ウィリアム・モリス「いちご泥棒」内装用ファブリック 1883年 モリス商会
(いちご泥棒たちのまん丸な目が可愛いね)
この繰り返し連続する図柄、どの範囲でどのように版が分かれているかわかりますか?
この展覧会ではそれがわかります。
オリジナルは手彫りの木版でした、140年前の技、すごい技術です!
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府中市美術館で開催中の「アーツ・アンド・クラフツとデザイン展」に行きました。
この美術館には妻とよく行きます、いつも面白い企画をやっている。
我が家から自転車で25分の、ちょいと美術館。
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アーツ・アンド・クラフツはイギリスで1880年代から始まったデザイン運動。産業革命の結果として、大量生産による安価で粗悪な商品が溢れていた当時のイギリス。「庶民の暮らしに良いデザインを!」とウィリアム・モリス(1834年-1896年)が中心となって始めた美術工芸運動です。
(と、その昔大学で習いましたがすっかり忘れていました・・・)
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現在でもアーツ・アンド・クラフツのデザインは日常的なプリント製品などで目にします。
ロンドンの洒落た百貨店「リバティ」の有名なリバティプリントはアーツ・アンド・クラフツ時代のデザインが発祥です。昔、私もリバティ百貨店で小さなお土産を買いました、まだベルリンが東西に分かれていた頃です。(いつもすっごく古い話でスミマセン)
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この展覧会ではアーツ・アンド・クラフツのオリジナル作品を見ることができます。木版、染色、家具、工芸、本など、どの作品も「ヘ〜これがあの有名な作品のオリジナル?これが本物ですか?本物は木版なんだ?ヘ〜」と面白かった。
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府中市美術館エントランス付近(空がきれいでした)
「アーツ・アンド・クラフツとデザイン展」2022.9/23〜12/4 開催
会場入口
「ここから先は撮影禁止なのでここまでは撮っても結構です!」と係りの人に言われた。
そう言われて思わず撮ったけど・・何が面白いのかわからない写真になった、ハハ。
「鴨汁せいろ」
これはアーツ・アンド・クラフツの作品ではありません、蕎麦です。
帰りに美術館から自転車で5分、蕎麦「心蕎人さくら」に寄りました。
毎回このお店に寄るのが楽しみです、とても結構でした、ごちそうさまでした。
私の中では蕎麦屋に行くついでに、ちょいと美術館に寄る感じです。