練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

「アンリ・ミショー展 ひとのかたち」

2007-08-03 | アート
昨日アップした展覧会の別会場でやっていて、面白そうだったのでこちらも鑑賞してきました。

「アンリ・ミショー展 ひとのかたち」
東京国立近代美術館 ギャラリー4
7月19日(火)~8月12日(日)

アンリ・ミショーという人については私はお恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、
画家であり、詩人でもあったそうです。

フロッタージュと呼ばれる「こすり出し」の作品。
(子どものころ、木の幹なんかに画用紙をあてて鉛筆でこすり幹の模様を浮かび出すようなこと、学校でやりましたよね。あれです)
水彩画。墨を使用した作品。
グワッシュという重ね塗りが可能な水彩絵の具を使用した作品。
そしてメスカリン素描と呼ばれるメキシコ産の幻覚剤(メスカリン)を服用した状態で見えたもの(幻覚?)を描き残した作品。

以上が展示されている作品の大まかな分類です。
最後のメスカリン素描とか、アブナイですよね。
極細サインペンで描かれたなんだかものすごく細かい線でできた作品なんですが、
ちょっと前に本屋によく並んでいた「視力がよくなる3Dの絵」みたいなのです。
で、なければ、子どものころノートに書いたチョ~細かい迷路みたい(書いてませんでしたか??)

展覧会サブタイトルに「ひとのかたち」とありますので、
よく見ていると人を描いているようにも見えます。
でも、じ~~っと見ていて、何の形が見えてくるかはその人次第、という面白い作品ばかりです。
私なんかは、ある一連の作品はちょっと離れたところから見たとき、
「あれ?楽譜が飾ってある・・・」とか思いました。

画像はフロッタージュの作品です。
3人の天使が手をつないで踊っているみたい!
このようなシンプルで想像力を刺激するような作品がたくさんです。
おすすめ展覧会です。