練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『最悪』 奥田英朗

2005-03-31 | 読書
何のかかわりもないかのように見える人々。
それぞれの人生がやがて交差し、ひとつの点で結ばれるかのように同じ運命を共にする。

この作品はいわゆる群像劇といわれるジャンルに入るといえるでしょう。
ただ、一般的な群像劇といわれるシナリオは、小説であれ、映画であれ、
登場人物たちがある地点で同じ運命に遭遇する所がクライマックスとなり、エンディングとなるのがほとんどです。
しかし、『最悪』は3人の人物の人生が交差し始めてから、それからが面白い!
犯罪小説としても楽しめるし、人間の心理を描いた作品としてもとても興味深いものです。

3人の人生は交差し、そしてまた分かれて行く。
最悪な瞬間はあるけれども、それでも生きてゆくことが大事、生きてゆければ大丈夫、
そんな風に思えるラストです。

北区民オーケストラ第19回演奏会

2005-03-26 | ピアノ・音楽
に行って参りました。

北区民オーケストラ第19回定期演奏会
日時:2005年3月21日(月・休)
   14:30開演
場所:北とぴあ さくらホール
演目:エルガー   「コケイン」序曲
   シベリウス   ヴァイオリン協奏曲
   ベートーヴェン 交響曲第7番
   エルガー    威風堂々第4番(アンコール)
指揮:和田朋樹(客演)
ヴァイオリン:木野雅之(日本フィルハーモニー交響楽団 ソロ・コンサートマスター)

女性ティンパニ-奏者の友人が演奏するオーケストラの公演に行って参りました。

圧巻はやはりベートーヴェンの7番、第4楽章。
「裏のリズムが多く、非常に緊張して演奏していた」という彼女の話通りのピッシリと引き締まった演奏でした。
この楽章全体を通してほとんど叩きっぱなしの演奏。
マレットをクロスさせて演奏する部分などもあり、テクニック的にも難しそう、というのは素人目にも分かりますが、それだけに視覚的にも楽しめた演奏です。
金管楽器との息もピッタリで、こちらにも緊張感がつたわってきました。
「陰の指揮者」とも言われる打楽器の本領発揮といった演奏でした。

H美さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!!
そして、お疲れ様でした~~~

テルミンのコンサート

2005-03-23 | ピアノ・音楽
テルミンという楽器のコンサートに行ってきました。

『テルミン やの雪の世界~レクチャーコンサート~』
日時:2005年3月20日(日)
   午後6:00開演
会場:ハーモニーホール座間・小ホール

テルミンとは不思議な楽器。
四角い木の箱とそこから水平方向にのびたアンテナ、そして垂直方向にものびたアンテナ。
電源を入れると電界が生じ、そこに手をかざすことによって音が出る。
微妙な手の動きで音階、音量を調節する、というとてもデリケートそうな電子楽器。

その音色は弦楽器のようでもあり、人間の歌声のようでもある・・・。

そんなテルミンのプレーヤーはロングドレスに身を包んだちょっと浮世離れした雰囲気のやの雪さんという女性。
彼女のテルミンとピアノ、またアコースティックギター、エレキギター、12弦ギターとのアンサンブル。
生徒さんによるテルミン四重奏団の前衛的、実験的演奏。
最後は16台のテルミンによるテルミンオーケストラが奏でる『ロンドンデリーの歌』。

この不思議な雰囲気は見てみないと分からない。
演奏者の動き自体が前衛舞踏のようでもある。
ちょっとした手の動きで音程が決まる、という緊張感が客席まで伝わってくる。
聞くだけではなく、演奏を見て楽しむべき楽器だと実感しました。

レッスン記録(3/16の分)

2005-03-19 | ピアノ・音楽
ひと月以上も間があいてしまいましたが、久しぶりにピアノのレッスンに行きました。

話がたまりすぎていて、お約束のトークタイムは1時間を越していたかも・・・。
その内容については特に記しませんが・・・。

ピアノのレッスンに入る前に、Jさんが企画してくださる予定の「ワインと音楽を楽しむ会」で何か1曲(か2曲か?)弾こうと思っていますので、どの曲にするか先生と相談しました。
多分、ピアノも人前での演奏も慣れていらっしゃる方ばかりの中で私1人初心者、ということも考慮して、
あまりメジャーな曲をたどたどしく弾いても・・・ということで、比較的私の今のレベルで仕上がりのめどがつきやすく、イメージに合うと先生がおっしゃってくださった、ギロックの『雨の日のふんすい』をレッスンしてくださることになりました。
何曲か候補に挙げてはいたものの、これ、と決まっていたわけではなかったので、どれを弾いてよいかわからず、気が散っていましたが、1曲決めたことによって、心理的にとてもすっきりしました。

『テクニック』
今回は弱い指のためのトレーニングとの副題がついている通り、2・3・4の指を使った練習でした。
(同パターンで3・4・5の指を使う練習も行う)
アクセントがついている音は指が違っても同じ深さで弾くように意識すること、
また、レガートで弾く際、特に左手の2と3の指がもつれて音が重なってしまっていたので、その点を注意されました。
やはり左手が自分の意識が伝わっていない感じがして、右手につられて動いているだけ、という気がします。
左手単独の練習をもっとおこなうべきかと思います。

『小舟にて』 ドビュッシー
Rさんと連弾する予定なので、楽譜の上の疑問点などを先生に質問しておきました。
次回までに先生も練習しておいて下さる、とのことなのですが、
「あわせる人によってまったく違ってくるので、私と弾いてうまくいっても、他の人とあわせたときに同じように弾けるとは限りません。」とのこと。やっぱりそうか・・・。
「お二人でお稽古に来てくださると一番いいんですけど。」と言って下さいましたが、多分無理。

『ノクターン 2番』 ショパン
Sさんが次回のピアノ○秘練習のときにへたくそでいいから聞かせて、と言って下さったので、以前少しレッスンしていただいたこともあるのですが、復習の意味も兼ねて見ていただくことになりました。
先生のお宅で弾く前に何日間か自宅で練習したにもかかわらず、ピアノと環境が変わっただけでこうも弾けなくなるものか・・・。
先生曰く、「右手のメロディーは歌えているので、左手をもっと練習するとよいです」とのこと。
左手だけを取り出して音を頭の中に刷り込んでしまうまで弾くのが目的、だそうです。
ベース音は出ているようなので、ベース音の次の和音をちゃんと揃えてしっかり音を出すように、とのことです。そうすることによって音がかすれたりすることがなくなるそうです。
たしかに楽譜を見るときも、最近は左手の部分ばかりを目で追っていたことを思い出しました。それだけ左手がまだあやふやな感じで弾いていた、ということでしょう。
また、ピアノ、ピアニッシモの表記が多い曲ですが、もっと音を出し気味に弾いてもよいのではないか、とのこと。
ピアノなので、弱く、と思うあまりちゃんと音が出ていなかったり、挙句の果てに弱く弱く・・・と力みすぎて逆に大きな音が突然出てしまったり、というありさまだったので、それならしっかりちゃんと弾いたほうがよいに決まってるなぁ、と反省しました。

やはり家でひとりで漫然と弾いているのと、先生に見ていただいて注意点を意識しながら弾くのでは全然違う!と実感した1日でした。

オオイヌノフグリ

2005-03-15 | お花
春分が過ぎ、春一番が吹き、少し暖かくなってくると、
道端にこの花が咲き始め、そうすると「あ~春がまたやって来たなぁ」と思います。

1日花なので、お花はその日だけしか持ちませんが、
旺盛な繁殖力があるので、次々とお花を咲かせます。
しかも畑の隅、道端などに群生しているので、たくさん咲いているところは青いカーペットを敷いたようでとても綺麗です。

この写真を撮るために側溝にしゃがみこんでいたら、通りがかりの中学生に不思議そうな顔で見られてしまいました。

園芸店で苗が売られているネモフィラはこのオオイヌノフグリの仲間です。
以前、黒いネモフィラを見かけましたが、モダンな感じで素敵でした。


カスタネット

2005-03-09 | ピアノ・音楽
打楽器を中心に演奏活動をしているお友達に誘われてカスタネット・レクチャーとやらに参加してみました。

カスタネットというと小学生が入学と同時に支給されるあの赤と青のカスタネットしか知らないし、さわったこともなかったわたし。
今回のレクチャーで演奏するのはフラメンコダンサーが踊りながら叩くような本格的なそれです。

講師の先生は札幌交響楽団の主席打楽器奏者でいらっしゃる真貝裕司先生です。

持ち方すら知らない私・・・。しかも、右手・左手両方にカスタネットを持って演奏するなんて・・・。
本当にできるのだろうか・・・?
結果、全然できません(T_T)
参加されていた皆さんはもう何度もカスタネットを手にしたことがあるようで、
リズミカルにカチャカチャと音を出していらしゃいました。

特に難しいのは、「カレティアタン」という奏法で、要はフラメンコでよく耳にする「タラララ、タラララ」と指を細かく動かして流れるように音を出すやりかた。
指は動いているつもりでもうまくカスタネットにあたっていなくて音が出なかったり、
とても難しいのです。

それよりなにより、左手で基本のリズムをとりながら、右手で装飾的な音を出す、
という左右別のタイミングで叩く、というのがこんなに難しいとは思いませんでした。
気がつくと左右同時に叩いている・・・。
こんなにリズム感がなかったのかな・・・と自己嫌悪に陥るわたし・・・。
なによりわたし以外の人が全員ちゃんとできているように感じる焦り・・・。
ある意味とても貴重な経験をしたような気がします・・・(涙)

しかし、転んでもただでは起きないワタクシ。
帰宅して、レジメをみながらもう一度ゆっくりしたリズムで復習してみました。
ん?できるかも??
ゆっくりから始めてだんだん早くしてゆけばなんとなくできそうな気がしてきた!!!

新しいことを始めるのは大変なこともあるけど、とても楽しい。
橋○さん、真貝先生、どうもありがとうございました。

今日の午前中は

2005-03-04 | Weblog
こんな具合に雪が降っていました。
でも、午後には止んで薄日も差していました。

東京(都心部)は雪に弱いといいますが、
電車も大幅に遅れていました。
車のスリップ事故も多かったようです。

桃の節句

2005-03-01 | お花
お世話になった先生に桃の節句をイメージしたアレンジを作って差し上げました。

使用した花材:ガーベラ、スイートピー、ニゲラ、レザーファン、桃