練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

オオデマリ

2007-04-30 | お花
でしょうか?
つぼみのときは綺麗な黄緑で、
花が咲くとこんなすがすがしい白。
この木のまわりがとてもさわやかに感じられます。

素敵な校舎

2007-04-29 | Weblog
ちょっと用事で都心の大学へ・・・。
歴史ある校舎、緑あふれるキャンパスはとっても素敵。
でも、広すぎて目的地になかなかたどり着けず・・・トホホ・・・

『チョコレートコスモス』 恩田陸

2007-04-28 | 読書
映画も見るし、音楽はあらゆるジャンルを聴くし、ドラマも最近は観る暇ないけど好きな私だけれど、お芝居だけはあまりなじみがないし、あまり観にいく機会もない。
ずうっと昔の学生時代、音楽好きの友達が言っていた言葉、
「音楽をやってる人はなんとなく理解できるんだけど、
 演劇をやっている人ってちょっと何を考えているのか分からない・・・」
この言葉はまぁ、かなり偏見が含まれているかな、とは思うけれど、
確かに私は演劇の魅力をあまり理解していない。

この『チョコレートコスモス』はバリバリ演劇のお話だ。
以前もお芝居にはまる人たちの小説を読んだことがあるのだけれど、
自分があまり知らない分野のこと、ということもあって、
いまいち最後まで読んでものりきれなかった過去があるので、
「あ~、これはどうかな・・・」と若干の不安を感じつつも読み進んだのだが、
結論から言うと、すごくよかった!!
ぐいぐいストーリーに引き込まれて、最後はちょっと鳥肌が立っていたような・・・。

劇中劇の場面の迫力はこちらに緊迫感まで伝わってくるようだったが、
何より、演劇初心者の私にとっては、
この話一冊読むことによって舞台の面白さがどこにあるのか、
それを分からせてもらった!という気持ちが一番大きい。
テレビドラマを生で演じる、くらいにしか演劇のことを思っていなかった私・・・。お恥ずかしいです。
こんなに奥が深いのか・・・。

真っ白い

2007-04-27 | お花
水仙。
すごく綺麗。
なんだかスイスあたりの山の中にいるような雰囲気(←意味不明ですが・・・

『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん

2007-04-24 | 読書
三浦しをんさんの本を始めて読んだとき(『むかしのはなし』)、
この人、男かなぁ?女かなぁ?と思ったものだった。
しをんさんは女だって今ではちゃんと知っているけど、
この『まほろ駅前多田便利軒』を読んで、またまた、
「まるで男が書いているような話だなぁ」と思ってしまった。
主人公は男だし、そのハードボイルドな雰囲気といい、なんとも男らしい話なのだ。
しをんさんがBL好きだということももう知っているので、
きっと、こんな男がいたらいいなぁ・・・、こんな男と男の関係があったらいいなぁ・・・と思いながら書いているんだろうなぁ、と思う。

まほろ駅前に幼いころから暮らし、便利屋家業を営む多田。
そこにころがりこんできた昔の同級生行天。
二人ともいろんな過去があって、それはかなりふか~い傷となって心に巣くっている。
いろんな依頼がやってきて、かなりやばいことにも巻き込まれてゆくふたり・・・。

多田も行天もどちらかというと変わり者なんだけど、かなりいい男なのだ。
とくに私は行天に感情移入してしまった。
行天に惚れた???いや、違う。
私は行天のように生きたいんだ。
誰ともなじまず、孤高、という感じの行天。
自分がどう他人から思われていようとまるで気にしない。
かなり危なっかしいところもあるけれど、飄々としてその存在は風のようにその辺に漂っているかのよう。
私は行天のように生きて、多田のような人に面倒見てもらいたいのかもしれない。
そんなことを考えながら読んでいた。

この作品で直木賞を受賞したしをんさん。
しをん作品って、万人受けするものなのだろうか???とちょっと心配だったけれど、これはまぁ、誰が読んでも面白いかな?
しをんさん独特の危ない雰囲気がぎりぎりのところで押さえ込まれている・・・ような気がする。

ところで、読んでいると分かるのだが、まほろ駅っていうのが実在の○田駅をモデルにしているようだ。
その駅周辺っていうのは今日本で歌舞伎町よりもどこよりも、一番怖いところらしいと聞いたことがある。
我が家からもそんなに遠くないので、娘が「遊びに行きたい!」とか小学生のころ言っていたのだが、この話読んで、すべて真実とは言わないまでも、かなり事実に近い描写なんだろうなぁ、おお~、こわ~、絶対に子供だけで遊びになんか行っちゃダメ!とか思ってしまった。
子供がヤクの運び屋をやらされる、というストーリーもあったが、そういえば○○デパートの裏あたり、あやしい黒人さんたちがたむろしていたし、あながち作り話でもないかもしれない。

『I LOVE モーツァルト』 石田衣良+「熱狂の日」音楽祭

2007-04-23 | 読書
ここのところGWは東京国際フォーラム付近でカジュアルなクラシックのコンサートが開かれるのが恒例のようです。
おととしはベートーヴェン、去年はモーツァルト、今年は民族のハーモニーをテーマにして朝から晩まであちらこちらでクラシックの生の演奏を聴くことができる「熱狂の日(ラ・フォル・ジュネ)」音楽祭。
去年のモーツァルト音楽祭に合わせて石田さんが書いたモーツァルト読本です。

この方は作品の中にもよくクラシック音楽が登場してくるし、
相当なクラシックファンなんだろうなぁ、と思っていましたが・・・
やっぱりそうでした。
すごく詳しくて、ヲタクに近いくらい???

でも、仕事は仕事だけど、自分の好きなもののことについて好きなように記録を残せて、それを本にして出版できるなんて、うらやましいです。

私はもともと伝記のようなある人の一生を書いた本とか、映像とかが大好きなので(だから大河ドラマが大好き)、石田さんのモーツァルト伝もすごく楽しく読ませてもらいました。

ただ・・・男の人ってみんなそうなのかなぁとか思っちゃいましたけど、
「くどきのテクニックにクラシックを使おう」とか銘打って、
デートのあの場面ではこの曲を、こんなシーンではあの曲をとかアドヴァイスして、
「みんなチャレンジしてみよう!」なんて書いてらっしゃいますけど、
それってかなりこなれていないとなんだかわざとらしい感がかなり漂うような気がするんですよね~。
口説きたい女の子をドライブに誘って、自慢の手作り編集テープをかけて、グウ~~~ッとムードが高まる曲が夜景ポイントで流れるように計算していったら、渋滞でムード音楽地点がずれちゃった、なんていう昔の笑い話を思い出しちゃいました
まぁ、モーツァルト自身はそんな風に自分の音楽が使われたらむしろ喜ぶかもしれないですけどね



レッスン記録(4/21の分)

2007-04-22 | ピアノ・音楽
最近いっつも「一ヶ月ぶりのレッスン」とかいうことになってしまう・・・。
今回も久々に行ったら、なんだかつもる話ばかりしてしまった。
で、あんまりピアノは弾けませんでした

『テクニック』
速く弾くより、ゆっくり弾くほうが、テンポを安定させるのが難しい。

『30番練習曲 14番』 ツェルニー
やはり力が入っている。弾けてはいるけれど、力を抜いて64分音符を弾く練習なので、そのまま弾いていては練習の意味がない。
音8個分をひとまとまりと考えて、最初の1音を弾くために指を鍵盤に落としたら、残りはどちらかというと力の方向は上に上げ気味で、指先にだけ神経を集中させて、点のイメージでひく・・・・
と書いていてもよく分からないけど、弾こうとすると、もっと分からない

『亜麻色の髪の乙女』 ドビュッシー
弾こうとしたら次の時間の生徒(と言ってもオジサンなのだ)がやってきて、
「ちょうどいいので、演奏して聴かせてあげるつもりで弾いてください」と先生に声をかけられたとたん、がちがちに緊張してきてしまった。
結果は・・・ボロボロ・・・
曲全体的にP(ピアノ)で弾く曲なのだが、緊張していると、弱くひくことがいかに難しいか・・・。
ペダルとあわせるとなおさら。音がかすれてしまったり(ちゃんと打鍵できていない)、弱く弾きたいのに逆に大きな音が出てしまったり(指の力のコントロールができていない)・・・。
問題が明らかになっただけよし、としようか。
それにしても、発表会で大曲を弾いている子供たち、やっぱすごいわ
大人になると、いろいろ考えてしまうから、余計に緊張したり意識したりして、人前で演奏するっていうことが本当に難しい、って実感する。

「異邦人たちのパリ ポンピドー・センター所蔵作品展」

2007-04-19 | アート
国立新美術館は常設展を持たない美術館だというのが売りのようです。
大きなギャラリーは二つあり、私は今回、そのうちの2階の展示、
「異邦人たちのパリ ポンピドー・センター所蔵作品展」を観てきました。

モダンアート中心の展示で、絵画あり、写真あり、立体作品あり、映像あり・・・。
作家も、フジタ、マン・レイ、モディリアニ、シャガール、カンディンスキーなどなど・・・。メジャーどころがたくさん!

ゆっくり絵画を楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいましたが、
わたしは「あっ!こんなのもある!あんなのもある!」
と、わりとテンション高く、さまざまな作品をいっぺんに鑑賞できてお得だった!という感想です。

パリに住み着いた異邦人たちの作品、ということですが、
色彩的に訴えかけるものがある作品が多かったように思います。