玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

乳海撹拌

2015-11-27 | ワヤンのお稽古

竜アンタボガが須弥山を乳海に運びそれを大亀が海中で支える。
中央の須弥山に巨大な竜バスキが巻きつき、力自慢のラクササと神々が大集合、
竜バスキを交互に引き合い須弥山をグルグルと回転させる「乳海撹拌」の準備完了!!
「ヨシ!準備OK!撹拌するぞ~!みんな気合い入れて引くぞ~!」と大号令がかかる・・・

そこで問題です?
ワヤンではこの人形たちをどのように同時に動かし「撹拌」を演出するのでしょうか・・?

それは見てのお楽しみ!ハハ。

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両日ともに残り2席ほどございます。
ご予約をお待ちしています。

●とき:12月5日(土)14:30開演
   :12月6日(日)14:30開演
●お申込み・お問合せ:ワヤン・トゥンジュク予約センター
 メールアドレス「wayang@mbf.nifty.com」


「ヨシ!撹拌するぞ~!気合い入れて引くぞ~!」
「オイショ!オイショ!」「オイショ!オイショ!」

渋谷光塾公演(12.5)(12.6)のお知らせ

2015-11-24 | ワヤンのお知らせ



ワヤン・トゥンジュク梅田一座。
年末恒例渋谷光塾ワヤン公演のお知らせです。
小さな会場でのライブ感抜群の密着型ワヤン公演!
渋谷並木町のライブハウスでの今年で5回目の定期公演です。


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演目は「乳海攪拌:ムナラ・ギリ」。
全18巻で構成されるマハーバーラタの第1巻「アディ・パルワ」の中の挿話で、
不死の聖水であるアムルタを神々と魔物が奪い合うお話。
アルジュナやビマなどのマハーバーラタにおなじみのキャラクターは出てきませんが、
たっぷりお楽しみいただけます。
・・・
(12月4日追記)
明日の土曜日の公演、3名キャンセルがでましたので、受付が可能です。
ご興味のある方、どうぞお申込み下さい。

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●出演: ワヤン・トゥンジュク梅田一座
●とき:12月5日(土)14:30開演(14:00開場)
   :12月6日(日)14:30開演(14:00開場)
   (上演は約2時間を予定しています)
●ところ:渋谷「光塾」 定員40名
 (会場では履物を脱いでお入りいただきますのでご了承ください)
●料金:一般2000円 小中学生1000円 未就学児無料
●お申込み・お問合せ:ワヤン・トゥンジュク予約センター
 メールアドレス「wayang@mbf.nifty.com」

ヘビの共食い (アーカイブ)

2015-11-20 | わたくしごと


最近とても悲惨な事件が続いている。
これをイスラム世界と欧米との対立のような単純な図式にしては絶対にいけないと思う。

毎日毎日、アラブでもアフリカでもそして欧米でも、たくさんを人たちが死んでいる。
こんな殺し合いの連鎖に終わりはあるのだろうか?
少しでも良い方向に、平和な穏やかな世界に向かってもらいたいと願う。
日々の事件の記事を読みながらそんなことを思う。

「決着をつけることではなく、お互いを認め合い平和な共存を保つこと」
そんな世界を心から願う。

~~~
たまたま最近(実は昨日なんだけど)、ダラン(う)の8年前のブログを読みました。
いまの世界状況にも当てはまるとても示唆に富む素晴らしい記事だったので、
これまた素晴らしい「絵」とともに紹介します。
(なお文中の「ホセ」は私です、ハハ、懐かしいネ)
(か)

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アーカイブ:ダラン(う)のブログ
「Pの世界」より
2007年07月05日
カテゴリー:旅 
記事:ヘビの共食い―小玉川でのこと(3)



 小玉川で演奏仲間のホセ氏がヘビの共食いの話を語ってくれた。話の内容は、ざっとこんな感じである。
「二匹のヘビがおりました。それぞれのヘビが、相手の尻尾を口に入れて、それを同じペースで飲み込んでいくわけです。少しずつ、少しずつ・・・。だんだん 前にいるヘビの体は、後ろのヘビに飲み込まれていきます。少しずつ、少しずつ・・・。そしてとうとう、お互いの頭だけが残るまでにそれぞれ相手を飲み込ん でしまったのです。そして最後に、お互い大きな口をあけて・・・・パクッ。相手をもののみごとに飲み込んでしまいました。その瞬間、二匹のヘビの姿が消えてしまったのです。」
 実に不思議な物語である。両者は両者に飲みこまれ、この世から消える。「相撃ち」、「刺しちがい」ならば、両者は同時に倒れるが、ヘビは同時に消えて果 てるのだ。しかし、冷静に考えてみればそんなことがありえるわけはないのだが、なぜか私はその反証をする気になれないのである。
 ふつう二者には「力関係」が存在する。上下関係や権力関係の存在しない二者などはありえない。だから、世の中のさまざまな二者は常に争い続け、時には 「喰うか、喰われるか」の関係となり、場合によっては無残な結果を生む。しかし二匹のヘビには力関係が存在しない。まるでコンピュータ制御された精密機械 のように、同じ速度で相手を飲み込んでいく。世の中に対立する二者のすべての力関係がもし対等であるのならば、バリの魔女ランダと聖獣バロンが繰り広げる終末のない永遠の戦いを始めるか、刺し違えて相互に斃れるか、はたまた、争いをすること自体に意味が見出せなくなり、その状態のまま、何ごともなく両者は 存在し続けるかもしれない。しかし、互いに核兵器を持てば、本当に人は殺しあわないのだろうか?
 二匹のヘビは相互に自分の姿を消滅させ跡形もなく消え去る。争いがあったという事実すらデリートされてしまう。そのプロセスはまるで夢の出来事のようだ。つまりは、ありえないことなのである。両者に力関係が存在しないことなど・・・。ヘビはきっと超自然的存在が一時姿を変えた仮の姿だ。そしてそのヘビ たちは私たちを嘲笑っているだろう。
「おまえたちにはできないだろう?人間は決着がつくまでずっと争い続けるのだから・・・」
小玉川で私は、確かに自分が「人間」であることに気づかされる。
(う)

ジャウクの冠・研究会「ありがとうございました」

2015-11-10 | イベントのお知らせ

左から、杉浦先生(アジアンデザイン研究所所長)、かたくら、梅田さん、コマンさん、プトゥさん

11月7日(土)
神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所主催「ジャウクの冠・研究会」、無事終了しました。
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沢山のみなさんがきてくださいました。
とても和やかな楽しい会になりました。
ありがとうございました。
興味深い内容の楽しい会だったのでもっと時間が欲しく思いました。
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「ジャウクの冠」についての杉浦先生の分析とお話は、
分かりやすい画像も交えてとても面白い内容でした、
出演者のバリの皆さんも
「勉強になるネ!知らなかったな~」と興味深く聴いていました。


キラキラ輝くグルンガン。


「ジャウクの冠」についての杉浦先生の素晴らしいお話。


コマンさんの迫力の踊りは圧巻でした。びっくりぽんや~。


研究会なのでちょっと緊張気味のみなさん「研究かい!」


研究といえばやはりこの人です「研究かい!」
(マイクを持つ手の小指が・・・)


そしていつもの楽しい「研究かい?」


とても楽しい「研究かい?」でした。
アジアンデザイン研究所のみなさん、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
(か)