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一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

静態保存・・・C12 67 その2

2020-08-21 14:45:00 | 静態保存機
昨日に続いて茅野駅前に静態保存されているC12 67号機です。父が乗務していた可能性が大ですので愛着が湧いて来ました。今日はプレートにこだわってみましたが、まずは正面から・・・。




そしてサイドの銘板とナンバープレートを・・・。昭和8年 日立製作所 NO.518が重厚感がありますね。保存状態も良く茅野市の関係者に感謝する次第です。




細々とした手書きですが上諏訪機関区の「諏」が嬉しいです。入換え用専用機の3号機でしょうか・・・。本当に状態が良く少しの手入れで走り出しそうでした。
撮影日 2020.08.01 09:55 茅野駅前

静態保存・・・C12 67

2020-08-20 14:45:00 | 静態保存機
茅野駅前にはC12 67号機が静態保存されていますが状態は良好です。1933年(昭8)新製で主に大町、松本、上諏訪で入換業務に当たっていました。上諏訪機関区で機関助手から機関士になった父と在籍期間がダブっており乗務しているはず・・・。




282両が製造されたC12形ですが、ひとつ前の66号機は真岡鐵道で今も現役。66号機も67号機と同じような時期に上諏訪で入換業務をしていました。言わば同じ釜の飯を食べた兄弟とでも申しましょうか・・・。




上諏訪区にいた時にはこの後方全面がゼブラカラーでした。長野県内では上諏訪から異動した父が所属した木曽福島機関区で1974年まで3両のC12が活躍していて何かと縁のある蒸気機関車です。
撮影日 2020.08.01 09:51 茅野駅前

日本初のステンレス車クハ5251

2020-08-07 14:45:00 | 静態保存機
1958年に元東京急行電鉄で活躍を始めたデハ5201は1986年に目蒲線で引退。その後、元上田交通に来て電装を解かれパンタグラフも撤去されてクハ5251となりました。しかし2006年元松本電気鉄道の5000系からパンタグラフを譲り受けて東急時代の姿に復帰。




車輌製造銘板の昭和33年東急車輌という文字が誇らしげです。傷が付かないように透明なアクリル板?で保護されていて大切に扱われているんだなと感じます。車輌の端にもサビなどは見当たらずピカピカのクハ5251です。




この東急電鉄のロゴマークは1973年から使用されているらしい・・・。とするとこのロゴマークは後付けされたものということになります。TOKYUのTを図案化した初期のロゴマークには重みが感じられます。
撮影日 2020.07.26 12:26 城下駅

静態保存 デキ12形13号機

2020-08-02 14:45:00 | 静態保存機
旧軽井沢駅舎記念館の脇に草軽電鉄のデキ12形13号機が保存されています。軽井沢から草津まで伸びていた55.5kmの高原鉄道でしたが昭和37年に廃線。約3時間半をかけて走り終戦後の昭和21年には46万人を運んだとされる。




運転席はボロボロになっていますが米国ジェフリー社製の電気機関車です。最盛期には9両のデキが客車や貨車を引いていたようです。パンタグラフの形状から「カブトムシ」の愛称で親しまれた電気機関車です。
撮影日 2020.07.19 13:22 旧軽井沢駅舎記念館脇 草軽電気鉄道

静態保存 モハ604

2020-07-16 14:45:00 | 静態保存機
昨日のデハニ201と一緒に保存されているモハ604です。昭和2年製造で全鋼製川造形と呼ばれる形で昭和56年に上田電鉄へ。昭和61年まで現役でしたが長野電鉄へ戻り小布施で静態保存されていました。




車内はつり革こそ外されていたものの当時のまま保存されています。電車の図書室として公開されていますがコロナで本もなくロングシートもクローズ。いや実際に乗っていた車輌にこうして会えるのは嬉しいことです。




右側が深い屋根が特徴のモハ604。左側がデハニ201です。似ているようでも型式が違うので細部は全然違いますね。当時の吊り掛けモーター音が聞こえてきそうな気がしました。
撮影日 2020.06.20 11:55 安曇野ちひろ美術館トットちゃん広場

静態保存 デハニ201

2020-07-15 14:45:00 | 静態保存機
コロナでSTAY HOME状態でしたが信州は大丈夫となり出掛けました。安曇野ちひろ美術館のすぐ隣にトットちゃん広場があります。そこに元長野電鉄のモハ604とデハニ201が展示されています。




こちらがデハニ201で汽車製造において大正15年5月落成した。リベット組立工法なので直線的で無骨な外観が特徴の鋼製車輌です。装備は雲泥の差ですが車輌の自重は今も昔もあまり変りませんね。




子供の頃からお世話になっている長電ですが運転台は真ん中でしたね。圧力計しかありませんが当時もスピードメーターはなかったのでしょうか。でも綺麗に手を掛けてもらって保存状態はとても良かったです。




車輌内は窓際のトットちゃんに登場するトモエ学園の電車の教室を再現しています。懐かしいグローブ型照明も残されていて網棚もそのままでした。机や椅子は地元の池田工業の高校生が作ったということです。
撮影日 2020.06.20 11:49 安曇野ちひろ美術館トットちゃん広場

静態保存 C56 129号機

2020-07-13 14:45:00 | 静態保存機
1938年2月に盛岡に配置後、会津若松→中込→飯山→長野と渡り歩く。1972年3月にはC56 111号機と重連で飯山線「さよなら旅客列車」を牽引した。昭和26年12月から飯山線で活躍を始め、昭和47年10月までの20年余をこの雪国で過ごした。




昭和10~14年に164両製造されたうち96両が太平洋戦争の軍事供出や南樺太鉄道で使用された。それ以外の68両は日本のローカル線専用として客貨輸送に活躍してきた。飯山市としては地域資源として活用する案はあるようなのですが…。

撮影日 2020.05.24 10:38 飯山市鉄砲町児童公園




今では荒廃が進んでしまい、ナンバープレートもなく後付けされたものです。SL飯山線ロマン号が2016年11月に運転されましたがその時にはまだ綺麗でした。毎冬、雪から守るためにブルーシートで覆われますが車体の痛みは隠せません。
撮影日 2016.10.26 06:50 飯山市鉄砲町児童公園

静態保存 9646号機

2020-07-12 14:45:00 | 静態保存機
飯山線の撮影に出掛けると見かけるのですが昨年の台風19号で被災しました。千曲川の氾濫で水に浸かり泥がこびりつきサビが一段とひどくなってしまいました。そこで信州の静態保存機も記録に残しておきたいと思うようになりました。




この9646号機は大正8年神戸に新製配置後、長野→直江津→米沢→長野と渡り歩いた。「蒸気機関車その100年」の映画に出演した際にバッファ付きのリンク連結器が前後に付けられた。後方は自連もありランボード(白線)が直線で美しい96でS47.2に廃車となりました。
撮影日 2020.05.24 13:48 長野市豊野公民館

2両のデゴイチ・・・

2017-10-22 14:45:00 | 静態保存機
長野総合車両センターにはデゴイチが静態保存されています。昭和15年3月に国鉄長野工場で製造されたD51-486。信越本線、北陸本線で活躍したカマは静かな余生を送っています。
撮影日 2017.10.14 12:32 長野総合車両センター(以下同じ)




このフェスタ直前に真黒く化粧直しが施されていました。大分、厚化粧になってきましたが、大切に残して欲しいと思います。この日ばかりは運転台も公開されていましたが、区名札も差してほしかった…。




そしてもう1両のデゴイチ…。職員の技術研修のために製造されているのでしょう。D51-229が子供たちを乗せて、走ります。




1/5スケールとはいえ、迫力あるデゴイチです。出来れば、長工デフに改造してもらいたいものです。石炭を燃やしているので、煙分補給になりました。