エドワード・ゴーリー 「不幸な子供」
(物語) 幸せな家庭に生まれた可愛い少女シャーロット、しかし仕事先での父の死を知らされ、母は心労でやつれて死に、叔父も事故死、身寄りのないシャーロットは寄宿学校に入れられてしまいます、不幸の連鎖はさらに続き・・・そして物語はとても悲しい結末で終わります。「こんなに辛い目にあったのだから最後は幸せになってほしい!」・・・しかし読者の思いは届きません。最後までハッピーエンドにならない作品「不幸な子供(Hapless Child)」
展覧会「エドワード・ゴーリーを巡る旅」を見に渋谷の松濤美術館に出かけた。
会場は平日の昼間なのにたくさんの人、若い女性が多かった気がする、皆さんとても熱心に鑑賞していました。私も読書用の一番細かいものを見るメガネをかけ超至近距離で鑑賞しましたが、それでも細かすぎてよく見えないところもありました、それぐらいどの作品も緻密な線描で入念に描き込まれていました。とくに壁紙やカーペットなどの背景が凄かった!(PCのない時代です)
みなさんもこの緻密な原画を見るときっと驚きますよ。目は少し疲れましたがとても面白かった、拡大鏡メガネを持っている人は必携!・・・オススメです。
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(展覧会プレスリリースより)
不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey,1925‒2000)。近年、日本でも『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本が次々と紹介されてきました。ゴーリーは、自身がテキストとイラストの両方を手がけた主著(Primary Books)以外にも、挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなどに多彩な才能を発揮しました。本展は(略)、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250 点の作品で再構成するものです。
(展覧会情報)
渋谷区立松濤美術館
会期 2023年4/8(土)~6/11(日) 月曜休
お気に入りのお人形で遊ぶシャーロット「不幸な子供」より
この頃はまだまだ幸せだったのです。
美術館入口
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