央に位置する「白い微笑みのマリア」。
やはりスペインの感じがする美しいマリア像でした。

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このマリア像を囲う様に聖歌隊席があります。
聖歌隊席上部は「ルネサンス様式」の美しい構成、
重厚な「ゴシック様式」の大聖堂の中で軽快な印象でした。
この建物は複数の様式が混在しているのでそのコントラストが面白い。
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ここで問題です。
ルネサンス様式とゴシック様式はどちらが古いでしょうか?
正解は、ゴシックが古く、次がルネサンス、さらにバロックと続きます。
建築様式として大ざっぱに表現すると、
ゴシック様式は高く高〜く重厚、ルネサンス様式は幾何的で軽快、バロック様式は複雑でモ〜濃厚。
(だいたいそんな感じです)
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トレド大聖堂は13世紀着工〜15世紀完成。
スペインゴシック様式の最高傑作と言われています。
15世紀の完成後も様々に改修の手が加えられ、現在も改修が続けられています。
だからこの大聖堂はいろいろな時代の建築様式が混在していて面白い。
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建物本体はゴシック様式。
とても大きな建物です。


聖歌隊席はルネサンス様式。
キラキラと軽快でした。


バロック様式の祭壇もありました。
ものすご〜く濃厚なんです。
あまりにも複雑で何がどうなっているのかわかりませんでした。




「カイエ」素敵な本が届きました(読んでないけど)

2019-02-15 | わたくしごと

(本の帯より)
[ こんなノートが出来上がったとは素敵だ!フランス人もびっくり!
海外取材に、カラー写真満載!充実の内容、前代未聞の面白さ!(読んでないけど)]

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友人から素敵な本が届きました。
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本の名は「Cahier カイエ」フランス語で「ノート」の意味だそうです。
著者は「海月(かいげつ Quai-getsu)」
カラー120ページ! 1,000円。
とても素敵な本です。
デザインもとても良い!
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海月さんは「ひとりあそび研究家」
この分野では日本の第一人者です。(調べてないけど)
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この本は
1. 土あそび(陶芸)のこと
2. ParisとBaliのこと (はじめはダジャレかと思いましたがそうではありません)
3. 自分の好きなこと
4. Cahierのこと
だいたいこんな内容のようです。(読んでないけど)
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パラパラめくり 写真を楽しみ ほどよい量の文字を楽しむ。
飽きたら閉じて そして思い出したら また開く。
パラパラと ページをめくる感じの楽しい 素敵な本です。(読んでないけど)
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海 月(かいげつ Quai-getsu)
Blog | http://quai-getsu.blogspot.jp/
FB | https://www.facebook.com/Quaigetsu.hitoriasobikenkyujo


祝!「まんぷくラーメン」完成

2019-02-13 | わたくしごと

1958年発売「即席チキンラーメン」復刻版

萬平さんと福ちゃんの「まんぷくラーメン」完成おめでとうございます!
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スルメにお湯をかけてもイカにはもどりませんが、
まんぷくラーメンにお湯をかけると美味しいラーメンになりました。
(朝ドラを観ていない人には全くどうでも良い話題でスミマセン)
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テレビを観ているうちに食べたくなって、近くのスーパーに買いに行きました。
ラーメンコーナーのちゃんと一番目立つところに山積みしてありました。
今日はさぞかし売れることでしょう。
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家族で「なつかしいね〜子供たちが小さい頃よく食べたね〜」と言いながら食べました。
今日はこんなことをしてる人たちが日本中にたくさんいることでしょう。


「3分待つのだ!」


スペイン旅35「イベリの子豚」ハモンイベリコ

2019-02-11 | スペイン旅

「イベリコ豚の専門店」トレド
店内はイベリコ豚でいっぱい。

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薄くスライスしたイベリコ豚の生ハムとワインを買い、
ホテルの部屋に戻ってトレドの夜景を眺めながらいただきます。
生ハム→ワイン→オリーブ→ワイン→チーズ→ワイン→マスカット→ワイン→また生ハム→
これを順番に口に入れていると止まらなくなります。
とても結構でした。
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スペイン人はイベリコ豚の生ハム「ハモンイベリコ」がとても好きです。
彼らには「ご馳走」と「ハモンイベリコ」は同義語、日本人の「お刺身」と同じ感覚。
今回の旅で何軒かスペイン人のお宅にお招きいただきましたが、
どのお宅でも「ハモンイベリコ」のお皿が食卓を飾っていました。
日本でも客を招くときに「刺し盛り」のお皿を食卓中央に並べるのと同じですね。
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旅の間はどこでもハモンイベリコだったので少し飽きてしまいましたが、
帰国後、日本のデパ地下でハモンイベリコの値段を改めて見て驚きました!
「これならスペインでもっと真面目に味わって食べればよかった」と妻と悔やんでいます。
ハモンイベリコもマグロと同じで、産地や部位や脂の具合によって価格が変わるようです。
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「イベリコブタ」という言葉を日本で聞くようになったのはせいぜい20年ほど前でしょうか?
私は「イベリコブタ」と聞いて、しばらく「イベリ子豚」だと思っていました。
「イベリの子豚」を寄ってたかって食べてしまったらかわいそうダ、
子豚ばかり食べてしまったら絶滅してしまう?と心配しました。
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そして時が経ち
「ハモンイベリコ」
今はもちろん大好きです。


 ハモンイベリコ
「もっと真面目に味わって食べればよかったナ」





天気予報は当る

2019-02-09 | わたくしごと

今朝8時ごろ撮影 東京小金井の寒い朝

我が家の庭にも今朝ほんの少しだけ雪が積もりました。
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朝7時ごろ、起きた時に外を見たらまだ雪はなかった。
しばらく仕事をしていたら妻が起きてきたので、
「昨日の天気予報で朝方雪が降ると言っていたけど降らなかったね」と言うと、
「降ってるじゃない。見てごらんなさい」と言われた。
急いで外を見てみると、ほんの少しだけ雪が積もっていた。
気がつかない間に雪が降ったのでした。
「天気予報は当たる」と感心した。
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これから出かける人は交通のことなどが心配ですね。
出かける用事のない人は呑気でいいな〜、
と自分で感心した。
オシマイ
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と書いていたら
今また雪が舞ってきました。
つもるかな?

映画「家に帰ろう」

2019-02-08 | 映画と美術と音楽と

(C)2016 HERNANDEZ
「私はドイツを通らないでポーランドに行きたい!」
言葉の通じないフランス鉄道の係員に意思を伝えようとするアブラハム。

70年の時を経て、命の恩人の親友に会いに、
アルゼンチンから故郷ポーランドへ旅をする老人のロードムービー。
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彼は様々なトラブルが重なり、アルゼンチンから一旦スペインに飛び、
後は鉄道でフランス、ドイツを通り故郷ポーランドへ行くことになる。
だがホロコーストを生きのびたユダヤの老人には、ドイツは絶対に行きたくない「国」だった。
老人の故郷への旅は波乱な道行きとなる。
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映画「家(うち)に帰ろう」を観に銀座に出かけた。
封切りからひと月半、東京ではシネスイッチ銀座だけの上映、それもそろそろ終了かな?
シニアのお客さんが結構入っていました。
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映画は良かった。
とても綺麗な映像と音楽。
88歳の老人アブラハムのシワだらけの顔のアップに感動する。
老人の顔には説得力がある、表情の持つ力は凄いと思った。
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音楽が凄く良かった。
ユダヤの悲しげな旋律を感じさせながら、しだいに重厚な「音」として盛り上げていく。
とても上手い!この音楽でみんな泣かされてしまう、素敵な映画でした。
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ここのところ空気がとても乾燥しています。
涙腺の健康維持で「泣きたい人」にはお勧めの映画です。



「光を描く天才」フェルメール展

2019-02-06 | 映画と美術と音楽と

「手紙を書く婦人と召使い」1670-1671年頃 
アイルランド・ナショナル・ギャラリー
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フェルメールは「光を描く天才」
この絵の画面の中心は召使いの右手の肘の白いシャツに反射する「光」。
遠近法の焦点は手紙を書く婦人の顔に反射する「光」。
素晴らしい構図です。

先週の水曜日(1/30)、上野の森美術館のフェルメール展に出かけた。
(現在は終了しています)
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 終了4日前だったので混んでいましたが、予約時間枠ごとの入場システムだったので、並ぶこともなくスムーズに入場できた。
 会場内も作品の順路はなく展示室を戻ることもできたので、絵の混雑状況を見ながら自分のペースで自由に見て回れて良かった。「予約制日時指定入場」は良いシステムです。ヨーロッパの美術館や観光名所はほとんどこのシステム。
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 私の知人で「フェルメール大好き!」の女性がいます。
 フェルメールの全作品を何年もかけ世界中を旅し、ついに「全作品を観ました!やりました!」と、まるでスタンプラリー達成のような話を聞いたことがある。「凄い人だな〜、僕もフェルメールスタンプ欲しいな〜」と感心した。
 今回の展覧会ではフェルメール全作品35点のうち8点が来ていた、なんと!一気に「スタンプ8つゲット!」なのだ。
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 それはさておき、今回の薄暗い展示会場全体を眺めていると、並べられたそれぞれの絵が明るく「発光」しているように感じた。
 もちろん薄暗い会場で絵にスポット照明が当てられているのだからあたり前なのだが、そんな物理的なことではなく、「絵の中に描かれた光」がまるで照明器具のように「発光している」ように感じる。これが凄い!
 もし会場の照明を全て落としても「きっと絵だけは照明器具のように光っているはず」と、そんなことを考えた。フェルメールは「光を描く天才」です。
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やっぱりフェルメールは絵が上手ですね、フェルメールなんですから。
私もフェルメールスタンプの残りが欲しくなりました。
オランダでたぶん7点ほど観ているので、残りは20点です。
どうしよう?


「牛乳を注ぐ女」1660年頃 
アムステルダム国立美術館


上野の森美術館フェルメール展:会場風景
写真:WEBメディア「ほんのひきだし」

朝から映画「アリー」

2019-02-04 | 映画と美術と音楽と

映画「アリー/スター誕生」
ブラッドリー・クーパーとレディー・ガガ
© Warner Bros. 写真:ゼータイメージ

遅ればせながら、映画「アリー/スター誕生」を観に立川に出かけた。
公開からもうだいぶ時間が経つので今週からは朝一番の9時半の回でしか上映されていない。
仕方がないので我が家を8時40分に出ることにした、これだと9時20分には映画館に着く。
こんなに朝早く映画を観に出かけたのは始めてかもしれない?
「平日のこんなに朝早くきっと誰もいないナ」と思っていたが、それがどっこいしょ、
意外にもたくさんの人が入っていたので驚いた。
いつも観る映画はシニアが多いのだが、この映画はやはり若い人が多かった。
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映画は素晴らしかった!評判通りです。
レディー・ガガの歌のうまさに感動します!
ガガのことは「奇抜な格好をして歌う変な歌手」ぐらいの認識しかなかったので、
これからは考え方を改めます。・・凄く上手かったナ!
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朝早く家を出るので、朝食はNHK連ドラ「まんぷく」を観ながら特急で食べた。
萬平さんがラーメンの麺作りに奮闘して福子が励ましていた。
福子は奥田瑛二の娘さん、
萬平さんは私の学生時代の近代建築史教授の息子さんなんです。
二人とも応援してます。
これからはレディー・ガガとブラッドリー・クーパーも応援します。
二人とも「ラーメン作り頑張ってください!」
ガガなら全身ラーメンのドレスはピッタリです。
・・あれ?

スペイン旅34「人ごみふれあい街歩き」トレド旧市街

2019-02-03 | スペイン旅

「トレド旧市街」観光客であふれていました。

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トレド旧市街の観光用の道は歩行者専用。
古い建物に挟まれた石畳の細い道がウネウネと続く、
トレドはそもそも山に作られた街なので全体がゆるい坂道、
両側に土産物や飲食のお店が並んでいる、大道芸人もいた、
ワイワイガヤガヤと楽しい道でした。


みなさんブラブラと、私たちもブラブラと、
特に目指すものもなくブラブラするのは楽しい。


こんな人もいました。
「ハイッ!チップはずんでネ」

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トレドの観光客であふれたゆるい坂道の感じが
京都の清水寺の参道に似ていました、
でも清水寺の方がトレドの100倍混んでたな!


「清水寺の参道」
ほら100倍混んでるでしょ?
今の日本の観光地はどこも凄いんです!